発酵食品の歴史

5件の記録
ロマン派ホームズ@viola-type142026年9月20日読み始めた日本人なら誰しも思った事があるだろう、納豆を最初に食した人の度胸。 さて、本書では人類初の発酵食品として飲料を挙げている。 果樹園で放ったらかしにされた果物が腐る(発酵)。好奇心から?それを食したどこかの誰か。 美味しさに気付き、やがて果物の中で葡萄が一番美味しい事を突き止める。 一方、意外にも穀物の発酵飲料の歴史は古く、8千年前にはエジプトでビールが醸造されていた様だ。しかもパン(酵母菌で膨らます)よりも先に。 神々の飲料として、また政治経済/交易の要として確立されていったお酒。 人々はどの様にして酵母菌を上手く利用し、食品の発展に寄与してきたのか。 偶然と好奇心から産み出された奇跡の産物。 まさにドラマ!
積読本を減らしたい@tsundoku-herasu2026年8月5日かつて読んだ「世界で初めて発酵を管理したのは古代エジプト人だった。人口が増加するなか、住民に食べ物を供給するという大きな目的のためだ。古代エジプト人は小麦を改良して簡単にもみ殻をむける品種をつくり出した。その小麦粉ならばパン種を加えてこねるときにパン生地がまとまりやすかった」
じゃっきー(J@ckey)@jackey_beer2026年6月28日読み終わった借りてきた結論を言うと、かなり偏った内容。著者は初めと最後で発酵食品を市民の手に戻す必要性を説き、間の各章で発酵食品の歴史を解説していたが、その解説の中では度々歴史上の微生物に対する恐怖→衛生的な食品製造の発明→大手メーカーによる商業主義、の流れを主張していた。確かにそういうふうに見て取れるが、元々微生物学的な部分が未発達だった過去では相当な健康被害が起き、犠牲者も多かったはず。その上できちんとした環境と製法でやっていった結果である、ということは明記されているのに、最終的にこの脈絡を無に帰すほどに発酵食品に対して崇拝的なまでの礼賛で締め括られる。理由のひとつが健康となっていたが、健康被害をおこしてきた過去に目を瞑ってこの主張を展開するのには誠意があまり無いと思った。 個人的にも発酵食品を個々人で作っていく事に賛成であるが、犠牲の上にある今の状況を変えるほどの主張なら、ただ発酵食品を作ろうと言うのではなく、ちゃんと安全性にも気をつける事に触れないのは不誠実だと思う。 というモヤモヤで読み通したけど、発酵食品の歴史をきちんと知りたい人には向きません。各章もセオリー的な話が展開されておらず、ストーリー風になっていて、脚色が多いように思います。