もうひとつのアンネの日記

もうひとつのアンネの日記
もうひとつのアンネの日記
アリソン・レスリー・ゴールド
講談社
1998年7月1日
1件の記録
  • ・アンネフランクの日記は、隠れ家生活が誰かの密告によって終わる数日前を最後に終わっている。アンネの幼馴染であるハンナの取材をもとに書かれたこの本を読んで、日記の後のアンネに触れることができた。2人は直接顔を合わせることはできなかったけど、ベルゲン=ベルゼンで、有刺鉄線とわらでできたフェンス越しに再開している。そこで突然姿を消した2年間のこと、逮捕された後のことが明かされていた。アンネは隠れ家生活の中で、最後にハンナと会えなかったことを後悔する場面が数多く出てくる。1番は隠れ家生活が終戦まで続いてほしかったけど、ハンナと話すことができたのは良かったと思った。 ・その有刺鉄線越しにアンネと話をするのは危険な行為だったみたいだ。それでも運良く監視の目を逃れ、時には衣類や食料を投げ渡すこともあった。3回くらい会話できたのだろうか。その後、ハンナがまたアンネと話そうとするも、近くにいた人に「もう向こうには誰もいないよ」と言われ、耳を澄ますと人の気配はなく、悪臭が立ち込めるだけだったようだ。それからまもなく終戦を迎える。 ・ハンナは、妹のガビと2人だけ生き残り、祖母、父、母は亡くなった。母は出産で亡くなっているけれど、劣悪な環境を生き延びるだけで必死な中、収容所でさらに家族をたった17歳で亡くして、どれだけ辛かったろうかと思う。
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