小説の諸相

8件の記録
- すみれこう@sumirekoh2025年6月16日読み終わった読書メモ8.パターンとリズム、9.結び 「すなわち、ひろがりという美です。小説家がめざさなくてはならないのは小説のひろがりであり、断じて小説の完成ではありません。完成ではなく解放です。交響曲の演奏が終わると、われわれは、それを構成している音や旋律が解放されるのを感じます。そしてそれらの音や旋律が、交響曲全体のリズムの中でそれぞれの自由を楽しんでいるように感じます。小説もそんなふうになれないものでしょうか」(p.274)
- すみれこう@sumirekoh2025年6月15日読んでる読書メモ6.幻想、7.予言(p.239)まで 「予言者は思索はしないのです。予言者は歌うのです」 予言的小説の歌声を聴くためには、読者は謙虚に、そしてユーモアのセンスをいったん忘れなくてはならない… ↑今ちょうどドストエフスキーを読んでるので頭の隅に置いておきたい