ことばとかたち

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octo@mothmanoir2026年7月3日読み終わったキリスト教美術に関する図像学の入門書。タイトルにある通り、キリスト教の「ことば」がいかに「かたち」に置き換えられてきたかを丁寧に辿っている本書。議論の射程はその「かたち」が自立して発展していく様、その豊穣さやダイナミズムにまで至る。キリスト教の「ことば」と「かたち」を往還して展開される著者の議論は大変スリリングで読んでいて退屈を覚えるところがない。 聖母マリアの表象や、中世における水面の「かたち」の描かれ方、果ては近代美術史の流れまでフォローしていて、まさに初学者必携の一冊。 汎く西洋美術を学びたいと思っている人間にとっての必読書としか言いようがないほどタメになる内容の本書だが、初学者が手に取るためにはあまりに価格が高すぎるところが唯一の難点か。