日本人のためのイスラム原論

日本人のためのイスラム原論
日本人のためのイスラム原論
小室直樹
集英社インターナショナル
2002年3月26日
1件の記録
  • Ken
    @Ken
    2026年7月5日
    イスラム教では、宗教とは法である。 ては、法とは何か。 法とは契約である。神との契約は宗教の戒律であり、社会の規範であり、国の法律である。この四つがまったく一致するのが宗教の理想であり、イスラム教はまさにそのとおりである。 イスラムの信者にとって、法を守ることは、そのまま神を信じることにつながる。 しかるに、キリスト教には法もなければ、規範もまた存在しない。このような宗教において、信者が神を信じるには、絶大な努力を要する。 イスラム教は、キリスト教と違って、原罪論およびイエスの贖罪による人間の救済、三位一体説、予定説、神の母マリアなどの奇態きわまりない教説をもたない。 イスラムでは教えのエッセンスが「法を守れ」に縮約され、理解を絶するような教義は、一つもない。誰にでも至極わかりやすい。イスラム教が沖天の勢いで広まっていったのは、まさに当然過ぎるほど当然のことだった。
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