Death on the Cherwell

Death on the Cherwell
Death on the Cherwell
Mavis Doriel Hay
Unknown
2014年1月1日
1件の記録
  • キイチ
    キイチ
    @Mt_1924
    2026年7月29日
    6/29-7/29 お世話になっているオックスフォード大の博士からの頂き物。1930s、St Hilda's College をモデルとした架空の女子コレッジ Persephone College の学生たちを主人公としたミステリー。 調べ物とは少し年代がずれるとはいえ、1930sのオックスフォード大生たちがオックスフォードで繰り広げるストーリーは参考になるものがあるだろうし、面白かろうということで選んでいただいた大切な1冊。 知っている場所、馴染みの通り、自分もパンティングを楽しんだまさにその場所などが沢山出てきてとても愉しい。 オックスフォード大用語も多く、今ただ語彙が乏しくて理解できなかったと思っている単語のいくつかもこの手の特殊用語のような……。 1910-20s あたりの文章はちょくちょく読んでいるので、執筆年代的なギャップはあまり無かろうと思ったらとても難しく……ミステリーを英語で読んだことがないのもあって語彙が乏しいのに加え、知らない慣用句、何人かの登場人物たちの口語をそのまま反映した台詞、文化理解の不十分さなどなど……ストーリーを追いたくて翻訳アプリを使いまくってしまったので、再読時は辞書を引いたり調べたりしつつ読みたいところ。 それでも文化的な部分や、当時当たり前に共有されていたもの(あるいは読者が知っていると想定されていたであろうもの)へのギャップは調べないとピンと来ない。。 たとえば、著者が女性であるが故に学位は得られなかった女子コレッジの卒業生ということもあってか、この点については強気でモダンに感じる姿勢がはっきりしているのに、東欧のステレオタイプに対する偏見はどぎつかったり。 inquest(死因審問)なんかはそもそもシステムを知らなかったので、検死終わったのに inquest に証人を呼んで何をするんだ…犯人はまだ不明だから裁判はできないのに…と思いながら読み進めていたら、証言を集めて死因を可能な限り突き詰めようとする裁判のようなものが始まってやっと理解するなど。 気楽に読める読み物と仰られたし、確かに娯楽小説だけど、これは勉強になるな〜! ビターな結末と読後感で、金田一シリーズで近いものをよく味わっている気がする。 学生たちの動きが良くも悪くも青いこともあって、ブライドン警部が登場してからぐっと読みやすくなった気がする。彼のような人がこの件に携わったのは、不幸中の幸いだろうね。
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