戦後美術盛衰史

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octo@mothmanoir2026年8月1日読み終わった千葉成夫『現代美術逸脱史』、椹木野衣『日本・現代・美術』とともに日本の現代美術の(数少ない)通史として言及されることが多い本書。 著者の敗戦の際の感慨に関する記述から始まる本書は、著者がアートシーンに対して積極的に関わったきた軌跡をその内容に留めていてる。その意味で教科書的な記述は期待できない。しかしリアルタイムで「具体」や「もの派」、「ネオ・ダダ」の熱狂を経験した著者の文章は一読の価値あり。 作品だけでなく、展覧会の運営状況、画商やギャラリーの実態が記述されており、シーン全体に目配せした内容が貴重だ。