痔だと思ったら大腸がんステージ4でした 標準治療を旅と漫画で乗り越えてなんとか経過観察になるまで (コミックエッセイ)

痔だと思ったら大腸がんステージ4でした 標準治療を旅と漫画で乗り越えてなんとか経過観察になるまで (コミックエッセイ)
痔だと思ったら大腸がんステージ4でした 標準治療を旅と漫画で乗り越えてなんとか経過観察になるまで (コミックエッセイ)
くぐり
KADOKAWA
2024年1月31日
1件の記録
  • 著名人のがん公表や訃報が続いたこともあり、手に取った一冊。 がんは多くの場合、突然すべてが終わる病気ではなく、年単位で付き合っていく病気でもある。もちろん、告知を受けたときの絶望は計り知れない。それでも、この本を通して印象に残ったのは、「がんを受け入れ、ともに生きる」という覚悟だった。 作者は気持ちの整理がついたあと、自ら医師に余命を尋ね、2年という現実を受け止める。そのうえで家族とお遍路巡りに出かける。身体への負担は決して小さくないが、その時間を家族が支え合いながら過ごす姿からは、「生きる」とは時間の長さだけではなく、その時間を誰とどう過ごすかでもあるのだと感じた。 作者はステージ4のがんから奇跡的に回復し、経過観察に至っている。だからこそ、この本は単なる闘病記ではなく、実際にその時間を生き抜いた人の記録として重みがある。自分もその日々を追体験しているような感覚で読み進めた。
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