コンサイス20世紀思想事典 第2版

コンサイス20世紀思想事典 第2版
コンサイス20世紀思想事典 第2版
木田元
三省堂
1997年10月1日
2件の記録
  • 匙
    @sajisann
    2025年4月13日
    辞典買って本当によかった。気になった時に語について読めるし、何気なく目に留まったページ読んでも楽しい。 “ハイデガーが日常生活における「おぼろげな」存在理解としてとらえたもの、つまり、「あらゆる探求は探求されているものからの先行的指示を受けている」事態をガダマーはさらに展開させ、歴史に向かうわれわれは歴史に内属していること、ある歴史的対象に向けて発する問いは現代と過去の媒介を行なっているのであり、それゆえいかなる理解行為も先行的な理解に導かれていることを明らかにした。この先行的理解を彼は〈先入見〉と呼ぶ。その意味では精神科学の理解は現在の問題に過去のテクストをわれわれは適用しているわけである。つまり、そのつどの現在の生の形成と実践に参画していることをガダマーは強調する。これはまた同時に、ディルタイにあるような教養主義的な〈芸術享受〉の克服をも内包している。芸術はただ楽しむものではなくなり、その世界と存在の解釈によってわれわれをいわば襲うものとなる。” (解釈学の項より)
  • 匙
    @sajisann
    2025年4月4日
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