僕と先輩のマジカル・ライフ

1件の記録
サブレとポッポの往復書簡@snowflake2026年8月5日読み終わった読書日記@ 自宅これは久しぶりの一気読みでした。面白い! 快人と春奈は幼馴染。二人の物事への考え方や捉え方、判断の基準は正反対。だけど、二人は仲良く同じく学び、そして同じ大学に進学します。そこで出会う今川寮の先輩たち、そして謎に包まれたサークル、あやかし研究会の長曽我部先輩との出会いをきっかけに、二人の回りでは科学や理屈では説明出来ないような不思議な出来事が巻き起こります。 現実主義で生真面目で融通の効かない、言い換えれば不器用な快人が、楽観的でマイペースな春奈や個性の塊みたいな寮の先輩方、そして何から何まで謎だらけの長曽我部先輩たちのペースに何だかんだで絡め取られてしまう辺り(だからこそ不器用って感じるのかも)、読んでいてそのやり取りが愉しくてほほえましかったです。 ミステリーのトリックは、作者のはやみねかおるさんが学校の先生だったからなのかもしれないけど、ちょっと知識寄りに難しめなものが多かった印象です。たとえば野生の猪の習性とか、車を運転している時に運転手が陥りやすい傾向など、あと、酒税法の知識もたまたま昔勉強したから知っていたけれど、これはなかなかアカデミックな仕掛けや伏線だなぁ、って。 最後、続編を匂わせるような作者のあとがきもあって、実際、長曽我部先輩がどんな人なのかは相変わらず最後まで謎に包まれたままなので、もしシリーズの続編があれば読んでみたいなって思いました。