孤独の研究

3件の記録
句読点@books_qutoten2026年8月10日読み終わった古本買取でたまたまやってきてパラっと見たら、パスカル『パンセ』、グレン・グールド、ニーチェ、ショーペンハウアー、ピュリツァー、アミエルの日記、モンテーニュ、ソロー、プルースト、と興味ありすぎる人たちについて紹介しながら「孤独」について書いている本だとわかり、一気に読了。学生時代に出会いたかった一冊。 ニーチェの『ツァラトゥストラ』は「いかにすれば人間は創造的でありうるかということを述べた散文詩のようなもの」とズバッと紹介していて、そうか!と納得した。 グレングールドは名前は知っていたけど、エピソードとか、考えていたこと、そしてなにより木原さんがグールドのことが本当に好きで、いくら書いても書き足りないというくらいに魅力的に書いていて、気になりすぎてYouTubeで聴きながら読んだら本当に凄すぎて、クラシック音楽に今まであまり関心なかったけど、これを機にハマるかも、と思えた。メルカリですぐにグールドのCDを2枚買ってしまった。 『アミエルの日記』は全く知らなかったけど、気になりすぎて探してみたい。今は絶版で古本でも結構高い。どこかの古本屋で埃かぶってるやつを激安でゲットできたらいいな。 そしてモンテーニュの『エセー』はやはり買って手元に置いてすこしずつ読んでみたい。プルーストの『失われた時を求めて』も全巻セットで手元におきたい。 この本で紹介されている人たちはだいたい親の莫大な遺産を相続してそれで好きなように孤独な生活を謳歌できた人たちであるが、参考にできることは多々ある。ピュリツァーやハワードのような強迫観念に縛られて孤独に閉じこもるようなあり方に陥らないようにだけは注意したい。(この二人の例を入れて孤独讃歌になりすぎないようにバランスとっているところもこの本のよかったところ。ピュリツァーとハワード特殊すぎるだろ!と思ったけど、独裁的な人、トランプとかプーチンとかも基本的に人を信用していないんだろうな、と想像できた。我が国の恥ずかしすぎるあの女首相も。) この本の一番最後、著者がこの本を書くことになった経緯について書いていて、奥さんが数年前に癌で亡くなっていたとのこと。なるほど、そうだったのか、と納得。自分自身のために書いていた側面もあったのだろう。 プルーストを紹介するところの文、「失われた時間はけっして消え去ったわけではないこと、それは記憶のなかに当時そのままに保存されていること、そして失われたと思っていた時間を取りもどすことによって「なんとも言えぬ快感」が与えられることをプルーストは発見した。」p.189 「失われた時を取りもどすことによって、人間は「時間のそと」に出ることができるのである。この見出された不滅の時間のなかでは、孤独に苦しむことはないのだ。」p.190 などはまさしく自分自身に向けて書いたと思う。 たまにこういう本が古本買取でやってくるから古本屋は楽しい。 著者のことについて調べていたら、もう一冊読みかけている『天才の勉強術』(新潮選書)の著者でもあって、そちらも読み進めたくなった。









