

句読点
@books_qutoten
島根県出雲市の本屋句読点です。
- 2025年7月5日アトウッド『侍女の物語』『誓願』6月鴻巣友季子読み終わったトランプ政権や参政党のことを重ね合わせながら読んだ。ユートピアとディストピアは対極なのでなく、むしろかなり近いものだという指摘になるほどと思った。独裁国家も、最初は甘い言葉、美辞麗句で飾り立てて、気づいたら手遅れ、という手口をいつも使う。リテラシーが欺瞞を見抜く。本を読もうと思った。
- 2025年7月3日検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?小野寺拓也,田野大輔読み終わった最近の参政党の動きが不気味すぎて読んだ。 「参政党は「良いこと」も言っているのか?」を考えるために。 薄々わかってたけど、驚くほどナチスとの共通点があって、ますます危機感を持った。(伝統的家族観、健康政策、民族共同体の創出、女性蔑視、外国人差別、排外主義、などなど) ナチスに限らず、「大日本帝国は「良いこと」もしたのか?」など、いろいろ応用の効く考え方をしることができる。一面的に切り取って、「良いこと」のように見えることも、全体の目的や結果、その後の歴史学の評価なども知らなければ、本当に「良い」ことかどうかは安易に判断できないし、ほとんどの場合、「良くなかった」と判断できると思う。
- 2025年6月30日太陽の子灰谷健次郎読み終わった@ 句読点店でやってる読書会で読んだ。 6月だから沖縄の本がいいと思い選ぶ。タイトルは有名で知っていたけどそれまで読んだことがなかった。読んで、本当に心が揺さぶられた。 まずなんといっても登場人物たちが全員魅力的。さまざまな痛みや悲しみを抱えながらも、だからこそ人の痛みもよくわかる人たちだからとても優しい。戦争が何をもたらすか、歴史の教科書で知識だけ学ぶのでは得られない、生々しい感情、人ごとではなく自分の心が痛む思いを、こうした文学は伝えてくれる。「肝苦さ」(ちむぐりさ)の感覚を読むものにももたらす。文学、人の語りの力。戦後80年の今読めてよかった。沖縄にも行ってみたい。
- 2025年6月28日影との戦いルース・ロビンス,アーシュラ・K.ル=グウィン,アーシュラ・K.ル=グウィン,Ursula K.Le Guin,清水真砂子読んでるずっと読みたかったゲド戦記をようやく読み始めた。久しぶりにこういうファンタジー冒険もの読んでるからワクワクする。長い長い物語だから、当分終わらない楽しみができた。
- 2025年6月28日
- 2025年6月28日
読み込み中...