火山 旅への試み 大江健三郎デビュー前小説集
7件の記録
プールに降る雨@amewayamanai2026年8月31日読み終わった東大生時代に発表はされたものの単行本未収録の二篇と、下宿先で生原稿のまま保管されていて昨年発見されたという二篇を収録。て、そんなことあるんだ。 『死者の奢り』や『飼育』の直前、二十歳か二十一歳頃の作品で陰惨でじめっとした雰囲気やその後の作品で見られるモチーフも登場してすでに大江健三郎すぎる。 巻末の著者の年譜、ふだんはあまり読まないけどこれは全部読んでしまった。 「暗い部屋からの旅行」と「火山」がよかった。

1129_ymoi@1129_ymoi2026年8月22日読み終わった「黒いトラック」 本書では随所に当時の学生運動への苦い気持ちが出ていると思うけれど、この作品が一番痛烈に感じた。 その大江が人生の大半を様々な市民活動に身を投じたと思うと、人としての強さを感じる。 むやみに何かに盲信するというスタンスではなかったのだと思う。 巻末の解説も読み応えがあるけれども、それ以上に年譜の情報量が素晴らしい。ル・クレジオとの対談は知っていたけれど、オルハン・パムクとも対談していたとは。
1129_ymoi@1129_ymoi2026年8月21日読んでる「群像」掲載分をもう一度読むか悩みつつ、「火山」を読んだ。 ヘンテコな話なのに主題がはっきりしていて、面白く読めるのが良い。 まだ大江が健在で、『大江健三郎自選短篇』とか『全小説』のような書き直しが行われたら、どうなっただろうと思ったり。
