ブルース・チャトウィン

ブルース・チャトウィン
ブルース・チャトウィン
ニコラス・シェイクスピア
池央耿
KADOKAWA
2020年8月28日
2件の記録
  • 就寝前の読書時間に少しずつ読んでいた、888ページの鈍器本。早逝によって半ば伝説と化している紀行作家チャトウィンの生涯が、膨大な量の証言と資料を基に、克明に綴られている。美化もせず、貶めもせず、徹底して客観的な視点でチャトウィンの実像を詳らかにしていく、その一切の妥協のなさは、チャトウィン本人が少々気の毒に思えるほどだ。僕が死んだ後、伝記だけは勘弁してほしいと思った(苦笑)。 とはいえ、この伝記を読んだ後に、あらためて『パタゴニア』や『ソングライン』を読むと、また違った発見や面白さを感じられそうな気がする。
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