

Takaki Yamamoto
@yama_taka
著述家・編集者・写真家の山本高樹です。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』で第6回「斎藤茂太賞」受賞。『雪豹の大地 スピティ、冬に生きる』で第15回「梅棹忠夫・山と探検文学賞」最終選考作品選出。東京・西荻窪在住。
- 2026年2月18日
チュコトカ 始まりの旅後藤悠樹読み終わった写真家の星野道夫さんが、カムチャッカでヒグマに襲われて亡くなる少し前に取材していたチュコト半島を、いくつかの偶然に導かれて訪れた写真家の旅行記・写真集。荒野に転がる巨大な鯨の骨の写真に惹かれる。空の澄み渡り方やツンドラの植生は、アラスカとよく似ている気がする。今や外国人が旅することはほぼ不可能になってしまった土地での、貴重な記録。 - 2026年2月16日
リチャード・ブローティガン藤本和子読み始めた - 2026年2月16日
アメリカの鱒釣りリチャード・ブローティガン読み終わった作家や作品についてほぼ何の予備知識もなく、題名から「ヘミングウェイの短編みたいな釣魚ものの小説かエッセイかな」と思いながら読み始めたら、良い意味で裏切られた。風変わりな比喩に彩られた、妄想の域にまで達している言葉の奔流の中に、歪で物悲しい当時のアメリカのリアルが漂っている。藤本和子さんの訳とあとがきも素晴らしい。他の誰にも書けない、稀有な一冊。 - 2026年2月15日
- 2026年2月7日
アメリカの鱒釣りリチャード・ブローティガン読み始めた - 2026年2月4日
四維街一号に暮らす五人三浦裕子,楊双子読み終わった台中の街に残る日式建築をリノベした女性向けシェアハウスで暮らす、出自も性格もまったく違う四人の下宿人と大家。古い建物ゆえに、どこで誰が何をしてるか筒抜けのプライバシー皆無の家の中で、それぞれに葛藤や孤独を抱えた下宿人たちが、互いの心を少しずつ解きほぐし、通わせていくさまが描かれる。 四維街一号と大家にまつわる謎がすべて解き明かされる最終章の「舞台裏」は、この章だけで単一の作品としても成立しそうな、まさに著者入魂の文章で、すっかり惹き込まれた。 そして、前作『台湾漫遊鉄道のふたり』と同じく、出てくる台湾の料理がどれも本当においしそうで、読んでいてやっぱりおなかが空く(笑)。 - 2026年2月1日
- 2026年1月21日
四維街一号に暮らす五人三浦裕子,楊双子読み始めた - 2026年1月18日
白鯨 下メルヴィル,八木敏雄読み終わった巨大な白鯨モービィ・ディックと隻脚のエイハブ船長の物語のあらましは、あまりにも有名なので子供の頃から知ってはいたが、原作自体を通読したことはなかった。しかし、まさかこれほどの「怪作」だとは、想像もしてなかった。 不安定にうつろう語り手、ツギハギのプロット、寓意に満ちた大仰な台詞、そして必要以上にテンコ盛りの鯨と捕鯨にまつわる(いささか上から目線の)うんちく。捕鯨船での自身の経験と寄せ集めた知識をありったけの情熱とともにぶち込んだ、メルヴィルの乾坤一擲の力作だったとは思うのだが、とにかく長いし、正直、途中から「何なんだこいつ……」と呆れながら読んでいた(苦笑)。 とはいえ、最終盤のピークオッド号とモービィ・ディックの激闘の描写は凄まじかったし、色んな意味で忘れられない読書体験にはなった。人生で一度くらいは、挑んでみてもいいかもしれない作品。 - 2026年1月15日
- 2026年1月7日
白鯨 下メルヴィル,八木敏雄読み始めた - 2026年1月7日
- 2026年1月3日
台北人山口守,白先勇読み終わった1949年、国共内戦で敗れて台湾に逃れた、国民党と200万人以上の外省人たち。軍の元高官や老兵、ダンサー、酒場女、兵士の寡婦など、故郷と過去の幸福を喪った人々の生き様を描いた、14の短編が収録されている。個人的には、二人の老いた大学教授が、青春時代に明け暮れた北京での学生運動と、その後のそれぞれの人生の悲哀を語り合う『冬の夜』が、とりわけ心に残った。 - 2025年12月15日
- 2025年12月6日
台北人山口守,白先勇読み始めた - 2025年12月1日
- 2025年11月15日
- 2025年11月1日
- 2025年11月1日
白鯨 中メルヴィル,八木敏雄読み始めた - 2025年10月30日
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