勤王芸者 (復刻版)

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ろ@roku18182026年8月19日読み終わったかつて読んだかつて勤王芸者だった晩年の中西君尾の聞き書き+おそらく小説として脚色ありの本。明治43年出版。 高杉晋作や井上馨、久坂玄瑞、桂小五郎、島田左近、近藤勇など錚々たる人物らとのやりとりが見られる……が一流芸者が顧客の話をここまでするだろうか?と疑問に思うのは野暮だろうか。小説として楽しむ方が健全だろう。芸者から見た京都の事件のお話としては純粋に面白い。 おそらく無名の新選組隊士を「犬と猿なる新撰組の者」というくらいバリバリ敵視しているのに、口説いてきた近藤を「男らしい」「情夫に持つなら斯様な清い心の人」と評しているのも興味深い。劇場内で起きた新選組隊士と客の喧嘩を「伊勢の浪人藤堂平助」と名乗っておさめた藤堂を今牛若とも評している(このエピソードは「南座の喧嘩」として別の本にも記載がある。こちらは名乗っていない)。