反悲劇 (新潮文庫 草 113-8)

3件の記録
- 蛸足配線@nekoai302026年9月8日読んでる『白い髪の童女』を読み終えた。オルガスムと死は近しい場所にある。老いて次第に幼さへと回帰するように、肉体の絶頂が決壊を引き起こす。ギリシア神話がモチーフではあるが、これは夢幻能だろう。

- 蛸足配線@nekoai302026年8月30日読んでる『酔郷にて』を読み終えた。Lにまつわる言及が終始繰り返されるが、最後まで彼女の居所はわからないままだ。酔いのもたらす幻のように近づいては遠ざかるLは、肉体の枠を超えたイメージとして存在している。あるいは不在である。Mと過ごす時間のふとした隙間にもLのイメージはちらつく。LとMとが不意にオーバーラップする。

- 蛸足配線@nekoai302026年8月14日読んでる『向日葵の家』を読み終えた。殺される母の股から吐き出された異形の「鬼」たちのグロテスクさが良い。肉体や繁殖、生命自体の不愉快さが踊り狂っているようだ。
