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蛸足配線
@nekoai30
  • 2025年5月22日
    パルタイ
    パルタイ
    多くの人間が腕をふってわきめもふらずに歩いている。あなたがたは金具のような眼と口を顔にとりつけ、自足して歩いている。みんな世界の掟に精通しているというふうだ。しかしそのじつだれも掟を知らないのだ。(P209) 『密告』を読んだ。「あなたがたの世界」と「反世界」「裏側の世界」との接点は至る所に開かれているらしい。絶えず背後から声を聞かされ続けるような居心地の悪さを感じる。
  • 2025年5月21日
    冷蔵庫
    冷蔵庫
    何年も前の夏、瀬戸内の島のカフェで眺めた写真集。不意に思い出した。
  • 2025年5月14日
    オモロマンティック・ボム! (新潮文庫 か 64-1)
    通勤電車の中でちまちまと読み進めた。改札を抜ける頃には意識を離れてしまうほどささやかで、しかし確かに心を明るく組み立て直してくれる金平糖のような言葉たち。公共の場でなければ音読したかったね。
  • 2025年5月11日
    なぜ生命倫理なのか
    なぜ生命倫理なのか
  • 2025年5月10日
    パルタイ
    パルタイ
    『貝のなか』を読んだ。生理的な野蛮さを全身に湛えた女たち。欲に爛れた不衛生な肉体と、きわめて観念的な「革命」の思想とが交錯する。Y・タラコと「わたし」とが手をつないで街を歩くシーンだけは不思議な愛らしさが漂う。その後デパートで買った白百合は、清潔でありながらかぎりなく淫靡である。
  • 2025年5月9日
    パルタイ
    パルタイ
    『非人』を読んだ。その場に居る全員が獣なのに、自分だけが異形の者として排斥され、しかもそれを避けようのない予め定められた事柄として十分に理解している。嫌な夢のような、妙に覚えのある感触だ。
  • 2025年5月9日
  • 2025年5月9日
    祖父谷崎潤一郎
    祖父谷崎潤一郎
  • 2025年5月9日
    倚松庵の夢
    倚松庵の夢
  • 2025年5月3日
    シモーヌ・ヴェイユ
    シモーヌ・ヴェイユ
  • 2025年5月2日
    江戸吉原図聚
    江戸吉原図聚
    蔦屋重三郎展からの帰路で購入した。
    江戸吉原図聚
  • 2025年5月2日
    宇野亞喜良ファンタジー挿絵の世界
  • 2025年5月2日
    浄のセクソロジー新装版
    浄のセクソロジー新装版
  • 2025年4月27日
    パルタイ
    パルタイ
    表題作を読んだ。この作品における「パルタイ」は明確に特定の団体を指している。しかし、あらゆる組織に共同体に「パルタイ」と同一の性質は見られるであろう。集団はその構成員に対し、有形無形の内規を遵守するよう絶えず要求する。きわめて観念的に構築された信仰を維持するにも生きた体は必要である。生きた体からは逃れられない。その体は思想とは無関係に孕み、嘔吐し、排泄する。思考による整理が決して追いつけない次元に肉体は屹立する。
  • 2025年4月26日
    パルタイ
    パルタイ
    『蛇』を読んだ。当事者を置き去りにして周囲だけがヒートアップしていく事態は、夢にも現実にもしばしば生じる。とことん理詰めで読み解きたくなる一方、そんな小賢しい、的外れになりかねない足掻きはやめにしてイメージに脳髄を浸したいようにも思う。
  • 2025年4月22日
    おいしいごはんが食べられますように
    芦川寄りの人間としては、周囲によく思われていないことはわかっているけれど、それでも自分にできる方法で生活を回すしかないのだよ、、と思う。芦川さんの主観的な内面は本作では描かれていないから、彼女が自身をどう思っているかはわからないが。 二谷のように、多くの男性にとっては尊敬より軽蔑が性的欲求と強く結びついている?
  • 2025年4月20日
    オモロマンティック・ボム! (新潮文庫 か 64-1)
    探すというほどちゃんと探してはおらずしかし欲しかった本を見つけて買った。ここ10年から15年以内に出た本は意外と新刊では手に入らないことが多いような気がする。
  • 2025年4月20日
    蓼喰ふ虫
    蓼喰ふ虫
    決断すべきことをずるずると曖昧なままにしてしまう悪癖がある。その煮え切らない心持ちには我ながら辟易する一方、もったりと過ぎてゆく日々はどこか心地良いから困る。
    蓼喰ふ虫
  • 2025年4月19日
    おいしいごはんが食べられますように
    一人暮らしの部屋でスムーズに夕食を用意する程度の段取りはできる筈の芦川だが、仕事においては殆ど無能である。弱さを印象づけ、他の社員に仕事を押し付けて帰宅する。しかし愛想の良さで許容されている。人から許されるための能力だけを磨き続けた芦川に二谷が軽蔑まじりの欲情を向けるところがとても生々しい。会話で対等に渡り合える押尾より、常に「弱者」で居てくれる芦川に性的に惹きつけられる二谷の女性観は、古典的昭和オヤジとして描かれる藤さんと本質的には大差ないように思える。二谷の方が自身の蔑みに自覚的なぶん屈折しているものの。
  • 2025年4月19日
    比喩表現事典
    「夜そのものに蒔絵をしたような綾」が収録されている嬉しさに購入した。その他は何というあてもなくぱらぱらと捲って楽しんだ。
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