パディントン妙技公開―パディントンの本〈7〉

パディントン妙技公開―パディントンの本〈7〉
マイケル・ボンド
ペギー・フォートナム
Michael Bond
Peggy Fortnum
松岡享子
福音館書店
2004年10月15日
1件の記録
ユメ@yume_bookworm2026年8月2日読み終わった感想ペルーの老グマホームにいるルーシーおばさんを遥々訪ねていったパディントンが、無事にウインザーガーデン三十二番地へ帰ってきてくれて嬉しい(無事といっても、当然のごとく船旅中にひと悶着起こしてはいるのだが)。パディントンとブラウンさん一家がお互いを大事に思っている様は、読んでいて心が温まる。 今作でもパディントンは数々の珍事件を巻き起こし、そのたびにハラハラさせられたりくすくす笑ったりしながら楽しませてもらった。中でも、なりゆきで床屋の留守番を任されたパディントンが、客の頭をめちゃくちゃにしてしまう章は大笑いしてしまった(ちゃんとハッピーエンドと言っても差し支えないオチがあるのも安心)。 お隣の家のカリー氏は、嫌なところもあるひとだが、こうもたびたびパディントンに自宅の一部を破壊されていると気の毒になってくる。台所の壁に穴が開いたときはどうなることかと思ったが、ブラウンさん一家の機転によってうまい方へ事が運んでよかった。 本シリーズはどこかとぼけた味のある挿絵も読む楽しみのひとつだが、表紙にもなっている、パディントンがバレエを披露する(!)イラストは格別味わい深い。
