四季のうた カラー版 (中公新書 1800)

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ooinaruisan@ooinaruisan2026年8月12日読み終わった結構センシティブなものもあり。官能的なものが好きなのだけどそういうのも割と入っててびっくりした。 好きな歌から一部 夜来風雨の声 花落つること知る多少/孟浩然 さくら餅うち重なりてふくよかに/日野草城 管笠を着て鏡見る茶摘哉/各務支考 朴散華即ちしれぬ行方かな/川端茅舎 番傘の軽さ明るさ薔薇の雨/中村汀女 さうぶ湯やさうぶよりくる乳のあたり/加舎白雄 くちびるのあけの珠実の桜桃に山霧の降るところかとおもふ/河野愛子 あんずあまさうなひとはねむさうな/室生犀星 五月雨やある夜ひそかに松の月/大島蓼太 羅の中になやめりねぶのはな/各務支考 白炎天鉾の切尖深く許し/橋本多佳子 小鳥きて少女のやうに身を洗ふ木かげの秋の水だまりかな/与謝野晶子 あなたなる夜雨の屑のあなたかな/芝不器男 秋の美くしさに耐へかね 琴はしづかに鳴りいだすだらう/八木重吉 鵙の贄目玉動きしかと思ふ/片山由美子 秋の日の ヸオロンの ためいきの 身に志みて したぶるに うら悲し/ヴェルレーヌ、上田敏 何層もあなたの愛に包まれてアップルパイのリンゴになろう/俵万智 雌狐の尾が雄狐の首を抱く/橋本鶏二 絶滅のかの狼を連れ歩く/三橋敏雄 洛陽の親友 如し相問わば 一片の氷心 玉壺にあり/王昌 開かんとしてけふもあり冬牡丹/千渓 冬薔薇活く鋭き棘を水に沈め/山口波津女 冬麗の微塵となりて去らんとす/相馬遷子 春の夜のやみはあやなし梅花色こそみえねかやはくるゝ/凡河内躬恒 白きうさぎ雪の山より出でて来て殺されたれば眼を開き居り/斎藤史 フィレンツェの衰弱とともにこの地上去りし光を春といはむか/小池光