ふしぎな図書館と魔王グライモン ストーリーマスターズ1

ふしぎな図書館と魔王グライモン ストーリーマスターズ1
ふしぎな図書館と魔王グライモン ストーリーマスターズ1
廣嶋玲子
江口夏実
講談社
2022年3月9日
1件の記録
  • 花春
    花春
    @haru-tuge
    2026年8月25日
    キーとなるものを奪われた結果、まるで違う月末になってしまっている名作童話の世界に入り、何がキーになるのか?を推理して、本をあるべき形に修正してゆくアドベンチャー。面白かった〜!! 改変された物語がふつうに読み応えがある。ヘンゼルとグレーテルとか、貧乏で子捨てを決行する親の元で生まれ育ったこどもってそりゃこう育つよな…の納得感がすごく、それゆえに本来の物語の善性が際立つ。 ラプンツェルは、完全に歪んだ親子愛のメリバで、確かに子の成長は阻害されているのだけど、「でも誰も被害に遭ってないし、物語として見ればこれも美しい人外の愛だよな…」となる。まっとうな感性のこどもである主人公が「これは違う!」ってその物語を拒否する流れもまた清々しい。 全編、キーとなるものが物質ではなく登場人物の精神性(兄妹愛、とか)であるのも、人生を変えるのはその人の心なんだよなあ…のメッセージがわかりやすくて児童文学らしい。 世界の名作を貯蔵する不思議な図書館、味方となる名作の作者たち(1巻ではグリム兄弟だった)、不思議な物語を改変する敵:天邪鬼…など、世界観や散りばめられたキーワードも王道アドベンチャーでわくわくする。続きもすぐ読もう〜!!
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