
花春
@haru-tuge
イイネは気になった本とか素敵な感想ですね!のやつ
アイコン:シマエナガとお花のアイコンメーカー
- 2026年4月3日
ゲストハウス八百万へようこそ仲野ワタリギブアップ全4話の連作キャンペーン中、第1話を読み終えた時点でギブアップ。 若い女性が古民家を改装しながら外国人向けのゲストハウスを経営する、手伝っているスタッフはそれぞれタイプや人種の違う男性ふたり、いろんな国から日本に遊びに来たゲストキャラクターをメインにどたばたほっこりした日常が各話で描かれる…など、散りばめられたひとつひとつの要素や全体的な雰囲気はすごく好きだった。 不法滞在や生まれ育った国の違いからくる価値観の相違によるトラブルなど根深い社会問題も取り扱いつつ、しんどくなりすぎないようライトにまとめてあって、お互いに歩み寄って「日本が好きだよ!」と笑い合って終わる前向きな着地のさせ方もよかった。明るい読み心地。 ただ、主人公たちの仕事のやり方の適当さに、職業意識というか誠実さを感じられなくて、キャラに対しての好感度が第一話途中で底辺に落ちたあと戻らなかった…。 たぶん、「外国人向けゲストハウス」という仕事の説明や描写が足りなかったのだと思う。 作中で「ここがゲストハウスの難しいところ」なんて雑なひとことでまとめられていた部分を丁寧に描いてないから、「ゲストが法を犯してたり町の住民に迷惑かけてるのに目を瞑って自分たちは関係ないふりをする」とかの消極的な態度に対して説得感が生まれず、「これはただ無責任で適当な仕事してるだけだろ」と感じてしまった。作中では良い意味でのゆるさだと表現していたけれど、読者であるわたしが理解を示せなかった。 どうして収支もプラスになってないのにゲストハウスを頑張り続けたいの?そこまでの熱意と『ゲストハウス』だった理由はどこ?とか、スタッフもなんでここで働いてるんだろう?働いてて楽しいのか??のキャラクターへの理解も一話目でできず、キャラへの愛着もわかなかった。 全体的に惜しい!という印象。 - 2026年3月19日
それでも旅に出るカフェ近藤史恵読み終わった各国のスイーツを食べながらのコージーミステリー、シリーズ2巻目! このシリーズは、単行本も文庫本も、どの本も表紙デザインが最高に素敵…✨ タイトルが読みやすくて、落ち着いていて上品で、明るくて、静かで、美味しそう。装丁のひとのセンスがいい…。 内容的には、連作短編10編すべてがコロナ禍〜ウクライナ侵攻が始まったあたり?の時期を舞台にしており、漠然とした不安感と閉塞感と断絶を感じながら、それでも美味しいものを食べ、人と話し、笑い、つながりながら日々を乗り切る…というテイストでまとまってた。 主人公のコロナ禍へのぼんやりとした、けれど確かにずっとある不安感や、世間と自分の感覚の乖離に強いシンパシーを感じつつも、「もう、この頃の不安感を忘れていて入りきれないなあ」とも感じて、最初は「読む時期が遅すぎたかな」と思ったのだけれど、読み終えてみたら、「コロナへの恐怖と不安が落ち着いてから読んでよかったー!」となった。 こう…前作と違って、「漫然と不安で、重い気持ち」のまま終わってる! これ多分、主人公に感情移入しまくれる時期に読んでたらしんどかった! 今でよかった!! コロナで「旅が難しくなってしまった」時期にしか描けなかった物語たちであるのは確かで、この「店主が世界中を旅して、その土地で出会った美味しいものを日本の小さなカフェで出す」コンセプトだったシリーズでこの2冊目となったのは、すごいと思う。それでも旅に出るカフェ。それでも。すごい。面白かった。 ただ、リアリティに寄りすぎて、読んだあとに気持ちが晴れなかった。 ほんとにすごい構成だと思うし、心が揺れる話もたくさんあったのだけど。このシリーズに期待した読後感ではなかったのかなあ。最終話が特に気持ちがざわつくような終わり方のお話だったのも大きいかも。 どの話が好きだっただろう〜と目次を見返したら「あなたの知らない寿司」「彼女のためのフランセジーニャ」なので、やっぱり読後感がいい話が読みたかったのかな。 きもちはざわざわしたけど面白かったのは確かなので、3冊目が楽しみ。 - 2026年3月18日
ニュクスの角灯(1)高浜寛読み終わった全6巻、読了! 1870年代、しかも長崎となると馴染みがないというか、うっっっすらとした知識しか無かったのだけれど、主人公の設定が「学も自信も無い内気な少女」で読者と知識量が近しかったため、するすると読めた。 教育機会の与えられなかった少女が、やさしくあたたかに導いてくれるひとたちの中で花開いてゆき、自信をつけて世界を知ってゆく流れが、読んでて嬉しくなるような話だった。それぞれのキャラクターの置かれてる環境とか、環境が及ぼす影響とか運命とかは決してやさしいものではないのだけど、でも、人は人に支えられて、逞しくやさしく生きていけるんだな…とどこかで希望が持てるようなお話。 あと当時の外国文化とか日本の民俗にわくわくした。 エンディングは賛否両論あったらしいけれど、わたしはそれでも世界は続いてゆくのだという希望を感じたなあ。戦禍にあらゆる文化と歴史を一瞬で奪われながら、でも現代に続いているよね、みたいな…。 ただ、あと一歩ハマりきれない感じはしたなあ。「神通力」の設定とか結核とか、ひとつひとつのエピソードの使い方と流れはすごく良かっただけに、もう少しひとつひとつを深掘りして丁寧に描いてほしかったのかも。あと結核とアルコール依存の話は、最終的にアルコールのほうかわフューチャーされてたように思うので、ちょっとブレてたのではないかな…と思う…。 (作者さんご自身がアルコールと戦った人らしいので、実体験による思い入れが大きすぎたのかなあ) いやでも、面白かった! - 2026年3月1日
オークの樹の下(1)Kim Suji,千景読み終わった吃音由来で虐待されてた令嬢が、政略結婚相手に深く深く愛されて少しずつ成長する令嬢ロマンス。 主人公のマクシーが内気な既婚女性なのもあり、展開も地味で、想像よりも落ち着いて読めた。 コミカライズよりも登場人物たちが落ち着いてて、ロマンスファンタジーというより、地味なハーレクイン小説っぽいのかも。 内容の半分くらいセックスシーンなのだけど、「夫…奥さんのこと大好きなんだね…」と微笑ましくも苦笑いしてしまった。これ夫の部下も同じ心境なんだろうな…。 変に三角関係とかにならず、ヒーローにひたすらに愛されることで、怯え縮こまっていた令嬢が少しずつ成長して愛情を返そうと頑張る構図に振り切ってるのがいい。 マクシーは最初、夫の領地で完全にアウェイな状況で。領主の夫人として家政を取り仕切らなければいけないけれど、まともな教育を受けてこなかったために何もわからなくて。わからないならば助けを求めれば良いのだけど、出来なければ殴られ罵倒されるばかりだったから、役割を果たせないと失望されてしまう!と怯え、努力の仕方もわからないから八方塞がりになって、楽なほうに逃げたくなって…というマクシーの姿が痛々しい。 愛されずに殴られ続けたのは親が悪くて、彼女に何も罪はないのに、「親にも愛されぬ価値のない娘だと知られるのが恥ずかしい」と考えてしまう。 貨幣の計算が上手く出来なかったとき、「どれだけ大切に育てられてきたんだ」と呆れられて、何も言えずに口を噤むシーンは胸が痛かった。彼女は生まれてから大事にされたことなんてないけれど、そんなもの外からはわからない。 卑屈だけど素直で、庇護してくれる夫には懐いて頑張ろうとしてる姿を見て、領民たちが少しずつ彼女に心を開いて彼女の成長を助けようとしてるので、虐待児童が癒されて成長してゆくジュブナイルを読んでる気持ちになる。 吃音は環境によって変わるから、少しずつ変化があるといいね…!と応援しながら読んでた。 あと、ヒーローのリフタンは異教の下級騎士身分のため、言動も気性も荒い。翻訳文が丁寧で簡易な日本語なのもあり、その言葉の荒さが余計に強調され、「うちのお嬢様になんて口を!!」と、後方乳母面をしてた。 マクシーのことがとにかく好きで大事にしたい!絶対結婚したいからした!結婚したなら後悔させたくないから(生家でしていたような)贅沢もちゃんとさせてあげたい!危ないことしてほしくないから城の中から出ないで欲しい!ずっと抱いてたい!!と、言動がものすごくわかりやすい。愛が深くて幼い。 ただ、煌びやかな宝石よりも、お前が妻に見せたいと思って摘んだ野花や、大地を翔けるうつくしい馬のプレゼントを喜んだ意味をもう少し深掘りして考えて欲しい。彼女は大切になんかされてなかったんですよ!! 数ページに一回単位の小刻みな章立てはWEB小説っぽい。話の区切りが全然ついてないところで章が変わるので、書籍としては読みづらいかも? 細かく隙間時間に読むことを考えたらしおり挟みやすい! 2巻目以降はどう展開するのだろうか…。安定した環境で、少しずつマクシーのこころも成長して、リフタンに恋をしたらいいな…。 - 2026年2月28日
幽霊絵師火狂 筆のみが知る近藤史恵読み終わったタイトルや表紙絵から想像するよりずっとさらりとして読みやすかった! お江戸ものかと思いきや明治になって10年は経ってたり、幽霊絵師と箱入り病弱娘のバディものかと思いきや絵師は相撲取りみたいにふくよかな巨漢であったりと、あるある王道から少しだけ外した設定で、だからこそ色気が抜かれていて、さっぱりとした読み心地になってる。 「幽霊絵」がテーマになるならば死んだ人間の未練と関わらざるをえないので、どろついた心象になりがちなのが、するりと水のように読めたのすごいなあ。 時代の変遷や生まれによる人生のやるせなさや噛み合わず悲劇で終わるしかなかった人間同士の関係性など、題材を取り出したらどろついてるのに、読みやすい。連作短編集で、ひとつの事件を掘り下げすぎてないからというのもあるのかな? そのあたりのバランスが絶妙。面白くてさくさくと一晩で読み切ってしまった。 大事に愛されている箱入り娘が幽霊絵のあれこれを通して少しずつ成長してゆく構図はしゃばけを彷彿とさせるけれども、こちらのほうがキャラクターたちが等身大な気がするなあ。人間だものね。 どのお話も好きだったけれど、「若衆刃傷」の菊乃さんの想いには胸がぎゅっとなった。すべてを受け入れて恋に殉じた菊乃さん…。 あと表題作の「筆のみが知る」、さらりと重い!父親マジで父親ァ!! 続編が出ないまま文庫化してるっぽいけど、続き出ないかなー! - 2026年2月20日
まほうのマーマレード茂市久美子茂市さんのお話って、どれもタイトルや舞台、モチーフがきれいで可愛らしくて、読んでみたくなる。つるばら村とか。 この話は表紙がとてもいい。月明かりの中できらきら輝くマーマレードに、番猫ちゃん。かわいい。 お話そのものはシンプルだけど、美味しいマーマレード作りたいな!と思わせてくれる可愛らしい話だった。 - 2026年2月20日
おぼえていろよ おおきな木佐野洋子読み終わった図書館に置いてあって、「なんかタイトルすごく覚えがある…100万回生きた猫の作者さんだ!?」となって借りてみた。 読んでも思い出せなかったので新鮮な気持ちで読了。 この作者さん、身勝手?自分本位?素直?で魅力的なキャラクター描くの上手いよなあ。どの作品も主人公が素直だな〜!と一周回って感心しちゃう。 素直なひとが、素直に生きすぎてやらかしたり挫折したりしながら、いい感じに収まってゆく。素直なひとって可愛いね。 - 2026年2月20日
千年先のあなたへ佐藤まどか読み終わった宮大工の仕事について小学生の女の子が知る児童文学。 文量少なめだし、ただ「宮大工のお仕事現場を見学に行く」だけの話なので、さくっと読める。 主人公の姉を「宮大工に憧れて実際に夢を叶えた女性」にした設定が上手いなあ。 宮大工って何!?きれいな黒髪だったのに切っちゃったの!?切れって言われたの!?と心配して見学ツアーに参加して、宮大工という仕事に興味がない状態から姉が憧れた世界の一端を知ってゆく。主人公が可愛らしいし、構成としても読みやすい。 「宮大工の仕事の紹介」に終始しており、主人公に当事者性がゼロだった(狂言回しみたいな役回りだった)のが残念かなあ。学研とかにありそうなお仕事紹介マンガみたい。 ただ、当事者性が無いからこそスマートなお仕事紹介モノに仕上がってるのかもしれないなあ。 タイトルがきれい。千年先のあなたに見せたい、古代の技術…。 - 2026年2月14日
どこか遠くの話をしよう 上須藤真澄読み終わった上下巻読了! 面白かったー! この作者さんは猫漫画のイメージが強いのだけど、ファンタジー作品も好きだなあ…。見開きコマがきれい。 牧歌的な高山地帯の暮らしの話であり、傷を抱えたひとたちの再生の話であり、未来への祈りに満ちたSFでもある。 人は誰しも選択しながら生きていて、その選択の結果は変えられないのだけれど、でも、選んだ中で精一杯に生きることはできるし、そうして生きていれば、いつかその選択をやさしく肯定してくれるひとが現れる。希望を描いたお話だなあと思う。 過去へ飛ぶ理由と、過去でやることが好きだな。歩くということ、生きるということ。外に出て見上げた空は「うつくしい」。 - 2025年10月11日
月夜のとらつぐみ笠井スイ読み終わった背景がとても丁寧だけど、線がはっきりしていて余白もあるから息苦しくなく、滑らかに見れる。テーマ性もわかりやすくて、読みやすい話を描く作者さんだったのだなあと思った。 この作者さんの描くお話をもっと読みたかったなあ…。 - 2025年10月10日
本が読めない33歳が国語の教科書を読むかまど,みくのしん読み終わった第二弾もすごく面白かった〜!! 『やまなし』や『枕草子』の風景をここまで丁寧に想像しながら読めるのすごい。言葉の意味を正確に把握してから、自分の体験と繋ぎ合わせてこういうことか!!と納得するまで考えるの、すごい。この人は一冊一冊からすごく多くのものを得てるのだろうな…と羨ましくなると同時に、めちゃくちゃ疲れそうだからこの読み方をしてみたいかと聞かれたらちょっと躊躇うな〜とも思う。でも羨ましいし、そういう読書をする人がいるという事実がなんかすごく嬉しい。 枕草子の、山ぎはと山の端の違いを理解するところすごい。枕草子 ザ・ムービーだった。冬はつとめてで景色の話から人間の話になってるよね、というくだりも、単語ひとつひとつを噛み締めた上で映像として見ていないと出ない感想すぎる。 少年の日の思い出、つらくてあまり読み返したくない系統の話なのだけど、みくのしんさんがものすごい感度で呻きながら読んでくれてたので、落ち着いて読めた感ある。人の感想を見ながらだと冷静に読めるな…。「ゲーム配信ならホラゲを楽しんで観れる」に近しいものがある。 教科書読みてえ〜となった。 - 2025年10月8日
アンダーエール!砂原糖子読み終わった爽やかでよい青春BL。 顔がよくて、でも顔がいいことが根っこの部分でプラスに働いてない主人公の、自分でも自覚しきれてない部分の枷が、恋人の支えを得て外れて、一歩踏み出せたラストがすごくいい。高校生設定が活きてる作品だったな…。 出てくる女の子たちがみんな良い子だったので、やさしい気持ちで読み進められた部分も好き〜。 以前に読んだ作品もすごく良かったし、この作者さんの作品そのものが好きなのかもなー。他の作品も読みたい。 - 2025年10月8日
- 2025年10月8日
スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜羽海野チカ読み終わったよかった…! ハチクロがそこまで合わなかったのでどうかな〜と思いながら読んだけど、短編だからか、作品テーマやキャラクターの心情に一貫性があってわかりやすいし、心臓に刺さりすぎずしんどくなく読めた。 どの話も好きだけど、心臓ぎゅっとなったのは「キリン」読後感が幸せで好きなのは「はなのゆりかご」かなあ。 大切な誰かが失ったものを想うこと、老夫婦の恋と愛。よかった…。 - 2025年9月25日
秘密 (立東舎 乙女の本棚)マツオ・ヒロミ,谷崎潤一郎読み終わったマツオヒロミさんの絵に惹かれて読んだ。 全編フルカラーで、大人の絵本といった感じ。短編なのでサクサク一気に読み切った。 (元々、谷崎は小説でも読める程度に好きだけれど)現代的な絵がついてることで読むためのハードルが下がっているので、文体が馴染めなくて途中で挫折した小説でも読めるかもな〜と思った。 同じシリーズで泉鏡花の『外科室』があったので、また読みたいな。 - 2025年9月24日
- 2025年9月24日
キボリノコンノ作品集 キボリアルキボリノコンノ読み終わった主に食品をテーマにしてる?木彫りアーティストの写真集。 木のブロックから段階的に作品に仕上がるまでが見れるのが楽しい。 「たけのこの里」とかはクッキー生地が木っぽいしチョコも絵の具でなんとかなりそうだなと思うのだけど、目玉焼きって透明ですよね!?とか、表紙のチーズトーストのチーズ伸びてる感とか珈琲を注いでる瞬間とか、面白い作品が多い。 目玉焼きの黄身の下部を黒くして立体感を出すとか、珈琲の気泡は穴を開けることで表現して注がれてる水の色合いは…とか、これを作るなら使う木の素材はこれが合ってそう…とか、丁寧に現物を観察した上で「それらしく」見せる技術がすごい。コツコツした一工夫が重なって良いものになってるんだろうな感。 作品作りって観察から始まるってよく聞くけど、ほんとだなあ…。 - 2025年9月24日
読み終わった花を一輪だけ活けるコツを描いた本。 毎日と言いつつ、お花ってものによっては20日くらいもつので、実際は月に3〜4輪なんだな…。 本はわかりやすく「○月、第一週」と週イチペースで紹介していたため、月4×12ヶ月ぶんの花の活け方を載せてた。 見開きページの片方に光をたくさん取り込んだ一輪挿しの写真、もう片方にお花の簡易説明やどれくらいもつか、合う器はどういった形でどんな理由からか、水深は?元気がなくなってきたら?などがわかりやすくコンパクトにまとめられてて、「これならできそう」とハードル下げる書き方が上手いな〜と思いながら読んだ。 写真とかで、ジョウロにあえて花をいけてるのとかは見たことあったけれど、この実用書?は、細めのワイングラスとか書道の水入れとかも花器にしていて、こういうのもアリなら、見るものなんでも花器に見えて、物を見るのが楽しくなりそうだなあ、と思う。 レジン細工でも箸置きでも着物の帯留めに見えるとか、チラシでも誰かの落書きでも手作り封筒の素材にできる!とかと近い楽しみ方っぽいなー、と。お花を活けるって実はフランクに楽しめるんだな…。 - 2025年9月24日
サンドイッチ大庭英子読み終わったとにかく写真が美味しそう!! 写真見て、2〜3行のキャッチフレーズを読むだけでも楽しい。写真集として読んだまである。 レシピ本としても、使ってる食材や調味料も作り方もシンプルで、真似しやすそうなのがとてもよい! 表紙にもなってる卵4個をぜいたくに使った卵サンドから作りたいな。 - 2025年9月24日
岸辺のヤービ小沢さかえ,梨木香歩読み終わった児童書も書いてるんだ?と思って読んでみた。 すごい地に足ついた児童文学で、むりやり区分するならハリーポッターよりムーミンが近い、みたいな話だった。 小さなヤービの世界は理想郷ではなく、語り手や読者と同じ地球の中で生きてて、同じように気候変動とかそういったものの影響を受けて、不安を抱えながら生きている。 その地続き感が、ファンタジー(空想)だけどファンタジー(きらふわ)ではない質感を与えてる感じ。骨太というのとはまた違って…表現難しいな…。 面白いし続きも読みたいけど、寝る前にころころ転がりながら軽く…じゃなくて、昼間にポットで紅茶淹れてしっかり時間取って読みたい…みたいな作品だった。最近の児童文学の流れはわからないのだけど、こういう「児童文学を読んだ…!」という満腹感を得る感じの本、珍しいのではないかなあ。 このインタビューにある「ふたつの世界に共通している脅威」という表現がすごくしっくりきた。岸辺のちいさないきもののヤービの世界と、わたしたちの世界は繋がってるのだと読みながら自然と思える本ってすごい。 https://book.asahi.com/article/15736002
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