花ざかりの森・憂国―自選短編集

花ざかりの森・憂国―自選短編集
花ざかりの森・憂国―自選短編集
三島由紀夫
新潮社
1968年9月17日
4件の記録
  • バルーン
    バルーン
    @9kv8xiyi
    2026年8月23日
    吹き上げる血の幻で真赤になった。彼女は力を得て、刃先を押し込んだ。 4行で表わせる冷淡で残酷な事実をかくもここまで幸福なものにできるのだろうか。「忙しい人がもし三島を知りたいなら憂国を読め」とは三島自身の言葉ですが、まさにその通りだと思います。 メメントモリによる生の幸福の最大化、中尉にとっての世界である日本、麗子にとっての世界である中尉。彼らの至福の瞬間は三島にとってもきっと素晴らしい文字で永久保存された押花なのでしょう。完全な自己献身で信じていた世界/中尉と融合する。何という人間的で幸福な最期なのかと感動しました。
  • M
    M
    @MMM08__
    2026年1月17日
    いちばん印象に残っているのは『憂国』。これほどまでに死を美しく描いた作品があったか? 時代背景はあるにしろ、死に向かう夫婦の淡々とした生活感と溢れ出る愛情(愛情という言葉では軽すぎる気もする)、相反する2つの情景を違和感なく共存させる三島の言葉に、その実力をひしひしと感じました…
  • 過去に読んだ本。 とにかく『憂国』が美しい。大好きな三島由紀夫作品。
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