ラプソディ・イン・ラブ

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- 葉鳥@kihariko2025年4月9日読んでる北陸文庫大賞の最終候補作品。 名優笠松市朗が最後のシャシンとして出演する映画の話。同じく俳優であるかつての妻子と現在の妻子とその恋人が集い、ひとつ屋根の下で家族を営んでいく。 笠松市朗にとって最後になる意味とは?父を起点に2つの家族が集った暮らしから映し出されるものとは? 俳優として、家族として、人としてそれぞれの目線から物語が進んでいくのが面白い。 『東京バンドワゴン』シリーズが気になりつつ、数年前に『国道食堂』シリーズを読んで以来ご無沙汰になっていた小路幸也さん。この作品の行く末にも興味津々だが、他の作品もぜひ読んでみたいと改めて感じる1冊になっている。