

葉鳥
@kihariko
積んでは読み、積んではまた積む日々。
- 2025年11月23日
100年後あなたもわたしもいない日に土門蘭,寺田マユミ読み終わった買った自分にとっての初のZINE。 トリミングされた歌と画の表現が好みだったのと、ぱらと開いたときに出てきた 「友達の定義について 話す午後 ゆっくり君が 友達になる」 という歌が良かったので購入した。 読み終わって改めて旅先での良い出会いだったと感じる。 - 2025年11月23日
- 2025年11月23日
かくも小さき世界にて 上高屋奈月読み終わった買った高屋先生の最新刊。WEBで連載しているときから紙に…なるのか……?とそわそわしていたので、書店の新刊コーナーに並んでいる姿を見られて嬉しい。紙の本はこれが最後になるかもとおっしゃっていたので目に焼き付けておいた。家でも上下揃えて面陳しておきたい気持ち。 - 2025年11月22日
N道尾秀介買った読んでる今年こそ買って年内に読むぞ!と決めていた作品のひとつ。 どの章から読んでもいいよ!どの順番から読むかによって物語の印象が変わるよ!という面白いコンセプトなので気になっていた。 掲載順で読むのはオーディブルで聴くときにとっておく。今回は気になる章タイトルから始め、その内容からタイトルを関連付けるなら〜と考えながら選んで読み進めている。 現時点では、 笑わない少女の死 名のない毒液と花 眠らない刑事と犬 各章単体で面白いので、全てを読み終えたときにどんな気持ちになっているのかとても楽しみ。
- 2025年11月10日
なごり雪新堂冬樹読んでるブラインド本の中の1冊。新堂冬樹さんは小学生の頃に初めて読んだ新潮文庫の『忘れ雪』以来久しぶり。似たタイトルだから関係あるのかな?と思ったけど、あちらは犬や獣医が出てくるお話だったような記憶があるからおそらく関係なさそう。思っていたよりも軽快な文章!と意外に思ったけど、小学生の頃にぐいぐい読めていたくらいだから読みやすさも頷ける。 トップモデルの男性とファッション誌でライターをする女性の恋物語が始まりそうな予感。こんなに直情的で勢いのある女性は久々に見たので今のところ面白がっている。キリの良いところまで読もうとしたら、第一章だけで物語の半分まで到達していて驚いた。 - 2025年11月9日
あなたへ森沢明夫読み終わったブラインド本の中の1冊。ロードムービー的なあらすじに興味を惹かれて真っ先に読んだ。 自分は映画を存じ上げなかったが、高倉健さんが最後の出演となった作品だと家人から聞いた。後で調べてみると作品原案である市古聖智さんの遺作を元に監督と脚本家が練った物語らしい。 富山刑務所で働く男性が病気で亡くなった妻の「故郷で散骨してほしい」という遺言を果たすべく、キャンピングカーで富山から長崎へ向かう物語。手渡された遺書とは別に故郷の郵便局留めでもう1通の遺書が用意されており、一体どんな内容が書かれているのかとそわそわしながら一気に読み進めた。第1章で登場人物がそれぞれ描かれ、第2章以降に道中で出会う人々との交錯は作中でも言われる通りに奇跡と呼べるほど彼らの人生にとって運命的。途中からはあらゆる人の再出発のための幕間として見届けた。 読んでいたら詩集を開きたくなった。そして近いうちに映画も観てみたい。 - 2025年11月3日
ことばの食卓武田百合子,野中ユリ買ったブラインド本に入っていた作品。1991年刊行。 食べもののエッセイがとても好きなのでとても嬉しい。 書かれたのは1980年代らしく、普段手に取るエッセイでは出会えないお話がたくさんありそうでとても楽しみ。 - 2025年10月31日
- 2025年10月20日
猫といっしょにいるだけで森下典子買った読んでる積電子していた作品。これから猫をお迎えする予定があるので、読むなら今かもしれないと選んだ。 著者宅の庭先で出産した野良の母猫と生まれた5匹の子猫たちの話。それまで野良猫被害が酷く、猫に辟易していた著者とお母様。結局保護することになってからの母娘と猫親子の変化に情の厚さや逞しさを感じる。 先住猫との相性を鑑みて子猫の引き取りを悩む飼い主さんに「必要なのは覚悟」と背中を押すくだりが印象的だった。 - 2025年10月17日
踊りつかれて塩田武士読み始めたここ最近で最もタイトルと表紙に惹かれた作品。 SNSで誹謗中傷をした中から83人の詳細な個人情報を公開する旨を記した宣戦布告のブログから物語が始まった。 第1章の始めまでしか読んでいないが、ここから個人情報を晒されてしまった側の視点で話が進んでいくみたい。ひとつのブログから生活にどんな影響が出てくるのか恐々と読み進める。 - 2025年10月14日
世界地図の下書き朝井リョウ読んでる朝井作品の中でも何故かノーマークだった作品。あれ?そういえばこの表紙をかつて見たことがあるかも…?とたまたま目に止まったのを気に読み始めた。そろそろ朝井リョウさんの著作リストを作ろう…。 児童養護施設が舞台の物語。両親を失ったり、引き取り手がいなかったりという理由で入居している子もいれば、保護者の金銭面や精神面などの理由から一時的に距離を置くために預けられている子もいて、子どもの世界から見るそれぞれの置かれた立場に胸が苦しくなる。夜中に1人でトイレへ行けなかった子が、自分の思っている以上に相手の心の機微を感じ取っているし、嘘もつけるというようなくだりにぐさっときた。 - 2025年10月5日
死の泉皆川博子買った「ハヤカワ文庫の80冊」のフェア棚に出会えたので、あかりんの推薦帯作品を買ってきた。皆川博子さんは久々だ。そしてこの鈍器っぷり…!このくらい厚い文庫本を買うのは初めてかもしれない。入るブックカバーあるかな? いろんな方が推薦帯を書かれていてどれも興味を持ってしまう。
- 2025年10月3日
すいかの匂い江國香織読み終わった買った友人からのおすすめ本。ちょうど次に読む江國作品を探そうとしていたところだったのでタイミングが良かった。 物語が持つ不穏さにも、夏の表現の精密さにもどきどきした。 これは江國さんの文章からしか得られない感情だと思う…。なんだこれは、なんだなんだ…?と思いながら気付けば読み終わってしまったが、川上弘美さんの解説やおすすめしてくれた友人のメッセージを読んで自分にも湧いた感情が腑に落ちた。 次はどの江國作品を読もう? - 2025年10月2日
たゆたえども沈まず原田マハ読んでるオーディブルにて。初めての美術系原田作品で再生時間14時間なんて乗り切れるだろうか…と心配していたけど杞憂だった。冒頭から隈なく面白い。 舞台はフランス・パリ。これまでの伝統的な絵画からだんだんと印象派や日本絵画が注目を集めるようになった頃の物語。日本から渡仏し画商を生業にする林忠正と助手の重吉、まだ無名だった画家のゴッホと名のある画廊で画商として働く弟テオ、4人の交流と歩みが描かれる。 重吉とテオ視点でそれぞれ話が進んでいくのが良い。 ゴッホとテオの生涯はなんとなく知っているが、ゴッホの作品がいつどんなタイミングで描かれたものなのかは知識がないので、作品を調べながら読むのが楽しい。 - 2025年9月25日
ドヴォルザークに染まるころ町田そのこ読んでる生々しくて屈折した感情に当てられている…。 1話と2話を読んで、男と女って違う生き物だよなあと思う。 そして見える世界が変わればすべてが変わる。 帯文の『「私」をかたちづくったのは、この息苦しさ、この絶望、この愛おしさ。』が秀逸。 - 2025年9月21日
チア男子!!朝井リョウ読んでる本ツイ!で朝井リョウさんがゲストで出演されていたのを機に読みたい欲に火がついたので、ずっと読みたいと思いつつも手に取っていなかったこの作品を。 現在は初舞台の後くらい。ぐいぐい読める。男子大学生のノリに朝井さんのエッセイが頭を掠める。これは映画でもアニメでも観てみたいな〜!と思いつつ、少なくとも映画の尺で収まるボリュームじゃなくないか…?という不安もある。 同時に朝井さんが出演されている動画をぽつぽつと観ている。エッセイの文庫版に書き下ろしがあることを知って買い直して読みたくなったり、最新刊のインタビューで読みたくなったり、まだ積んでる作品あるなと横目で見たり…!勢い良く読み進めていきたい。 - 2025年9月12日
残照の頂 続・山女日記湊かなえ読み始めた自分の中で「残照」のイメージがちょうど今頃の季節だったので読み始めた。 前作を読んだのは2年半以上前。その頃は「登山がしたい…!」という気持ちでいっぱいだったのだが、今は遠くから眺めている方が好きかもしれない。でも、山を登っているときに味わったあの感情の埋め合わせはどこでしたらいいのだろうか。 - 2025年9月7日
今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました1よむ,丸戸史明読み終わった買ったよむさんのイラストが可愛くて家族が買った作品。元々は同人誌だったみたい。 両片思いの幼馴染ラブコメかと思いきや、急ハンドルを切られて気になるところで次巻へ。 同日発売の小説との違いも気になるところ。ただ、付属冊子や巻末SSを読んだ感じラノベ特有の若々しいノリの文体だったため読み切れるかは不安…! - 2025年9月6日
きらきらひかる江國香織読み始めた高校大学時代に多くの文学少女たちが通ると言われている作家さんのひとり、江國香織さん。 たしかに順番に読破している同級生いたわ…! 自分はというと小中高大それぞれの時代に通ってきた人が多い作家さんを悉くスルーしてここまで来てしまったので、今更ながらその世界に触れてみようとしている。 - 2025年8月31日
GOATチョン・セラン,小川哲,尾崎世界観,市川沙央,西加奈子買った読み始めた発売前から期待大ですぐ買いに行った割には分厚さに物怖じして本棚でしばらく温めていた文芸誌の創刊号。ちなみに第2号はまだ本棚で温まっている。 読み始めたら止まらなくなるな。今は市川沙央さんまで読んだ。『ハンチバック』を読んでみたくなったし、西加奈子さんの最近の作品をまた読み返したくなっているところ。 この先も好きな作家さんが目白押しでページを繰るのが楽しみだ。
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