

葉鳥
@kihariko
積んでは読み、積んではまた積む日々。
- 2025年7月10日サハラの薔薇(1)下村敦史かつて読んだ北陸文庫大賞特別賞作品。 冒険小説と呼ばれるらしい。 今回ノミネートされた作品の中で、自分の読書範囲を考えると1番出会う可能性の低かった1冊。 飛行機が砂漠に墜落し、そこから始まるのは生死を分ける究極の選択の連続。終始ハラハラしていた読書中の心境はこれからも表紙を見る度に思い出すだろう。
- 2025年7月5日言葉の園のお菓子番 見えない花ほしおさなえ買った読んでるほしおさんの作品は紙媒体で買い集めているけど、刊行ペースに対して自分の読書ペースが追いつかずオーディブル版に手を出した。 勤めていた書店が閉店し実家に戻った一葉。生前の祖母の言葉を機に祖母が通っていた連句を作る会に参加することになり、そこから繋がりが広がっていく物語。 連句というものをあまり知らなかったので複数の人が集まり一つの歌を作るという過程に創作物としてもコミュニケーションの方法としても興味を持った。 また、連句会と並行して語られる持ち寄りお菓子や一葉のポップ作りの仕事の話が自分好みの分野で隈なく楽しい。都内で親しまれるお菓子が中心のため今後食べられる機会があるかはわからないけど、食べてみたいなあ…。 連句会パートだけで言えば、間違いなく文字で読んだ方が良い…!と感じたのでいずれ改めて手持ちの本を開きたい。
- 2025年7月3日ぼくもだよ。神楽坂の奇跡の木曜日平岡陽明読んでる北陸文庫大賞最終ノミネート作品。 これで第1回のノミネート&受賞作を制覇!…のはず!文庫版になかなか出会えないので諦めてソフトカバー版で読み始めた。 表紙を飾る盲導犬を連れた盲目の女性視点と奥にいる古書店主の男性視点のエピソードが章ごと交互に描かれる物語。 全く違う生活を営む2人がどこで交錯するのだろうと興味を持って読み進めていたが、ついにおやおやおや…!?という雰囲気が出てきたので楽しくなってきた。 また、病気のために後天的に失明した女性の章は視力の悪さに不安を覚える自分にとってはかなり食い気味に読んでしまう。自身の経験を記した作中エッセイが何よりも読み応えがある。
- 2025年6月23日銀座「四宝堂」文房具店(3)上田健次読んでる「原稿用紙」の話で中学3年間はゆっくりと子どもから大人になるための期間なのかも知れないという言葉がスッと入ってきた。 子どもらしい自分と別離できていたのかはさておき、学生時代の中では最も心身ともに変化の大きかった期間ではあったかもしれないと振り返ってみて思う。
- 2025年6月22日ポケモン生態図鑑きのしたちひろ,株式会社ポケモン買った読み始めた家族が気になって買った1冊。 説明を聞いていたら自分も気になって手に取ってみた。 ポケスリやポケポケはプレイしているけどポケモンについては殆ど無知なので、何気なく見ていたポケモンのビジュアルについて知れて面白い。 少しずつ読み進めていこう。
- 2025年6月21日スノードームの捨てかたくどうれいん読み終わった最近何度も目にして気になっていた作家さん。 これは短編集なのだが、余計にエッセイを読んでみたくなった。 「スノードームの捨て方」「川はおぼえている」が好き。
- 2025年6月15日なみまの わるい食べもの千早茜読んでる危うく(?)一気読みするところだった。 直木賞を受賞されてからの話や島根へ訪問する話で泣きそうになる。ずっと健やかで穏やかであっていただきたい。 千早さんの綴る文章がとても好きだなとしみじみ感じる食べものエッセイ。 『しろがねの葉』と『透明な夜の香り』を読み返したくなってきた。
- 2025年6月15日GOAT Summer 2025一穂ミチ,朝井リョウ,野崎まど買ったまだ第1号読み終えてないですが…こういうのは買えるときに買わなきゃと思って…ゴニョゴニョ。 あかりんのエッセイが載っているということだけ情報を得たので楽しみ。 最近オーディブルにたくさん追加されたGOAT作品はこちらに掲載されているものたちなのだろうか?
- 2025年6月13日謎の香りはパン屋から土屋うさぎ買った読んでる家族が気になると選んだ作品。 ぽすか先生の表紙が素敵! 学生らしい騒動とも言えるし、それでいいのか…!?本人たちが良いならいいのか…?とも感じてしまう。 パンの豆知識がためになる。
- 2025年6月13日銀座「四宝堂」文房具店上田健次読んでる最近殺伐とした物語が多めだったので一息つけそうなシリーズものを。文房具が好きだからという理由だけで選んだ1冊。 今のところは文房具屋の店主が文房具を買い求めにきた悩めるお客様方の良き相談相手になる連作短編集。 どの話にも尊敬できる魅力的な登場人物が多く背筋が伸びる…。 同時に、誰かに手紙を書きたくなる。 そろそろ店主さんのお話も出てきそうな雰囲気で楽しみ。
- 2025年6月9日
- 2025年6月8日木洩れ日に泳ぐ魚恩田陸かつて読んだ10年近く前に読んだ作品。 カメラロールを整理していたら、印象に残ったページを写真に残していたものが出てきた。 2箇所ある内の1箇所は現在の自分が読んでもなるほどそうかもと感じる文章。もう1箇所はここだったのかな…?とあまりピンと来なかった。 刺さる文章をノートに書き集めて自分だけの1冊を作ろうと試みているのだが、本を読んだ時期によって自分にとっての作品の重みが変わるってこういうこと…!と実感した。 鮮度が高いうちに書き留めていけたらいいな。
- 2025年6月8日
- 2025年5月23日読んでる心霊探偵八雲シリーズ第1巻の完全版。 学生の頃に角川文庫版を貪るように読んでいた。 完全版では現代に合うように全面改稿されているらしい。細かい描写までは覚えてないけど、言われてみれば当時はスマホなんてなかったもんな…読み比べてみても楽しいかも。 ただこのシリーズ、幽霊が見える主人公の物語とあって心霊現象が切っても切れないのと、それに関連してかなり心の沈む事件が多いのでおいそれとは人に勧められないのが難点。 一味違った切り口のミステリやシリーズを通しての八雲自身、晴香との関係性の変化を楽しみたい方におすすめ。シリーズは多いがサクサク読み進められるので、ハマれば一気に駆け抜けられると思う。
- 2025年5月17日おりこうなビルウィリアム・ニコルソン買った古本市で見つけた作品。 約100年前にイギリスで描かれた絵本らしい…! 『かしこいビル』と『おりこうなビル』というタイトルで訳者と出版社の違うものが並んでいて、パラっと読んだ感じでこちらの『おりこうなビル』の訳が気に入って衝動買いした。 勢いがあって笑ってしまう。 きちんと比べてはいないけど、読み聞かせするなら『かしこいビル』が楽しそうだなと思ったり。 折角ならどちらも買ってしっかり読み比べしてみても良かったな…またいつか再会できたらお迎えしよう。
- 2025年5月17日塀の中の美容室桜井美奈買った読んでる以前電子セールで知って気になった作品。 5月の初め頃からちょっとずつ読み進めている。 表紙がとても美しい。 女子刑務所の敷地の中に受刑者が施術を行う美容室があり、一般の人も利用できるなんて知らなかった。 条件は厳しいけれど、刑務所内で様々な資格を取得できる取り組みがあるのだと学んだ。
- 2025年5月7日希望のゆくえ(新潮文庫)寺地はるな読み始めた北陸文庫大賞の最終ノミネート作品。 読み始めてすぐにタイトルにある『希望のゆくえ』にはそのまま「希望さんの行方」という意味が掛かっていることが判明し驚いているところ。 果たして彼はどこへ行ってしまったのか…。
- 2025年5月7日
- 2025年4月29日中山七転八倒中山七里読み始めたオーディブルで。再生時間17時間。 これは絶対にGW中には聴き終わらない…。 カエル男シリーズはもちろんのこと、犬飼隼人シリーズが面白いと聞いて昨年から気になっている作家さん。個人的には静おばあちゃんのシリーズも読んでみたい。 『護られなかった者たちへ』は映画で鑑賞したけど、どうやらそちらも続編があると耳にしたことがあるので興味あり。 読みたい作品がただただ増え続けるだけで行動に移していないことに少し項垂れる。 2016年1月〜2017年5月までの日記。 古本屋に本を売ると出版業界に一銭も得がないので、読んだ本は捨てるようにしているという話は、たった今サブスクでこの本を享受している自分には耳が痛い。
- 2025年4月28日魔法使いと副店長越谷オサム読んでるGW3冊目。北陸文庫大賞特別賞作品。 500ページほどの大ボリュームだが、不思議と読みやすく1日あれば読みきれそう。 単身赴任で大手スーパーの副店長を務める中年パパと彼のアパートに突然転がり込んできた魔法使い見習いである14歳の女の子&見守り役の人語を話す小動物との物語。 魔法使い…現代が舞台の魔法モノかあ……と正直なところ読みはじめは全然ノってなかった。なのに、気付けば自分もアリスの成長を見守るひとりに。 ん?あれ?と思った言葉の数々を無視して読み進めていたら、不意の衝撃衝撃衝撃で思わず本を閉じてReadsに登録をし始め今に至っている。 ……とりあえず昼食摂って落ち着こう。
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