ノースライト

3件の記録
mimimal@bk55552026年4月8日読み終わったとある一級建築士の青瀬が渾身の思いで設計し建築誌にも取り上げられた新築の家。その家になぜかクライアントが引っ越してこないという意味深な設定で物語が始まる。果たしてどのような事件と繋がっているのか、続きが気になってページ捲りが止まらない系。 失踪した青瀬のクライアントの事件のみならず、別の問題も並行して進んでいく。青瀬の勤める岡嶋建築事務所が有名な画家の記念館設計受注を賭けたコンペに挑む中、不穏な記者が現れ事務所の歯車が狂っていく。 青瀬の子供時代、ゼネコンでバリバリと働いていた時代、結婚していた時代…全ての過去がクライアント失踪事件に繋がっていく感じがして、物語に引き込まれた。 建築事務所長の岡嶋はじめ、事務所の同僚たち、前回事務所で同僚だったライバルなど、実在しそうな人たちばかりでリアリティがある。感情移入しやすく、映像化の場合、「この俳優が合いそう!」と想像できた。 ブルーノ・タウトなど、建築に関することも詳細に書かれていて、建築やインテリア好きの人はより一層楽しめるのではないかと思料。
miyuu@miyuu_08242025年12月31日かつて読んだ帯の「美しい謎」に惹かれて購入。 主人公の建築士が、 自分の設計した家に「ブルーノ・タウト」ゆかりの椅子を残して 姿を消した一家の謎を追うミステリー。 ノースライト 北からの光を取り入れる建築技法。 直射日光ではない、やわらかくて優しい反射光。 全体を通して情景描写がとても繊細で、 前半はとにかく丁寧に物語の土台が描かれてる。 そして後半、相当な熱量で物語が展開されていく。 タイトルの通り、温かな光で包まれるようなラストだった。
