河岸忘日抄
河岸忘日抄
堀江敏幸
新潮社
2005年2月26日
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1件の記録
Suzuki
@finto__
2025年4月11日
読み終わった
★★★★★ 「そうだろうか、と彼は思う。周囲にべつの人間が、べつの人格が、たとえ相互に無関心であろうと存在していないかぎり、どんなに内にこもっているつもりの人間でも存在できないはずではないか。自分はたったひとりだと考えるのは、だからおそろしく傲慢なことだ。おれはひとりぽっちだと、そう考える余裕を与えてくれているのは、なんの血縁関係も、なんの力関係もない赤の他人たちだからである。」p197
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