地のはてから(下) (講談社文庫)

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- 夏しい子@natusiiko2025年4月12日かつて読んだ平和ボケしたジェットコースターストーリーに慣れてしまっていたせいか 不幸な面でも、幸せな面でも 劇的な展開を想像してしまうものの、この物語は 本当に生きている、生きていた人の物語のように淡々と進んでいく。 けれどだからこそ、ちょっとした何気ない小さな小さな幸せに 涙ぐんでしまう。 方言が読みづらいところも多少あるけれど とわの子どもとして、女として、妻としての考え方、生き方には 入り込みやすかった。