天城一の密室犯罪学教程 (宝島社文庫)

3件の記録
ぶんか遺産@bunkasremains2026年9月24日読み終わった読了。 密室トリックを作ることなどわけないと言い、密室を構造で分類してその作り方にまで踏み込んだ、大変珍しい趣向の評論。 ミステリをトリックという闇で覆い隠し、読者を知恵比べの方向へ操作した江戸川乱歩とナチス・ファシズムの共通点を指摘し、乱歩が生み出したトリック信仰を一刀両断しようとするその思想、そしてそれを可能にするべく積み立てた密室論に痺れた。 全体的には肯定しかねるところが多いけれど、これほどまでに熱意をもって書かれた論はなかなか類を見ない。目ガンギマりだ。大変面白く読んだ。
ぶんか遺産@bunkasremains2026年9月22日読んでる実践編はまあ、短いしそんなに面白くなかったな。 理論編の初めに挿入されてる献詞が「親愛なる江戸川乱歩先生、今から先生を斬らせていただきます」だ......目ガンギマっててヤバすぎる。