世界の果てのこどもたち

世界の果てのこどもたち
世界の果てのこどもたち
中脇初枝
講談社
2015年6月18日
5件の記録
  • 七
    @mi_sprout
    2025年4月16日
    辛い辛い物語だけど、3人が長い時を経て再会できたのは良かった。 小さな子どもだった3人がおばあさんになるまでの人生を追う物語だったから、時の流れの残酷さに圧倒された。 茉莉が勝士と結ばれなかったのは寂しい。ほしいものに手を伸ばせなくなってしまった茉莉の変化が、戦争というもののむごさを表しているようだった。
  • 七
    @mi_sprout
    2025年4月15日
    あまりにむごい描写が続く。 女性が虐げられる描写、こどもが辛い目に遭う描写は本当に辛くなる。 良子が亡くなるシーンは、八重子の母視点に立つとより悲しくて、胸がギュッとなった。
  • 七
    @mi_sprout
    2025年4月15日
    養父母との時間を過ごすうち、自分の名前も両親の笑顔も忘れていく描写が辛い。養父母はとても良い人たちで、珠子は生きながらえることができたから、決して悪いことではないのかもしれないけれど、とても寂しい。 美子も茉莉も、前後の日本で幸せになれるのか。辛い気持ちで文章を追う。
  • 七
    @mi_sprout
    2025年4月14日
    満州を舞台にした作品。『伝言』が面白かったから読み始めてみた。 『伝言』に珠子が出てきてたように記憶している。 辛いシーンが待っているのがほとんど確定しているから怖い。
  • 七
    @mi_sprout
    2025年4月14日
    両親を亡くしてしまった茉莉、まだ1歳にもなっていないのに空襲で焼け死んだ茉莉の弟。草刈り鎌で脚を切られた2歳の女の子、両親に殺されてしまったこどもたち。 小さな子たちが傷つけられ、殺される描写に胸が苦しくなる。それが戦争というものなんだ。
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