
七
@mi_sprout
育児と仕事の合間に本を読んでいます。ネタバレ配慮しませんのでご注意ください🙇🏻♀️
- 2025年7月12日恋とか愛とかやさしさなら一穂ミチ読み終わった思っていたのとだいぶ違った着地だった。あくまでも新夏と啓久の恋愛が中心かと思っていたけど、第2章では新夏が登場することもなくて、啓久と莉子に焦点が当てられてそのまま終わる。 見ること、見られること、写すことと写されること、眼差しについて、これでもかというほどさまざまな角度から語られている小説だった。 すごいと思う表現がたくさんあった。莉子のキャラクターが鮮烈だった。前歯がガタガタなところに彼女の尊重されてこなかった人生が表れているようで悲しくなった。 楓を守ろうとする真帆子、シンママで(おそらくは子供のために)自分の特権を守ろうとする祥子と、次々男をかえて娘や猫を道具にYouTube運用をする莉子の母親とが対比されていたと思う。娘がいるのに何度も再婚して、義父が娘の身体にフォーカスした動画をあげてるのに違和感を覚えない莉子の母親がおぞましい… カバー裏の、付き合った直後のふたりの物語を最後に読んだのだけど切なくなった。第3章が欲しいけど、啓久が決して救われないところが現実だし、この作品なのだと思う
- 2025年7月10日恋とか愛とかやさしさなら一穂ミチ読んでる女子高生のコスプレ姿をしたまま駅まで彼女を送る、という行為。その彼と駅のホームで抱き合う行為の凄まじさ。 そして直後のクリスマスのシーンで別れることになるのがまた凄い。証明写真を撮りに来た啓久を撮れずに泣く章最後のシーンも迫力に溢れていてノンストップで読んでしまった。凄い作品…!
- 2025年7月10日恋とか愛とかやさしさなら一穂ミチ読み始めた一瞬を切り取ることへ罪悪感を覚えるカメラマンの彼女と、スマホで盗撮をしてしまった彼の対比がグロテスクで引き込まれてしまう。真帆子のSNSは育児垢っぽさあるあるで面白かった。
- 2025年7月5日対岸の家事朱野帰子読み終わった読後感が最高にいい、いろいろ解決してないことはあるしこれからもきっと問題はたくさん出てくるんだけど、なんとかなりそうだと思える救いのある話。 家事について色々考えさせられた!面白かったなー
- 2025年7月5日対岸の家事朱野帰子読んでる晶子が「私が子供を産みたいと思える世界になるように、お年寄りたちに頑張ってもらう」と力を取り戻す場面で泣いてしまった。 詩穂の過去も中谷の過去もつらすぎる。同じ親として、2人のされたことを考えると泣いてしまう。 中谷が子供と2人きりの世界で追い詰められていく様子がリアルでしんどい。育休から復帰するの寂しかったけど、1歳過ぎの子供と2人でずっと過ごすのしんどすぎるだろうし、1年で復帰してよかったな…
- 2025年7月4日対岸の家事朱野帰子読んでる救いがないようで、ある。礼子パートはやっぱりしんどい。対岸同士にいた礼子とイマイが少し分かり合えたのは良かったな。 中谷も悪いやつじゃないことがわかって結構好きなキャラ。 礼子さん、夫が鹿児島赴任ってもうどうやって生きていくの…??無理ゲーすぎる。
- 2025年7月1日対岸の家事朱野帰子読み始めたドラマが気になってたので原作を読んでみた。 礼子さんの辛さが身に染みてわかってしまって少ししんどい。7年前は3ヶ月で育休復帰とかも当たり前に行われていたんだな…すごい時代だ。
- 2025年6月29日新しい恋愛高瀬隼子読み終わった「いくつも数える」 歳の差恋愛についての話。歳の差があると、本人たちの間にどんな感情があろうと、第三者は気持ち悪いと感じてしまうよね。若い人を好きになる時、好きの源にあるのは年齢なのか、それとも別のものなのか。 天道課長とお相手の女性はおそらく純粋に愛し合っていて、お互いの間に子供も宿して幸せに生きていくはずで、でも周りの人はそんな2人の感情にはお構いなしで、その歳の差だけを見つめて気持ち悪いと思ってしまう。 恋愛小説として異色な物語ばかりが収められていてとても面白かった。
- 2025年6月29日
- 2025年6月19日新しい恋愛高瀬隼子読んでる久しぶりの読書。最近は執筆の方に集中してしまっていた。今日は有給を取って出かけたので、出先で読書。 「新しい恋愛」 本当に、新しい恋愛、新しい時代の恋愛の話。父親の浮気を、「おじさんになってもまだ人を好きになるんだ!」とポジティブに受け止めているみねねの姿が理解できなくて印象的。高瀬さんは、理解できない人の姿を描くのがうまい。
- 2025年5月28日新しい恋愛高瀬隼子読み始めた「花束の夜」 社会人になってからの恋愛感情には、他者からの評価も影響をおよぼす。好きな人が仕事できない認定されてるのを見ると冷めるのわかるな〜 夏の夜、花束を持って歩き続ける舞台設定がなんだかリアルで良かった。 「お返し」 ずっと覚えていることが何よりのお返し。好きな人と両思いになりたいのではなくて、好きな人の記憶に残り続けたいのだという子供時代の恋愛。この感覚って、なんとなく覚えがある。ユウハの願いは成就したのだろう。
- 2025年5月25日同志少女よ、敵を撃て逢坂冬馬読み終わった面白すぎて脳が痺れてる。冒頭を読んでいた時から、イリーナの印象は読後に大きく変わるだろうなと思っていたけれど本当にその通りだった。 セラフィマとイリーナをはじめとした女性たちの関係性がまさにシスターフッドと呼ぶべきもので素晴らしい。 そして、戦争って本当に悪趣味だ。最後にイェーガーの人間らしさを感じられたのは良かった。 『戦争は女の顔をしていない』も読むべき作品だと思った。
- 2025年5月24日同志少女よ、敵を撃て逢坂冬馬読んでる「ヴォルガの向こうに我らの土地なし」まだ読んだ。あまりにも膨大な死。その中に埋没する、ユリアンら個別の死。マクロの視点とミクロの視点を行き来することになって眩暈がしそう。 数えきれない死と悲劇が描かれる中でもサウナに入りはしゃぐ少女たちの姿もまた描かれていて、その落差が眩しくて尊く思える。
- 2025年5月23日
- 2025年5月22日
- 2025年5月21日
- 2025年5月20日
- 2025年5月19日噓つきジェンガ辻村深月読み終わった「あの人のサロン詐欺」 救命士の勉強をしていたことが活きるラストに鳥肌が立った。こういうの好き。3編の中で一番好きな話だった。主人公にまったく共感はできないけど、だんだん応援したくなる。
- 2025年5月18日
- 2025年5月16日噓つきジェンガ辻村深月読み始めた「鍵のない夢を見る」と同系統の作品と知って期待が高まる。 「2020年のロマンス詐欺」 このオチは予想してなかった。未希子側も何かしら騙してるんだろうとは思ってたし、35歳で子供が高一?と引っかかってはいたけど。読後感も良くて、良いミステリー。
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