
七
@mi_sprout
育児と仕事の合間に本を読んでいます。ネタバレ配慮しませんのでご注意ください🙇🏻♀️
- 2025年8月27日
- 2025年8月26日
- 2025年8月17日夜 は お し ま い島本理生読み終わった「静寂」 名前だけは度々出てきていた更紗さんについての話。彼女もまた父親からの性暴力の被害者だったのだろう。 戦争の始まりを予感させる描写は、日本がなすすべもなく大きな流れに取り込まれていくことと、なすすべもなく身体を支配されてしまう女性とを重ねているように読めた。
- 2025年8月17日夜 は お し ま い島本理生読んでる「雪ト逃ゲル」 解釈が難しい…!直接的には語られないけど主人公の奥底にあるものがわかってしまって悲しく辛くなった。決して幸せになれないことがわかってしまって切ない。
- 2025年8月16日夜 は お し ま い島本理生読み始めた「夜のまっただなか」 騙されてるとわかっていても引っかかりにいく琴子が愚かに思える。戦争の始まりを予期させるラストシーンが、彼女の恋愛にどう関わっていくのかが分かりづらくて、まだこの作品をどう捉えていけば良いのかを掴みかねている。 「サテライトの女たち」 前章とのつながり、時系列がわからない。金井先生/神父の正体が不明瞭ながらも、物凄い力を持った話だった。ホテルで女子高生たちに見られながらするシーンの威力がものすごくて気分が悪くなるほど。主人公の女性へ共感してしまう。 神とか男女のこととか性愛とか、そんなものがモチーフにされているのだろうとは分かった。続く話も早く読みたい。
- 2025年8月12日あえのがたり今村翔吾,佐藤究,加藤シゲアキ,小川哲,朝井リョウ,柚木麻子読み終わった小川哲「エデンの東」 小説におけるおもてなしに関する話。作家と編集者の軽妙なやり取りがテンポ良くて面白い! 佐藤究「人新世爆発に関する最初の報告」 不思議な読後感。環境破壊とか地球温暖化に絡められているのはわかるけれど、能登半島地震との関わりがよくわからなかった。 今村翔吾「夢見の太郎」 アンソロジーの最後を飾るのに相応しい作品。短いながらもハッピーエンドで真っ直ぐな物語でとても良かった。
- 2025年8月11日あえのがたり今村翔吾,佐藤究,加藤シゲアキ,小川哲,朝井リョウ,柚木麻子読んでる麻布競馬場「カレーパーティー」 これも日常ミステリ系。電通独特の雰囲気とかも描かれていて面白かった!能登半島が関係してない? と思ったけど、「おもてなし」がテーマだから良いみたい。 柚木麻子「限界遠藤のおもてなしチャレンジ」 遠藤さんの心が救われていく過程が見えるようで清々しい。泉くんと一緒に逃げてほしい。なんの記念日でもないのにパーティーができる、そんな日々こそが日常であるべき。
- 2025年8月11日あえのがたり今村翔吾,佐藤究,加藤シゲアキ,小川哲,朝井リョウ,柚木麻子読んでる蝉谷めぐ実『溶姫の赤門』 作中の赤門があの赤門と同一であることがわかるラストに心打たれた。 荒木あかね『天使の足跡』 短さの中に良さがぎゅっと詰まってた。わたしも娘とこんな親子関係を築いていけるだろうか。ずっと一緒にいられないと分かっていても、それでも好きになっても良いじゃないか。そういう考え、大事にしたいと思った。
- 2025年8月10日あえのがたり今村翔吾,佐藤究,加藤シゲアキ,小川哲,朝井リョウ,柚木麻子読み始めた久しぶりのアンソロジー。ずっと読みたかったので読めて嬉しい。紙質が分厚くて良い! 加藤シゲアキ「そこをみあげる」 第1作目に相応しい清々しさとシンプルさ。復興を願う小説としてこれ以上に相応しいものはないんじゃないかな。 朝井リョウ「うらあり」 タイトルの意味はおもてなしの反対か。なんかもの寂しい感じではあったけど、アプリの詳細とかもう少し語られても良かった。 今村昌弘「予約者のいないケーキ」 軽く読める日常ミステリもので面白かった。トリックにスッキリ。まさに日常ミステリって感じで良い。
- 2025年8月5日
- 2025年8月4日
- 2025年8月3日セルフィの死本谷有希子読み始めた毒がかなり効いていて読むのが苦しくなる。刺さるというか、純粋に濃い毒にやられてる感じ。 同じようなキャラクターによる短編集だと思っていたらやっぱり主人公はずっと一貫してミクルだったようで、余計にきつい。カフェMUJIに謝罪に行く話が一番きつかった。
- 2025年7月29日夜明けのはざま町田そのこ読み終わった仕事にまっすぐ向き合う佐久間さんがかっこいい。仕事と恋人、どちらも取ることは彼女の場合絶対にできなくて、だからこそ最後の決断は悲しかったしかっこよかった。よりを戻すことをにおわせて終わるのかと思っていたら、佐久間さんの人生にはもう2度と純也は現れなさそうで勝手に寂しい。
- 2025年7月29日夜明けのはざま町田そのこ読んでる「芥子の実」 両親のせいで大学に入れなかった須田の過去のしんどさにやられていたら、井原の過去の重さにまたやられる。瘡蓋を剥がすことを目的に働いてるのが痛々しい。救いがあるようでない話。 「あなたのための椅子」 凝り固まった考えを人との対話でほぐして、自分の考えを変えられる良子さんは素敵な人だと思った。全てが正しいわけではないけれど、だからこそ憧れて、良いなと思う。
- 2025年7月26日夜明けのはざま町田そのこ読んでる「私が愛したかった男」 出産を経て夫への見る目が変わってしまうのはよく理解できる。けどきつい言葉をぶつける末にあるのはやっぱり離婚でしかないんだよな、と身につまされた。 天音がすごくいい子に育ってるのが素敵。
- 2025年7月22日夜明けのはざま町田そのこ読み始めた葬儀社で働く主人公の説明から、なつめの死がシームレスにつながれていて、だからこそ衝撃が大きい。なつめの人生を思うと悲しくなってしまうけど、サクマや楓子のような友達がいたことは間違いなく幸せだっただろうな。
- 2025年7月20日全部ゆるせたらいいのに一木けい読み終わった千映、千映の母、千映の父、再び千映、と語り手が変わっていく。父親視点の章は特に読んでいて感情が掻き乱された…。愛していたのは確かだけど、絶対にしてはいけないことをしてしまって、娘からの愛を失っていく様子が痛々しくて、でもそれは当然のことで。千映と父親は共依存のような関係だったんじゃないかと思うし、母親の在り方に疑問を感じるけれど、彼女が新たな家族を持って自分の人生を歩んでいけることが感じられるラストだった。
- 2025年7月19日
- 2025年7月18日
- 2025年7月18日
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