仏陀のいいたかったこと

仏陀のいいたかったこと
仏陀のいいたかったこと
田上太秀
講談社
2000年3月1日
1件の記録
  • たしか80年代に話題になった本で、それが四半世紀ぐらい前に文庫化されたもの。 「仏陀(釈尊)が実際に言ったこと」と「言ったとされてるけど本当は言ってないこと」を明らかにすることで、「仏陀の教え」=「仏教」ではないことを知らしめる内容。 だがワタシがおもしろいと感じたのは、解説の端々で当時のインドの地理や社会構造などがとてもわかりやすく紹介されていた点で、これが「なるほど、だからお釈迦さま(釈尊)は新しい境地を求めたのか〜」と思わず納得させられてしまう下地になっていた。とくに当時社会の頂点にいたバラモンと、彼らが重んじる祭祀を全否定したシュラーマナ(沙門)が、〝対立しつつもなぜか併存している〟という状況が興味深く、シュラーマナ諸氏門下にはバラモン出身者もいればシュードラ(奴隷階級に堕とされたインド先住民)もいて、なんと門下での立場は〝入門順〟だったというのには驚かされた。
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