一九三〇年代モダニズム詩集

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- ビスケットアパート@powerfulfranny2025年4月16日読み終わった白くて開きの良いモダニズム詩集かと思って手に取ったのだけど、「神戸詩人事件」の文字が目に留まって買った本。 「私はあたしから離れよう ピアノをぬけだすミユウズのように 時刻といっしょに地球の外へ滑り落ちる そして燦く青い絨毯のなかにゐる あたしの下髪は 蠟のやうに消えるであらうに …」(矢向季子「青い貝殻」)←かっこいいー 「…かつてあったことは、後に繰り返される。一九三〇年代後半、シュルレアリスムに関わった青年は治安維持法違反容疑で次々と獄舎に送られた。神戸詩人事件はそのひとつだが、現在である。」