

ビスケットアパート
@powerfulfranny
趣味:読書/関心:容器/とてもラッキーです
- 2025年8月5日知の考古学ミシェル・フーコー,慎改康之まだ読んでる289ページまで。思想史と考古学の「矛盾」に関する差異について。思想史は矛盾を一つの包括的形象の薄暗い統一性の中に溶かし込もうとするが、考古学は……
- 2025年8月3日
- 2025年8月2日彼岸過迄夏目漱石,石崎等読み終わった読書会の課題範囲まで、と気楽にページをめくっていたはずが、思わず面白くて最後まで読んだ。探偵のアルバイトをさせられる(私が最初に主人公だと信じていた)主人公が、周辺の人物から出来事を物語らせる役割に変わっていくのが面白い。一面的な情報が多角的に語られ繋がり、恋愛の問題、親族の問題、自意識の問題、しまいには存在の問題へと一冊の書物が提示するものが移り変わっていく。都市化が進み、隣人が何を考えているのか?心の内を勝手に想像し思い込むようになっていた近代。今日まで読んだ漱石の本でも上位で好きな作品だった!次は『漱石文明論集』を読みたい。
- 2025年7月12日生活町屋良平友達から貰って読んだ本。言われたことがあることと、した覚えのある行動がたくさん書かれていてザワザワした。今の生活が仮に終わったら、私は笑い話として(改竄して)、これらの日々を語る未来が予想できてしまう。それが暴力なんだって気が付かなかった!読み終わった今ボロボロの心! 「…これからまた新しい語り語られをいきよう。」←みんなが434ページを引いているなか、実用的に受け取った私の読み方は気持ち悪いかも。でもこの文章が含まれている塊がよかった
- 2025年7月6日生活町屋良平読み始めた…ただ生きていたいかれの時間はかれ独自の身体をつくって、皮膚をうるおし流れている。机が思い出をおぼえているから、そこに突っ伏していればそれなりの夢をみる。部屋が過去につながり、未来につながり、彼の身体を禊に、空間がにおいたつ。 おもしろそう
- 2025年7月1日夢のなかで責任がはじまるルー・リード,デルモア・シュワルツ,小澤身和子読み始めた「…例えば、『その話にはちっとも興味がないが、これだけは教えてください。≪彼の給料はいくらなんです?≫』とか、」 帯にあったサリンジャー、チーヴァー、フィッツジェラルドの系譜に連なるという評に納得するおもしろさ
- 2025年6月11日キャサリン・マンスフィールド傑作短篇集 不機嫌な女たち (エクス・リブリス・クラシックス)キャサリン・マンスフィールド,芹澤恵読みたい
- 2025年6月4日
- 2025年6月3日
- 2025年5月26日
- 2025年5月22日
- 2025年5月20日
- 2025年5月16日フラナリー・オコナー全短篇〈上〉 (ちくま文庫)フラナリー・オコナー,横山貞子気になる
- 2025年5月14日あの世の事典水木しげる読み終わったページを捲って、思ってたより楽しそう!!と、思ってたより恐いじゃん…を行き来するのが愉しい。どの地獄に行くことになっても仕方ないかと思いつつ、でも結局、骸骨になって踊るのもいいし、光になって散るのでもいいやなんて不心得な考えを巡らせていた。 「…くつろぐということは「この世」でも大変だが、「あの世」でもかんたんなことではなさそうだ。」
- 2025年5月13日監獄の誕生〈新装版〉ミシェル・フーコー,田村俶まだ読んでる『監獄の誕生』読書会、97頁から103頁まで。 100頁をすぎた!かつて黙認されていた権利をめぐる違法行為は、所有権に新しい地位が与えられると、財産に関する違法行為にかわってしまった。黙認されなくなっていく違法行為
- 2025年5月11日水の流れクラリッセ・リスペクトル,福嶋伸洋読み終わった一対一で語られていく、わたしとあなた、作者と私、書物と私。こういう読書は久しぶりだった!広大な夜に小さな部屋で二人きり、打ち明けられた秘密を聞いているような気持ち。かつて発見されたラテンアメリカ文学ブームと同時期に、ブラジルにある自分ひとりの部屋で書かれた(と思う)本。 「…あなたも芸術が好きでないことは知っている。わたしは生まれたときから堅固で、英雄で、孤独で、直立していた。そして、絵にならない美しくもない風景のなかで、自分の対位法に出会った。醜さがわたしの戦旗。わたしは醜さを同類の立場で愛する。そして死に挑む。わたしは──わたしは自分の死。」 「…わたしは腕時計をしたまま埋葬されたい。地中でも時を刻んでもらいたい。わたしはいまこんなに広大。凝縮してもいる。わたしの歌は深い。緩慢。でも育っている。さらに大きく。」 「…そう、わたしがあなたに書いているものは、誰のものでもない。誰のものでもない自由は、ひどく危険だ。空気の色をした無限のように。」
- 2025年5月10日水の流れクラリッセ・リスペクトル,福嶋伸洋読み始めた@ カフェ「…わたしが話しているのは今日──昨日でも明日でもなく──、まさにこのすぐに腐敗してしまう瞬間に。枠にはまったささやかなわたしの自由が、わたしを世界の自由へと繋げる──だが窓とは、四角い枠にはめられた空気でなければ何だろう?わたしは不快を感じながら生きている。」 もうすこし静かで暗い場所で読み始めればよかった。
- 2025年5月8日最近小山田浩子気になる
- 2025年5月8日
- 2025年5月7日ありす、宇宙までも(3)売野機子読み終わった
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