ヴェルサイユの異端公妃: リ-ゼロッテ・フォン・デァ・プファルツの生涯

ヴェルサイユの異端公妃: リ-ゼロッテ・フォン・デァ・プファルツの生涯
ヴェルサイユの異端公妃: リ-ゼロッテ・フォン・デァ・プファルツの生涯
宮本絢子
鳥影社
1999年5月1日
3件の記録
  • むっぴー
    むっぴー
    @muppy-88
    2026年10月23日
  • やん
    やん
    @grilledyangyang
    2024年2月23日
    政略結婚で異国に嫁ぐ女性の苦労とフランス宮廷での生活が、6万通とも言われる膨大な手紙を通して語られる。 宮廷から自由に出ることもできず、「女性は政治に関わらない」と言いながら、張り巡らせた情報網と慧眼、ユーモアと辛辣さ。 才女ですわ。 手紙というプライベートな文体だから、 「こういう親戚のおばさんいるいるww」 という、どこか親近感を感じられる。 親のこと、子どもへの親バカ、孫や親戚への好き嫌い、嫌いなババアへの嫌味など(笑) 手紙に残るリーゼロッテの赤裸々さが、「宮廷人」「歴史上の人物」以上に、当時の一人の女性であり、実際に生きていたのだと語りかけてくれている気がする。 彼女は後世、一部を切り取られ革命やドイツ血統主義の高揚など、別の歴史的文脈に利用されたようだ。リーゼロッテは素晴らしい人物ではあるが、歴史上の人物を殊更に持ち上げたり貶めたりする表現には気をつけたいと思った。 あと、プロテスタントで貴族のリーゼロッテ視点では、マントノン夫人を蛇蝎のごとく毛嫌いし嫌味を連発してたのを見ると、立場が変われば見方が変わるなぁ、と改めて思う。ルイ14世寄り視点では、マントノン夫人はカトリックの信仰深く、王を戒めながらも包容力がある、優しく無私の良い人という印象だった。 でも、そういう気に食わなさを上品かつあけすけに出すところも彼女の魅力だな。
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