友が消えた夏

友が消えた夏
友が消えた夏
門前典之
光文社
2023年2月14日
3件の記録
  • きらた
    きらた
    @kirata
    2026年7月31日
    初めての門前作品、シリーズ作のひとつなのですが、入手が困難な作品が多い為、買えた本から読もう、であります(òωó)ゝ 探偵サイドのレギュラーキャラはたぶんこの3人 一級建築士で探偵でもある〈蜘蛛手啓司〉 建築事務所の共同経営者である〈宮村達也〉 宮村の知り合いで蜘蛛手の友人の1人である〈十八女弁護士〉 探偵·蜘蛛手に助手·宮村、依頼だったり関係書類を見せたりと言ったサポートが弁護士·十八女って感じ? とりあえず今作を読んだ印象だと、宮村は振り回される気苦労の多い常識人だと理解出来た 探偵の蜘蛛手は一見穏やかだけど、内面的にはクセ強なのでしょうねと 十八女弁護士は、蜘蛛手とは心安い間柄っぽいけど節度は弁えてる友人関係って雰囲気でした ではあらすじに 宮村が蜘蛛手に渡したのはある事件の記録 それは、神出鬼没の連続窃盗犯の所持品から見つかったもので、事件そのものは一応の決着がついていたのだが── 記録に書かれていた事件は《鶴扇閣事件》と呼ばれる、西華大学の劇団員たちが夏合宿中に惨殺された事件 三重県のある半島に建つ鶴扇閣と呼ばれる洋館 そこは、西華大学の合宿所として利用されていたが、その夏、大学の劇団員達が合宿を行ってる日に大雨で道が決壊し陸の孤島となる しかも、断崖絶壁の館はその日に半焼し、建物中からは劇団員と思われる白骨遺体が発見された その事件は猟奇殺人事件だと一時的には取り上げられたのだが、報道規制が掛かったのか、事件発覚後の1〜2日報道されただけで、被害者の氏名も続報も無く、そのまま語られなくなった そんな事件の記録書が、今、明らかとなる 鶴扇閣事件の被害者の1人が、合宿中の出来事をボイスレコーダーに残しており、その内容を連続窃盗犯が書き起こしたものらしい 窃盗犯──オクトパスマンと呼ばれるその男は、当時、少年刑務所から脱獄していてその洋館近くに潜伏していた オクトパスマンは内縁の妻に“自分は何もしておらず、外から様子を見ていただけだった”と言い、“ボイスレコーダーは館が焼けた後に近くで拾った”と告げていた 内縁の妻にはオクトパスマンが無実だと確信する何かがあるようで、“鶴扇閣事件はオクトパスマンの仕業ではないとの証明”を弁護士に依頼してきたのだ そして記録書は蜘蛛手の手に渡り、蜘蛛手は事件の再検討をし始めたのだが── プロローグから始まり、現在と過去2つの事件が語られる本作 過去2つの事件とは、現在で再検討されている《鶴扇閣の事件》、そして突然混ざり込んできた《タクシー拉致事件》 現在の場面では触れられない《タクシー拉致事件》は何に関係してくるのか? 人物表はないけれど、図解(平面図等)は幾つかあるので場所などのイメージは分かりやすいと思います 交互に書かれる2つの事件と、書かれない人物表 そこに意味を見いだせずに何がミステリ読みか! ってな感じで、伏線には気付けたんですよ しかし作者さんもそこに読者が気付くのは想定内(多分) だって、想像出来て(当たって)た所からの先が予想外過ぎて!(´ㅂ`; ) コレはちょっと‥人を選ぶかも知れない 驚きと困惑、なんだろこれ? え?まさかそんな理由で?とかの、「まさか」「まさか」が怒涛の勢いで押し寄せてくる 終いには「待って、待って、あーーーー!?!?」ってところでお話終了 ま さ か そ こ で お わ り に す る な んて !! (ここにも「まさか」があった) ただ、たぶん人を選ぶ 探偵は思わせぶりな話し方をするだけで、事件は結末を迎え、それは探偵が考えていた内容と一致するとの流れ 探偵の活躍を読むのではなく、探偵と同じ情報を(タクシー拉致事件分読者の方が情報量は多い)得ながら読者も推理して行くって感じ 犯人の予想までは私でも辿り着きましたが、犯人の動機は予測不能 そして動機を知ってからタイトルを見るとあまりにも不穏で的確(?)過ぎる非情さに愕然としてしまう B級感と言うかバカミス感と言うか、そんな雰囲気も感じますが、奇想の系譜を継いでいる感じはしました 私は嫌いじゃないけど、苦手感を抱く人も居そうだなとは思うんですよね しかも終わり方は不穏まっしぐらだし、そこだけは探偵の推理が外れるんかーい!!!(꒪ꇴ꒪ ; ) シリーズを通してこう言う終わり方になっているのか等の空気?雰囲気?が掴めてないので(シリーズ何作目の作品なのかは知りませんが、私にとっては1作目なので)、様式美なのか次回への引きなのか何なのかがわからなくて不安は高まるばかりなのですが、そう考えた時点でこのシリーズにハマったと言えそうです 読みやすくはあるのですが、他の作品の入手難度を考えるとちょっと唸っちゃうかな? せめて『屍の命題』や『建築屍材』が文庫で復刊していただけたら‥なんて思ったりするのですが、東京創元社さん、原書房さん、どうにかしてくれませんかね? 奇想系が好きなミステリ読みには需要がありそうなんだけど‥ え?文庫化されてないって事で察してくれって? 文庫化されないと買わない層もいるじゃんよぅ‥_(┐「ε:)_
  • きらた
    きらた
    @kirata
    2026年7月30日
    初の門前典之作品! 今日からはこちらを読みはじめてますよ〜!p📕q・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ ⁾⁾
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