

きらた
@kirata
過去の読了記録も(2023年2月から)こそこそ追加中
稀に過去もの追加分がタイムラインに浮上する事もあります、ご容赦頂けたら幸い
過去もの、2025年03月まで完了 ٩(*'ᗜ' * )ง
昭和〜平成中期頃のミステリ(探偵小説)に心地良さを感じる気がする読書民 ₍₍ (̨̡⸝⸝´꒳`⸝⸝)̧̢ ₎₎
流行りモノ?知らんがな←
幻想的な謎が現実に解体される様にうっとりします
日常の謎系ミステリのほっこり余韻も好きです
ちょいビターは好物ですがイヤミスはアカンです (。>ㅅ<。)՞՞
ひとごろしでやいのやいのいってるほんばかりよんでるひと |qд°`)))ダヨ
- 2026年8月13日
- 2026年8月12日
半永久の花束真紀涼介読み終わった高校生の航大と大学生の拓海、そして拓海の祖母·菊子との穏やかな日々と、植物が絡むささやかな謎を描く、表題作を含めた5つの話が収録された連作短編集、シリーズ2作目 存在しない鉢植えを求める老女 行き止まりの道で起きた人間消失 葉っぱと数字が示す暗号、など 今回も、航大が遭遇した植物が関係する謎に付いて拓海に相談するという流れが基本となっている ミステリとしての主張は弱めなので、この作品は、謎を絡めた感情の流れに浸って楽しむ形なのかな?なんて感じてます 今回読んで珍しく感じたのは「風吹けば謎」 拓海視点となっている話だったので、彼の内面を少し覗き込めるのが興味深かった 表題作は後味がしんどい 猫や犬を飼ったことのある人ならば序盤で察してしまう内容だが、全方向に居た堪れなくて“作者、なんて話を‥”と恨めしく感じた事を暴露しておく 前作『勿忘草をさがして』を超える内容ではないように感じたが、温かさと優しさと苦さが作品内で完結し、読者に牙を剥いてこないのは好ましく思う とは言え、青春のひとコマと落とし込むにはあまりにも辛い悲劇が描かれているので、安心して読めますよとは言い難いのですが(私見) ミステリ色は強くないので、世代を超えた交流を眺める話として楽しめると思うのですが、表題作の最終話だけは気を付けて下さいね、と思ったりしました どうでも良いつぶやき 青木美智子作品にもタラヨウの葉で手紙ってシーンがあったなぁとニヤニヤしながら読む話もありました 基本的にはほっと出来るような話なんですよね (* ॑꒳ ॑* ) - 2026年8月11日
半永久の花束真紀涼介読み始めた収録作メモ今日からはこちらの本を読み始めています p📕qᐢᗜᐢ˶) ⁾⁾ シリーズ2作目!の連作短編集(5編収録) 収録作 「赤い葉」 「透明少女」 「失敗作の暗号」 「風吹けば謎」 「半永久の花束」 - 2026年8月10日
- 2026年8月10日
蒼志馬博士の不可思議な犯罪山口芳宏読み終わった『雲上都市の大冒険』『豪華客船エリス号の大冒険』に続く本作は4編収録された連作短編集 〈ミステリーズ!〉に掲載された作品を加筆·改稿したとの事です(あとがきより) 前2作の長編よりも更に活劇色が強まり、謎解きは風前の灯火になってるように感じました(言い方) 2作の長編と比べるとイマイチにも思えましたが、懐かしの冒険活劇と捉えるとこの上なく嬉しい読み物でした しかし今回も荒城さんの扱いがなぁ‥‥ _(┐「ε:)_ 事務所兼住宅の隣に住む綾子は、若いながらも施設の子供を引き取り慎ましく暮らしているように見えた そんな綾子に淡い思いを寄せていた殿島は、ある日突然綾子だけが姿を晦ましてしまいしょげ返っていた 綾子は、必ず帰ってくると子供達に言い残し、5年分の家賃と当面の生活費、そして上の娘の高校の学費も合わせて置いていた クリーニング店で働いていた綾子のどこにそんな大金があったのか そもそも、理由も告げず行き先も告げず、大切な子供達を置いて出ていくのは不自然ではないか? 荒城からそんな指摘をされ、今更ながらに不安を抱いた殿島 荒城に促されるまま記憶を辿った殿島はやがて綾子の奇妙な行動を思い出す そんなはじまりから、やがて人体発火事件へと巻き込まれていくのだが(第1話)、連作短編集である本作でも、序盤は荒城が探偵として話を牽引するが途中で強制退場(言い方)、代わって真野原が登場し‥‥となっている またか!またなのか作者! ちょっと真野原贔屓過ぎないか? 今回も荒城さんの扱いがひどすぎるのよ‥‥ いつも酷いけど今回はより酷いと言うか、読んでいてじたばたしてしまう心←? 私は荒城ファンではないのですが、今回は今まで以上に真野原あげが強過ぎて引いたというか白けたと言うか‥ ご都合主義を感じてしまい、ちょっと真野原が苦手になりそうに しかし、それよりも殿島の女性への気の回らなさの方が“アカン!!”となったので、真野原嫌いにはなりませんでしたけどね!←アッ 一瞬で愛が冷めた女の姿を読む事になるなんて思ってなかったなー 無自覚で惚れさせ、無自覚で冷めさせる男、殿島 不憫なのか滑稽なのか‥ 兎も角(脱線失礼しました) 本作は昭和28年(かな?)を舞台にした空想科学が混ざった冒険活劇ものなので、破天荒な展開もどんと来い!と言う人向けの作品です 可能ならばシリーズ順に読んだ方が良いとは書いておきます 何故なら、『豪華客船エリス号の大冒険』で出てきたアイツが彼等の前に現れるからで、それを読んでないと“お前誰?”となるから 本文内に説明はありますが、事前にどんな事があったのかを知っていた方が、話に厚みを感じますよね そんな感じでシリーズ3作全てを読み終えました 探偵ものと言うよりは空想科学が混じった冒険活劇もので、古くて懐かしい雰囲気で楽しめたシリーズだったと思います 後半になるに連れやりたいほうだい感が増して苦笑いが浮かぶようにはなりましたが、それもまた良し(なのか?) 小さな頃に読んだ少年探偵団等の雰囲気を思い出す事が出来た作品でした
- 2026年8月9日
蒼志馬博士の不可思議な犯罪山口芳宏読み始めた収録作メモ今日からはこちらを読み始めています p📕q・ω・。) ⁾⁾ 『雲上都市の大冒険』『豪華客船エリス号の大冒険』に続く連作短編集 収録作は下記4編 「殺人光線の謎」 「灼熱細菌の謎」 「洗脳兵器の謎」 「強化人間の謎」 - 2026年8月8日
八つ墓村 金田一耕助ファイル1横溝正史読み終わった再読欲に目が眩んだ村人達が8人の落武者を惨殺した後、村に怪異が相次いだとの昔話がある八つ墓村で、32人の村人を惨殺し姿を消した男がいた その事件から20数年後、青年の帰村をきっかけに陰惨な事件が再びこの村を襲う 過去の事件とこの事件に繋がりはあるのか──? 2026年、角川文庫の夏フェアで見かけて(映画化も知り)、懐かしさで手に取った作品 “現代ホラー小説の原点ともいうべき”との1文を読み(裏表紙)、『八つ墓村』はホラーだったのか‥と少々驚いたり←? 32人の村人を惨殺した事件は記憶に残っていたのですが(現実の事件を下敷きに云々との事もあるので)、その後起きた話の本筋となる事件は割とさっぱり記憶から欠落してるの、我ながら情けなさ過ぎたけれども、何で犯人は覚えてるのかなぁ!! 出てきて暫くして、“確かこの人が犯人だったよね、動機覚えてないけど”→暫く読んでると動機も思い出す(該当箇所を読んだので)→やっぱこの人が犯人で間違いないとの確信を得る しかし、事件がどう動いていくのかは覚えてなかったので、犯人が誰かと考える事無く話の展開だけに注視して楽しめたとの点では良かったのかも知れません 鍾乳洞の中とかはハラハラワクワクしながら読みましたし! 読み始めたらあっという間でしたね 楽しかったー!٩(。˃ ᵕ ˂ )و しかし姉さん健気すぎませんか‥?( ´•̥ω•̥`) 典子も可愛いのだろうけど、今の私は姉さん推しじゃよ‥‥(* ॑꒳ ॑* )
- 2026年8月7日
- 2026年8月6日
読み終わったかなり久し振りに漸く出来た再読 第12回メフィスト賞受賞作の王道系本格ミステリ 発売当時、好印象を持った作品です .。oO メフィスト賞はかなり奔放(言い方)なので、受賞作との事だけで選ぶと“合わなくてがっかり”も割とあった印象‥ 本シリーズは全4作かな? 新作が出る度に再読はしていましたが、4作目が出た以降の再読は今回が始めてかも ‥‥ サークル内のノリが結構キツいんですよね はじめてなのにこのノリなのかとの戸惑いや、後動を崇める様な雰囲気とかが、久し振りに読んだら強烈に感じて暫く悶えてた (引き算の美学って大事だよなと思う位、足し算だらけでゴチャつきを感じたと言えば察して頂けるかと) そこら辺さえ乗り越えれば、かなり楽しめる作品だと思います←私なにさま その日、あるお嬢様学校の教諭が訪ねてきた 1年前に消息を絶った教え子の父親から届いた招待状を持って その教え子は1年前に実家へ戻り、その後姿を現していない 心配した教諭が実家に足を運んでも会うことは叶わなかったが、届いたその招待状には“招待を受けたら娘に会わせる”との旨が書かれていた 明らかに怪しい招待なのだが、教諭は怪しさを承知で招待を受けるのだと言う そして、自分が招待主である教え子の父親の気を引いてる内に、監禁されているであろう教え子の居場所を探して欲しい 教諭は《開かずの扉》研究会にそう依頼してきたのだ 大人数で行くと目についてしまうので、教諭と名探偵の鳴海が先に向かい、他のメンバーは後で現地に向かう事にしたのだが── 先に向かった鳴海からの一方的な連絡に異常を感じたメンバーが慌ててその館·流水館に向かうと、館の入口から続く血の跡が彼らを出迎えた そして館の中には誰も居らず‥ 否、2体の首無し遺体を残し、他の全員の姿は見当たらなかった 愕然とする彼らの元に鳴海から連絡が届く 鳴海は生きている! 安堵する面々だったが、鳴海は「自分達は流水館に居る」と言い‥‥ そんな感じで“ドッペルゲンガー宮”なのです 鳴海達が居る館は明かりが消え真っ暗ではあるが、招かれた流水館と同じ間取り しかし実際に建つ流水館に辿り着いた《開かずの扉》研究会のメンバーはそこに鳴海達が居ないのを確認している 血の跡や部屋の状態から居なくなってからそれ程時間は経っていないと思われる しかし、こちら側には首無し遺体がある そして鳴海達が居る館には── 警察も介入し、姿を消した鳴海達の所在を探すのだが、その間も鳴海達の側では死体が増えて行く 殺人現場である館でいちゃついたりもしますが、二転三転する推理が楽しいミステリでした 先にも書いた通り、サークルの面々のノリとキャラに気恥ずかしさを感じますが、そこに目を瞑れば良作ミステリだろうなと思います 最初に読んだ時はここら辺のノリをおかしく感じなかった辺り、あの頃私も若かった、なのでしょうね←アッ 後、すっかり内容を忘れていたことも暴露しておきます タイトルは覚えていたのですけど‥ 次作以降も隙を見て(?)のんびりと再読してみたいと思っています - 2026年8月5日
- 2026年8月4日
殉教カテリナ車輪【新版】飛鳥部勝則気になる - 2026年8月4日
夏の滴小室初江読み終わった表紙と帯から、少年たち(高校生)による、ひと夏の和風ファンタジー的な作品を予想して手に取ったのですが、ちょっと予想の斜め上? 神道的世界観を背景に描かれる青春物語って感じでした 因みに同タイトルのホラー小説もあるらしいのですが、作者が違いますのでお間違いなきように ──昔から不思議な夢を見ていた── 17歳を迎えた天堂尊は母親から双子の兄の存在を明かされる 5歳の誕生日、池で遊んでいた2人 兄は神隠しに遭い、弟は記憶を失くした 夢の中で並走する“誰か”は、もしかして兄なのか? そんな折、伊勢に暮らす伯母が取材旅行で1ヶ月間家を留守にするとの話が持ち上がる 丁度夏休み期間なので、尊に家の留守を預かってもらえないかとの申し出を了承し、尊は友人の陽太と共に伊勢へ向かう そして尊は伊勢神宮の神々しさに触れるうちに忘れていた記憶や兄の存在を感じ始め── そこかしこにスピリチュアルな雰囲気が漂うと言うか、満ちていると言うか‥淡々と厳かに流されて行く様な話 常時主人公(尊)が受け身に見えるのは、多分神の意志(?)を受け取るってテーマ(なのかなぁ?)だからなのでしょうか? しかし、何ていうか、うーん 伯母さんが小説家で、《神様小説》を書いているとの設定なのですが、その《神様小説》ってのはこの話みたいなモノなのだろうな、と思いました なので、神の気配を感じ、神の意志を受け取り、日々真っ直ぐに神と共に健やかな精神で生きる 話として、こう言う穏やかさになるのは理解出来ると言うか、納得せざるを得ないのだろうとは思う、のだけど きれいなところだけ掬った、と言えば嫌な言い方になってしまいますが、人の中にある悪感情が一切感じられない描写に違和感を覚えながら読んだ作品でした 神様の気配を感じたいのであれば、おすすめなのかなぁ? 清浄な気配は感じられる作品ですが、“高校生のひと夏の話”としての生き生き感はなく、達観したような静けさばかりが漂う話でした - 2026年8月3日
- 2026年8月2日
モノガタリは終わらないモノガタリプロジェクトアンソロジー読み終わった好みに合うのも合わないのもありますが、短い作品ばかりなのでさらさら読めるのが良いと思います 気に入った話だけちらりと 「いい人の手に渡れ!」 作ったお話が、実は本当に起きていた事なのかも!?ってのは、お話好きなら一度は夢見ちゃいますが、パパが咄嗟に語り、子供がその先を促してって流れが微笑ましくて好き 伊坂幸太郎には苦手感がありましたが、この話はするっと染み入った感じがありました 「人間の友」三浦しおん ちょっとこれは泣いちゃう 語りが男言葉風ってのがあっさりしていて深みを感じてしまう 「RPGノート」藤崎彩織 お姉ちゃんがめっちゃ強かだってまとめられちゃってるけど(弟の視点だからそうなるのだとはわかる)、お姉ちゃん自身がそういう思考や行動にたどり着くまでには沢山の辛さや葛藤もあったんだろうなと思ったら、“お姉ちゃん‥すき!”ってなった 1回目はほのぼの、2回目は泣けた 「ボタンと使者」角田光代 なんとなく好き 「消しゴム」岩井俊二 なんとなく好き 「封印箪笥」綿矢りさ だんだんホラー味を増してからのオチに忍び笑いが出る 内心ずっと辟易してたんだろうな、彼 「バタクランを越えて」金原ひとみ なんとなくオシャレ感 「ブルース・フォー・ポーギー」西川美和 なんとなくオシャレ感 「バイバイ」尾崎世界観 なんとなくオシャレ感 ってか、この3作(バタクラン、ブルース、バイバイ)は、まさしく同じテーマで描き出した三者三様の世界って感じだったな 並べて読んで、異なる味わいを楽しもう!って感じ 「天井裏の時計」平野啓一郎 夫婦にとっては良い話になったのかな? 「内緒」恩田陸 お!『スキマワラシ』の彼らかしら? スキマワラシはシーン自体はとても好きなのでこういう風に読めるのは嬉しいなぁ 「ジョーンズさんのスカート」山田詠美 嫌いではなかった 伊坂幸太郎 三浦しおん 藤崎彩織がかなり好みで、綿矢りさ 恩田陸が次点(!?)で楽しく読めた 1行(ひと言)感想の作品はうまく言えないけど、各々気に入る何かを感じて2度読みした作品でした また別の機会に読めば印象が変わる作品もあるだろうなと思いましたが、今の感覚ではこんな風になりました(òωó)ゝ 気軽に読めるのでスキマ読書に最適だと思います
- 2026年8月1日
モノガタリは終わらないモノガタリプロジェクト読み始めた収録作メモ今日からはこちらを読んでいますp📕qᐢᗜᐢ˶) ⁾⁾ 20人の作家の短編/掌編が収録されてるみたい 文学系の作家さんが多いのかな〜? 収録作 「いい人の手に渡れ!」伊坂幸太郎 「人間の友」三浦しおん 「RPGノート」藤崎彩織 「0.8」吉田修一 「一人で二つ」絲山秋子 「ボタンと使者」角田光代 「珊瑚のリング」吉本ばなな 「花魁櫛」筒井康隆 「初恋の」川上未映子 「消しゴム」岩井俊二 「封印箪笥」綿矢りさ 「バタクランを越えて」金原ひとみ 「ブルース・フォー・ポーギー」西川美和 「バイバイ」尾崎世界観 「天井裏の時計」平野啓一郎 「彼女の武装」江國香織 「がらくた」太田光 「誰がために、鈴は鳴る」水野良樹(清志まれ) 「内緒」恩田陸 「ジョーンズさんのスカート」山田詠美 - 2026年7月31日
友が消えた夏門前典之読み終わった初めての門前作品、シリーズ作のひとつなのですが、入手が困難な作品が多い為、買えた本から読もう、であります(òωó)ゝ 探偵サイドのレギュラーキャラはたぶんこの3人 一級建築士で探偵でもある〈蜘蛛手啓司〉 建築事務所の共同経営者である〈宮村達也〉 宮村の知り合いで蜘蛛手の友人の1人である〈十八女弁護士〉 探偵·蜘蛛手に助手·宮村、依頼だったり関係書類を見せたりと言ったサポートが弁護士·十八女って感じ? とりあえず今作を読んだ印象だと、宮村は振り回される気苦労の多い常識人だと理解出来た 探偵の蜘蛛手は一見穏やかだけど、内面的にはクセ強なのでしょうねと 十八女弁護士は、蜘蛛手とは心安い間柄っぽいけど節度は弁えてる友人関係って雰囲気でした ではあらすじに 宮村が蜘蛛手に渡したのはある事件の記録 それは、神出鬼没の連続窃盗犯の所持品から見つかったもので、事件そのものは一応の決着がついていたのだが── 記録に書かれていた事件は《鶴扇閣事件》と呼ばれる、西華大学の劇団員たちが夏合宿中に惨殺された事件 三重県のある半島に建つ鶴扇閣と呼ばれる洋館 そこは、西華大学の合宿所として利用されていたが、その夏、大学の劇団員達が合宿を行ってる日に大雨で道が決壊し陸の孤島となる しかも、断崖絶壁の館はその日に半焼し、建物中からは劇団員と思われる白骨遺体が発見された その事件は猟奇殺人事件だと一時的には取り上げられたのだが、報道規制が掛かったのか、事件発覚後の1〜2日報道されただけで、被害者の氏名も続報も無く、そのまま語られなくなった そんな事件の記録書が、今、明らかとなる 鶴扇閣事件の被害者の1人が、合宿中の出来事をボイスレコーダーに残しており、その内容を連続窃盗犯が書き起こしたものらしい 窃盗犯──オクトパスマンと呼ばれるその男は、当時、少年刑務所から脱獄していてその洋館近くに潜伏していた オクトパスマンは内縁の妻に“自分は何もしておらず、外から様子を見ていただけだった”と言い、“ボイスレコーダーは館が焼けた後に近くで拾った”と告げていた 内縁の妻にはオクトパスマンが無実だと確信する何かがあるようで、“鶴扇閣事件はオクトパスマンの仕業ではないとの証明”を弁護士に依頼してきたのだ そして記録書は蜘蛛手の手に渡り、蜘蛛手は事件の再検討をし始めたのだが── プロローグから始まり、現在と過去2つの事件が語られる本作 過去2つの事件とは、現在で再検討されている《鶴扇閣の事件》、そして突然混ざり込んできた《タクシー拉致事件》 現在の場面では触れられない《タクシー拉致事件》は何に関係してくるのか? 人物表はないけれど、図解(平面図等)は幾つかあるので場所などのイメージは分かりやすいと思います 交互に書かれる2つの事件と、書かれない人物表 そこに意味を見いだせずに何がミステリ読みか! ってな感じで、伏線には気付けたんですよ しかし作者さんもそこに読者が気付くのは想定内(多分) だって、想像出来て(当たって)た所からの先が予想外過ぎて!(´ㅂ`; ) コレはちょっと‥人を選ぶかも知れない 驚きと困惑、なんだろこれ? え?まさかそんな理由で?とかの、「まさか」「まさか」が怒涛の勢いで押し寄せてくる 終いには「待って、待って、あーーーー!?!?」ってところでお話終了 ま さ か そ こ で お わ り に す る な んて !! (ここにも「まさか」があった) ただ、たぶん人を選ぶ 探偵は思わせぶりな話し方をするだけで、事件は結末を迎え、それは探偵が考えていた内容と一致するとの流れ 探偵の活躍を読むのではなく、探偵と同じ情報を(タクシー拉致事件分読者の方が情報量は多い)得ながら読者も推理して行くって感じ 犯人の予想までは私でも辿り着きましたが、犯人の動機は予測不能 そして動機を知ってからタイトルを見るとあまりにも不穏で的確(?)過ぎる非情さに愕然としてしまう B級感と言うかバカミス感と言うか、そんな雰囲気も感じますが、奇想の系譜を継いでいる感じはしました 私は嫌いじゃないけど、苦手感を抱く人も居そうだなとは思うんですよね しかも終わり方は不穏まっしぐらだし、そこだけは探偵の推理が外れるんかーい!!!(꒪ꇴ꒪ ; ) シリーズを通してこう言う終わり方になっているのか等の空気?雰囲気?が掴めてないので(シリーズ何作目の作品なのかは知りませんが、私にとっては1作目なので)、様式美なのか次回への引きなのか何なのかがわからなくて不安は高まるばかりなのですが、そう考えた時点でこのシリーズにハマったと言えそうです 読みやすくはあるのですが、他の作品の入手難度を考えるとちょっと唸っちゃうかな? せめて『屍の命題』や『建築屍材』が文庫で復刊していただけたら‥なんて思ったりするのですが、東京創元社さん、原書房さん、どうにかしてくれませんかね? 奇想系が好きなミステリ読みには需要がありそうなんだけど‥ え?文庫化されてないって事で察してくれって? 文庫化されないと買わない層もいるじゃんよぅ‥_(┐「ε:)_ - 2026年7月30日
- 2026年7月29日
モナミは世界を終わらせる?はやみねかおる読み終わったユーモアに溢れたドタバタ学園ミステリ ‥? ミステリ、かなぁ?🤔 どちらかと言うとファンタジーの様にも思え‥‥(ゲフン 真野萌奈美は高校2年生 細身で華奢な大食いで、周りに迷惑を掛けやすいが反省すれば許されると思っている、少しクセの強い子 かなりドジだが、ドジっ娘と呼ばれるのは嫌い 今日も弟の朝ごはんも食べ尽くして、モナミは高校に向かう バス停でバスを待ち、やってきたバスの中に居る同級生のナル造と言葉を交わし、前を歩く小学生が落とした定期券を拾おうとして頭をぶつけ パン!と大きな音と共にバスの車体が傾く 「すいません、パンクです」 降りてきた運転手がそう言ってタイヤ交換をはじめた 頭突きでバスのタイヤをパンクさせたと揶揄されながら歩く学校への坂道 友人のルナとも合流し、グラウンドを横切っている時、足元にサッカーボールが転がっていたのでモナミは思いっきり蹴飛ばした 蹴った勢いで片方の靴は脱げ、ボールは校舎の方へと── それで起きた争いに我感せずと立ち去るモナミだったが、その後も様々なトラブルが巻き起こる それら全てが世界の出来事とシンクロしているのだと、そして未来の不確定要素のモナミは一部の者から命を狙われて居るのだと── モナミがそれを知るのは、その日、家に帰宅した後の事だった 買って少し読んでその後かなり放置していました 話が悪いとの事ではなく、やはりそれははやみねかおる、文体や雰囲気が小中学生向けに思えるので、読む年代によっては些か辛く感じてしまうのです そんな訳で、長い間未読の山に埋もれていたのを掘り起こして読みました やはりノリや掛け合いが小中学生向き‥児童文学かなぁ?と思いはしましたが、さり気なく大事な事を織り込んで書いているのは流石だと感じました ジュニア向け?ティーン向け?で長い間確固たる存在感を保持出来ているのはこういった“伝えるべき事を話に忍ばせられる力”なのでしょう モナミの言動をみるに、高2でなく中2で良かった様な気もしましたが、理解出来なかったモナミに更にわかり易く噛み砕いて説明する事が、読み手に対するフォロー?サポート?にも繋がり、嫌味を感じさせる事なく読者を掬い上げ導く形を作っているのかも知れない 私は角川文庫版で買ったのですが、調べてみると元々は?、“子供から大人まで読める”をコンセプトとした“カドカワ銀のさじシリーズ”の中の1シリーズとして発売された作品らしい(本作がシリーズ1作目との事) そう考えれば、本作から漂う児童文学感は正解なのだろう 特徴付けされたキャラクターは生き生きと動き、文字を追っているのにその姿が脳裏に浮かぶよう 明るくて前向きで、ドタバタしながら話は進むけど、さり気なく考えさせられる事が練り込まれていて、読後感は爽やか 大人が読むとしんどい面もあるかも知れませんが、読みやすい本をお探しの方、小中学生向けの本をお求めの方にはお勧め出来ると思います はやみねかおるは早いうちに履修しておくと沼れるような気がします(作品数かなりありますからね!) - 2026年7月28日
- 2026年7月28日
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