史的システムとしての資本主義

史的システムとしての資本主義
史的システムとしての資本主義
ウォーラーステイン
川北稔
岩波書店
2022年7月20日
5件の記録
  • Jun Nagata
    Jun Nagata
    @nagata_jun
    2025年10月3日
  • Jun Nagata
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    @nagata_jun
    2025年10月3日
    ウォーラーステインは資本主義を「史的システム」として捉え、その本質を資本の自己増殖的投資と万物の商品化に見出す。市場は単なる取引空間ではなく、垂直的に統合された支配関係の結節点であった。労働は完全なプロレタリア化よりも半プロレタリア状態が常態であり、国家の租税制度は資本蓄積の重要な手段として利用され、ときに不正な収奪の源泉ともなった。さらに、資本主義の歴史には独占と競争、拡大と停滞(コンドラチェフ循環B局面)が繰り返され、利潤率低下のたびに政治的調整が必要となる。こうした構造的矛盾を抱えつつ資本主義は展開してきたが、最終的にその文明自体の終焉が不可避であることを示唆している。
  • Jun Nagata
    Jun Nagata
    @nagata_jun
    2025年9月26日
  • Jun Nagata
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    @nagata_jun
    2025年9月13日
  • masaki ueta
    masaki ueta
    @masakiueta
    2025年4月9日
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