マゾヒストたち: 究極の変態18人の肖像

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碧衣@aoi-honmimi2025年11月15日読み終わったSMに2億使った66歳ベテランM男性、小学生の頃から馬になりたかったブーツフェチ、需要がないから自分で作品をリリースするおならフェチ、切なくて情けないのがいいレインコート・マニアにマントフェチ、痛めつけられる他人を自分に重ねた末、全身傷だらけのM男性、選び抜かれた精鋭・監禁マニア、第三者が物を踏みつけるのに性的興奮するクラッシュ系に視覚障害者のM男性、そして身体改造マニア───。 M男性と一括りに言ってもその嗜好はまさに十人十色。 まるで魔境に迷い込んだ気分だ。 読んでて思ったのはM男性は好奇心が旺盛だし、こだわりと探求心が強い人が多い印象だった。 それと、割と早い段階から自身の性癖や嗜好に気づいていた。 私自身は痛いのも汚いのも嫌いだが、読んでる分にはある程度流せてたけど、人体改造で男性器を割いてる文章は自分にはその器官がなくても脳が想像することすら拒否するくらいキツかった。私にはMの素質もだけど、女王様の素質もないのはよく分かった。いや、なくても別に良いんだけどね! M男性の話の間に挟まるSMの歴史や昨今のSMクラブ事情、SM雑誌の栄枯盛衰は興味深かった。
