山と食欲と私 18

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- ミオReads@hanamio032025年5月4日読み終わったかつて読んだ今夏、趣味登山の父と低山を登る予定が入った。数年前に行ったときはスニーカーと防災リュックで装備したのだが、ギアが物足りないとテンションが上がらない。別件で、泥汚れに強い靴が欲しい予定もある。というわけで、mont-bellやKEEN、ワークマンなどでギアを物色しつつ、「山と食欲と私」を全巻読み直した。 18巻、山岳耐久レースに参加する瀧本さんたちに差し入れをしたい小松原さんと、そんなおせっかいは迷惑だからやめろという鮎美ちゃんで喧嘩するエピソード。小松原さんの「別ジャンルに自分のペースでコミュニケーション取ろうとするメリットデメリット」と、鮎美ちゃんの「自ジャンルの神を守るために村ルールを振り上げるメリットデメリット」、どちらにも共感性羞恥を煽られる。でも、コミュニケーションってこういうことの積み重ねで深めて行くんだよなぁ…と、今回の再読で改めて思った。 山頂でトランペットを吹きたいけど迷惑だからやっぱり辞める…と言い出した若者に「回りへの配慮は大事だもんね」と同調だけ示して「やりたいことへの努力」を提示してあげられなかった反省とか、カップラーメンの汁を捨てようとしてバチクソに怒られてるときの心境とか、【失敗】への解像度が高くてすごい。 なんにせよライトな読み口だから一気読みに向いてるね。わたしはシューズとザックとシャツがほしいな〜。