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ミオReads
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@hanamio03
家とスマホに無限の積ん読を築きつつ図書館通いの円環に囚われしオタク。
  • 2025年8月14日
    黒部源流 山小屋料理人
    登山について思考を深めていると、他者とつながること・コミュニケーションを取って理解を深め合うこと・自分以外を思いやること・喜んでもらいたいと願うこと…みたいな、そういう、道徳としては当たり前でも自分の弱さゆえにおざなりになりがちな、根源的な尊さをあらためて学べるし「そうなりたい」と素直に思える、と思う。山小屋を営む人のしなやかな倫理観。山に生きる人たちの優しさは知恵と道徳に裏付けされていると思う。格好良いし、憧れるね。
  • 2025年8月14日
    汝、星のごとく
    Audibleで、深夜の高速道路を走っている間に聞き終えた。Audibleは自分が読みたい速度と合わないなと感じるときもあるんだけど、この物語を真夏の、夜明けに向かう移動する箱の中で聞けたのはかなり得難い経験と感動になったと思う。 好きな男のために人生を誤りたい。 なんという自由だろう。そこに至るまでの壮絶な人生を思い、指先までじんわりと痺れた。そこに至るまでの壮絶な人生、その積み重ねがあったからこそ、自由として誤ることができた。 羨ましく思う。辛く先が見えない苦しい溢れそうな生活の果てに自由になったこと、仕事があること、人に出会えたこと、愛があったこと…色々あるけれど、そういうことではなく、そういう要素の羅列ではなく、辿り着ける人になっていけたこと、それが羨ましいのかもしれない。
  • 2025年7月21日
    正欲
    正欲
    Audibleで3か月近くかけて聞ききった(途中他の本を読んだり色々していた時間が多かった)。 文体が今風だからAudibleで聞くには聞きやすいんだけど、わたしだったらここは流し読みするな〜という文章もずっと聞いてなきゃいけないのがしんどい小説だったな。あと、小説の技法的にも多分字で読んだ方が面白かったかもしれない。でもAudibleだから最後までたどり着けた気もするので、それはそれ。 読後感(読んでないけど)は悪くなかった。「あそこでわたしが止めなかったから、まだ生きていられているのかもしれない」という締めが。誰とも繋がれていなかったんだろう生きていた結果のフジワラサトルの結末と比較して、特に。
  • 2025年7月15日
    本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第一部「兵士の娘 III」
    お、お、おもしろ〜〜〜(1日ぶり2回目)。 「た、たる〜!」の部分はなくなってきて、これは行動によって状況が変わってきたからなんだけど、マインの精神的未熟さが際だってきて、それは甘ったれて自分のしたいこと以上に周囲を顧みてこなかったツケだから、それだけの話だとかなりきつい。けど、多分、多分この物語はそうはならないだろう信頼があるので、その信頼を担保に読み進めている。未熟!愚か!という感覚自体、新卒社会人を見てる気分なのかもしれない…と思えば見守るのが道理だと思うし、そう思わせてくれる力は偉大。 合本読み終わっちゃったけど、この先はまだ貸し出しされてて予約の順番回ってくるの結構先になりそうなので、なろうで読んじゃうか、村上海賊の娘にもどるか悩む…。無限に読んじゃって普通に寝不足なので…。
  • 2025年7月14日
    本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第一部「兵士の娘 II」
    お、お、おもしろ〜!!! マインのレイヤーと世界のレイヤーが合ってないことによる「た、たる〜」がエンタメになってきた感じ。22歳って十分子供だと思うんだけど異世界で新しく生きていく年齢としてギリギリなのかもしれない…。
  • 2025年7月13日
    本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜第一部「兵士の娘 I」
    図書館の電子書籍、借りに行くことも返しに行く必要もない上に、まだ存在をあまり知られていないため紙の本より早く予約の順番が回ってくる!すごすぎ!でもまだそんなに蔵書がないので「読みたい本」ではなく図書館の電子書籍にありそうな本…」という本末転倒な探し方をして辿り着いたのがかの有名な「本好き」である。 「長いけど面白い」「面白いけど長い」という前情報以外知らずに読み始め、なるほどこれは大いなる序章なんだろうな…という予感がヒシヒシとしている。面白い。序盤、たるいな〜と思うところはあるんだけど「とはいえ確かにそんな何もかもご都合主義的に話うまくすすまんよな」と勝手に納得しながら読み進められるので、その時点で相当面白いんだろうな〜〜からエピローグまで来て面白さが一気に加速する。エピローグで加速するのは「読み手の視点・感覚に近い高さのキャラクターが高位置でその高さについて話し合っている」からで、これこそが序盤のたるいな〜のすくい上げなんだな、と腑に落ちる瞬間の気持ちよさすごいっすね。 おもしろ〜! 合本なので引き続き読みます。
  • 2025年7月13日
    村上海賊の娘(一)
    1巻読み終わった時点でまったく共感できない主人公というのもすごいが、同性の方が理解できない点が気になるのかもしれない。 4年積んでたらしい電子書籍の1巻。合本なのでこのまま読めるのだが、図書館の電子書籍の予約の順番が来たのでひとまずそっちを読む…。
  • 2025年7月5日
    水車小屋のネネ
    水車小屋のネネ
    続きが気になって早起きしたの久しぶりだ。 生きているわけではなく死んでいないだけという人が、自分の未来は特に見ていなくとも「だれか自分以外の人の未来がうまくいくといいと思った」瞬間に、未来を思えてうれしかった、しかもそれが「転職先でうまくいきますように」という、言ってしまえば「生きている」人間には普通を思うことで、でもそこに真剣な祈りや願いがあることに、その発見にうち震えるような喜びがあった。人が希望を持つ瞬間に立ち会えることが、たまらなく嬉しかった。 「誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ。」 そうなのかもしれない、と40年をかけて読ませてくれた。してもらうだけではなく、してもらったことを受け渡したくなる、そういう時間と視野と人生の余力が、10年ごとに変わっていく。 そしてずっとネネがいる。 困ったり、弱ったり、死んでいないだけになったり、そういうときになんとか転がり込んで歌い喋り踊りコミュニケーションを取るヨウムの姿にぼう然として、ネネにとって自分が当たり前になるぐらいまでぼう然として、それからまた、自分の足でネネの水車小屋から出て行く。 「またねっ!」 そう言ってくれるネネがいるから、自分の足で出て行ける。 素晴らしい物語だった。読めてよかった。
  • 2025年7月3日
    水車小屋のネネ
    水車小屋のネネ
    図書館の予約の順番が回ってきた。半年待ちぐらいだったと思う。なにせ、何故予約を入れたのか、どんな本なのか、全く思い出せない。毎日新聞の書評で知ったのは間違いないんだけど(毎日新聞出版だから)。 だけど、読み始めた瞬間からもうたまらない。親に蔑ろにされた娘の、大人の理不尽な暴力にさらされた子供の、何もかもがいやになった女の、それでも生きていく当たり前さ、その真摯さにずっとずっと読みながら震えてる。 「なんとなく、これからの自分と律は、ジュースを飲む機会があれば必ず「いる?」とたずねるような関係でもなくなるだろう、という予感があった。それは要するに、理佐が律を子供としてもてなすのではない、律を甘やかしすぎない、二人で無駄遣いはしないという関係になることへとつながってもいるようだった。」 この1文を読んだ瞬間、もうだめだった。その「ああもうだめだ、たまんない、魂に刻まれる」の気持ちを今この瞬間に書き留めておきたかった。 引き続き、噛み締めて読みます。
  • 2025年6月12日
    登山ボディ
    週末に念願の初登山に行き、普段のリングフィットアドベンチャーやフィットボクシングとは比べものにならないレベルの筋肉痛に襲われた。登山、恐るべし…というか、こんなにバキバキに筋肉痛来てくれるなんて最高じゃーん、もっと効率的に身体を鍛えるためにも登山有効じゃーん!と手を伸ばした本。 「長期的に痩せるには有酸素運動より筋トレ」をやってきた後、「それはそれとして有酸素運動で心肺機能高めたい」というブームも来ていたので楽しく読む。尻とふくらはぎと心肺機能。鍛えたい三つが登山で鍛えられる!というかここを鍛えて登山を楽しもう!が本の趣旨なんだけど、読み手的にはどっちが先でもいいな。 トレーニング方法なども載ってるけど、それよりも「登山ボディとは」の思考を知れるのがとてもよかったです。 オタクは新ジャンルにハマると無限に情報を追い求め読み込み咀嚼して吸収する生き物である、をあまりにも体現してる最近。知りたい知識を手に入れていくのってほんとに楽しいな。
  • 2025年6月6日
    日経トレンディ 2025年5月号 [雑誌]
    一番良かったのは「登山はネガとポジがしょっちゅう切り替わる、朝起きたときは行きたくないし、登山口ではテンション上がって、一時間も登ると飽きるけど、頂上では最高、下ってるときは早く帰りたいけど、帰宅してシャワー浴びて、全体通すと『まあなんかよかったな』になる」というインタビュー。ハードルが一気に下がる素晴らしいインタビューだと思う。 アプリ特化の登山入門は「今から始める」のとっかかりとしてすごくいいと思う。ヤマップとか、使い始めると面白くて暇さえあればインスタみたいに見ちゃうけど、存在を知らないとそれもできないし。YouTubeチャンネル良く見てるヤマレコとか、登山は特にアプリが大事だなと感じるので。 情報をコンパクトにまとめてあって「いきなりそんなに言われても分かんねぇよ!」とならない作りなのがさすが。 余談だけど、日経トレンディ、開くたびにフォントの書体と文字詰めが男性向けだなぁと感じる。 余談その2。ここ最近の雑誌は大体dマガジンで読んでます。
  • 2025年6月5日
    TRAILHEAD軽量登山最前線ロングトレイル(Vol.2)
    とんでもない熱量と志、官民一体、地元の人たちへの惜しまぬ説明、ワークショップ、それによって浸透した「みちのく潮風トレイル」という途方もない魂の道程。存在は知っていて、縁あってルートを調べたこともあったのだが、その成り立ちは復興支援の四文字以上のことは知らなかった。とんでもない。冒頭インタビューの密度たるや。「全道程踏破」が採用条件のトレイルセンター自体未知の感覚なのに、そこに登場してくる生きた人たちのまばゆさや。ムック本ってここまでできるんだ…という雑な感動もありました。すごいな。わたしも一度は歩いてみたい、みちのく潮風トレイル。
  • 2025年6月5日
    PEAKSアーカイブ 山ごはんガイド
    全体的に登山レベルが高い(初心者にとっては)ので、いつかやってみたい!と夢見るよりは、素敵なお伽話を覗かせてもらった気持ち。しかし「山ごはんは登山初心者が最初に憧れるポイント」というところをきちんと掬ってくれるところには毎度ほっとする。
  • 2025年6月5日
    ランドネ 2025年 5月号
    これまで読んだ中では登山ファッションの毛色が違った。原色ではないけど黒でもない。こういうバリエーションがあるとあれこれ用意するのも楽しいね。 趣味登山(これから始める)において「親子」はかなり大きめのテーマなので楽しく読んだ。わたしの父は、かなり強引に自分の思想を押し付けるところはあるのだが、こと登山に関しては一度たりとも強要されたことがないなぁと気付いた…分からない、長子のわたしだけ運動神経がまったくなかったからかもしれないし、下に二人いる状態で趣味登山に第一子を連れて行く余裕がなかったのかもしれない。聞いたら教えてくれるかもしれないが、まあそんな昔の話より、結構大人になった今唐突に山に興味を持ち始めるようなこともあるので、息の長い趣味というのはいいものだな、という話を大事にしたい。 梅雨入り前ラスト、今週末は晴れておくれ〜。
  • 2025年6月3日
    山と渓谷 2025年 4月号
    山と渓谷の中では比較的ナンパというかミーハーな特集だけど、初心者のわたしの一ヶ月程度の観測範囲ではジャンル・登山の方々はミーハーな初心者にかなり優しい。興味持つ前は「闘志なき者は去れ」ぐらいのジャンルだと思ってたけど「興味を持ってない人にグイグイ布教はしない」「でも興味持ってくれたらあらゆることを教えるし一緒に楽しみたい、楽しもう!」みたいなスタンスが多いのかなと感じる。これは新規参入者にはすごくありがたい。わたしも山に登ってそこで限定の手ぬぐい買いたいよ〜!
  • 2025年6月3日
    モノ・マガジン (2025年6-16号)
    モノ・マガジン (2025年6-16号)
    オタクこそ登山にハマりやすい感じは確かにあるんだけど、本書では登山における「計画性」と「記録性」についてmont-bellの会長が触れていて、なんか納得したのだった。オタクは計画を立てることとそのためにあらゆることを調べるのが好きだし、同人誌出すようなオタクは特に自分の思ったこと・考えたことをまとめて記録して形にしたい欲が強い。合致。
  • 2025年5月31日
    子ども版 これで死ぬ 外遊びで子どもが危険にあわないための安全の話
    子ども版 これで死ぬ 外遊びで子どもが危険にあわないための安全の話
    自己責任は突き放しではなく、自ら学び知識をつけ実践することだとつくづく思う。怖さを正しく知り、怖さに正しく対応する。いや〜〜〜しかし川も海も山も、鈍感でいてはならないとしみじみ思う!怖い!怖さを知ってよかった!
  • 2025年5月31日
    低山手帖
    低山手帖
    日本全国の低山の登山道をガイドブック的に紹介する本かと思いきや、写真は一切なくイラストもごく一部。ひたすら文章で読ませるのだがまぁ面白い。実際に登ったストーリーを、歴史や土地柄に思いを馳せながら綴られており、山関連齧り始めたばかりの人間には新鮮で楽しくてすごいよかった。自分の地元の山もあったりして、この山岳信仰は確かに聞いたことがあるなとか、なんとなく肌に馴染むな、というのもあったりして。何より登山が楽しそうなのが伝わってくるので行きたくなる。でもこれも、完全無知から少し抜けて山の名前やレベル、土地勘などが少しついてきたから楽しめてるのかも。
  • 2025年5月31日
    これからはじめる山歩き
    これからはじめる山歩き
    好日山荘が出してる本だからかmont-bellの商品が全く載ってないの、日本の山歩き導入本として色んな意味で斬新。でもこの本自体は動画だと分かりにくい全体図なんかが写真やイラストで図解されてて分かりやすく感じた。写真やイラストが大きいのも見やすい。
  • 2025年5月31日
    山と溪谷2022年3月号「山ごはん大全」
    新規参入者のブームに乗っかった姿勢を鼻白まないって何より大事なマナーだと思う。山でごはん食べたいってワクワクする動機だね🗻
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