火花: 北条民雄の生涯

3件の記録
noko@nokonoko2025年12月29日読み終わった心に残る一節読み応えのある本だった。 川端康成の人としての誠実さが際立った。 「人間ではありませんよ。生命です。生命そのもの、いのちそのものなんです。僕の言うこと、解ってくれますか、尾田さん。あの人たちの『人間』は、もう死んで亡びてしまったんです。ただ、生命だけが、びくびくと生きているのです」


尾崎@ozaki2025年5月6日読み終わった@ 自宅〈「俺はこれから二年、三年でいいから社会へ出て暮らしたい。ここで獲得したいまのこの眼で、もう一度生きた社会の現実のなかに身を置いてみたいんだ。そうしたら俺はまちがいなく、まだだれも書かなかった素晴らしいものを書くんだがなあ」 なんという痛々しい豪語だろう、と光岡は思った。この自分にできるものなら心底叶えてやりたいと思った〉 p.324



