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@nokonoko
  • 2025年11月21日
    自分で始めた人たち
  • 2025年11月20日
    柴田元幸ベスト・エッセイ
    日本語と英語の文化比較的なエッセイも、シュールな小説も面白い。 この方の比喩は、村上春樹さんみたい! 「考えもしなかった」「くよくよするなよ」などは笑いながら読めるし、元学生さんが亡くなった時のエッセイ「タバコ休憩中」はそこはかとない寂しさ、「納豆屋にリアリティを奪われた話」「バレンタイン」は気の利いた短編! 書いたくなったけど断捨離中。
  • 2025年11月20日
    英語会話表現辞典 警察官編
    柴田さんの本に「大真面目のおかしさ」における近年の傑作と紹介されていて、ぜひ読んでみたい! 「さかい」の例文 「あなたが刺した人は、生死の境をさまよっていますよ」 「思い残す」の例文 「家族がある訳でもなく、もう思い残すことなく死ねそうですーー冗談じゃない。こそ泥じゃ死刑にならないよ。ちゃんと罪をつぐなってこなくちゃ」 「伝言」の例文 「都の運び屋との連絡はどうやっていたんだねーー駅の伝言板を使っていました」 「懐かしい」の例文 「おやおや、またしても懐かしい顔ぶれがそろったたな。今度は何をしたんだいーー頭から疑ってかからないでくださいよ」 伝言板…
  • 2025年11月20日
    氷柱の声
    氷柱の声
    「かえせ。わたしの十代をかえせ、って、思っちゃった。なんていうか、震災が起きてからずっと、人生がマイボールじゃないかんじっていうか。ずっとい子ぶってたんじゃないかって思っちゃったんです。福島出身で、震災が起きて、人のために働こうと思って、医師を目指す女。美しい努力、なんですよね、たしかに。もともとかしこくていい子だからわたしはそういうのできちゃうし、無理もなかったんですけど。でも、これからずっと美しい努力の女として生きていくなんて、もしかしたらいちばん汚い生き方かもしれないって思って、思ったらもう、無理かも!って。だから退学したの。」 なにも失っていないのにどうしてこんなにも落ち込むのか、自分でもよくわからないんだよね。あ、また落ち込んだな、って考えてはまた落ち込んでさ。 春だなあ、ってわかるのは昼間よりも夜の空気を浴びたときじゃない? きょうも朝です。 うまいものをたべる。人と会う。それが生きるってことよ。
  • 2025年11月20日
    人生にコンセプトを
  • 2025年11月18日
    非色
    非色
    1964年に上梓された作品の再文庫化。 笑子は単純だけどまっすぐ深く考える。 生きる力ってそういう力かなと思った。 有吉佐和子は古いけど新しい。関西弁の竹子のキャラも立ってる笑
  • 2025年11月18日
    自由というサプリ
    自由というサプリ
    人のことって、よくわからないじゃないですか。その人にどんな事情があって、どんな風にものを考えているのか、ってわかりきることがないと僕は思ってるんです。でも「わかろうとすることをやめない」というか、わかりきることがないとしても「放っておかない」っていうのが、人に対する優しさだと思ったんですね。
  • 2025年11月18日
    北條民雄全集 上
    「みんな夢でした。それも、悪い夢ばかりでしたよ。」 と続けていって、かすかな微笑を浮べた。そこへ何時になく、そこへ横わると、長々と足を伸ばして、 「あなたは人を信ずる、ということが出来ますか。わたひはもう誰も信ずることが出来ません。いやほんとうに信じ合うことが出来たとしても、きっと運命はそれを毀してしまいますよ。不敵な運命がねぇ。あなたのお父さんとの場合もそうでした。生涯交わろうと約束したのでしたが、私の方から遂にその誓いを破らねばならなかったのです。わたしは苦しみましたよ。けれどわたしは、俘虜になったり、遂には癩病にまでなってしまったのですからねえ。とうとうわたしはここへ一人きりで隠れてしまったのです。」「間木老人」
  • 2025年11月10日
    アイヌもやもや
    アイヌもやもや
    何気なく無かったことにしてしまったり、悪気なく傷つけてしまったり…そんなことをしていたかもしれない。 それに気づけてよかった。 漫画も挟まれていてわかりやすい! 「アクティブバイスタンダー」(積極的に差別の被害を止める第三者)になること…そのためには色々知ってなきゃいけないことに気づいた。 「アイヌもやもや」は和人も当事者だっていうことに気づいた。
  • 2025年11月7日
    詩を書くってどんなこと?
  • 2025年11月6日
    飛び跳ねる教室・リターンズ
    出版元の方から頂いた本。 上菅田中学のエピソードは、働き方改革的にどつなのかと思って、苦しかった。 (私はここでは働けないと思う… こういうのを楽しめる人でないと、公立中学の先生ってなれないのかな…) でも、だからこそ授業がうまく行った時のやりとりは感動的。 だけどやっぱり… こういうアツイ先生は苦手だと私は思ってしまう💦 んー。 すいません。
  • 2025年11月4日
    目の見えない白鳥さんとアートを見にいく
    なにかをできるようになるとか、素敵な自分になりたいと願うことは健全なことだ。しかし、それが「もっと〇〇するべき」「私は努力したんだから、あなたも努力するべき」「常識では、こうだから」と勝手な「べき論」を他者や社会全体へ向けると差別や分断、生きづらさに変わる。すべてのひとは違うし、違ったままで良い。異なる他者、他者とは異なる自分を受け入れられたら、世界はもっと虹色の雪に近づくかもしれない。 「白鳥さんはそこに気づいてなにかが変わった?」 「別に劇的に変わったわけではないけど、徐々に視野が広くなっていった。あぁ、ひとそれぞれ違いはあるんだけど、そのままでいいんだって」 この時、白鳥さんが「視野が広くなった」という言葉を使ったことで、私はあの奈良で見た千手観音を思い出した。 八〇〇年も前に作られた観音像は現代に伝える。 ーあまねくみるー 突き詰めてしまうと、僕はけんちゃんの中に入り込めない。感覚にも入り込めない。ただ寄り添うだけなんですよ。このことがどれだけ大事なことか。視覚障害者の気持ちになれたと思い込む時点でアウトなんですよ!そのアウトさが世界を覆い尽くしていく。 僕らは他の誰にもなれない。それは心身を疲労してドアを閉じてしまう鬱状態のひとにも、多動症のひとにもなれない。視覚障害者にもなれない、僕らはほかの誰にもなれない。ほかの人の気持ちになんかなれないんですよ!なれないのに、なろうと思ってる気持ちの浅はかさだけがうすーく滑ってる、そういう社会なんですよ、今の社会は。だから、気持ち悪いの!だから、俺たちは、むしろ進んで、いい加減に、わあああって言いたいんですよ。この世界で、笑いたいんですよ。
  • 2025年10月31日
    ビニール傘
    生活の中の普通の光景と関西弁の会話。 その組み合わせから滲み出る寂しさとか喪失とか、儚さみたいなもの…が、自分のテンションに合うなあと思った。
  • 2025年10月31日
    三たびの海峡
    三たびの海峡
    「天が崩れ落ちても抜け出す穴があり、虎に追われても生きのびる道がある」 主人公が父親から聞かされた人生訓。 ラストが衝撃だった…
  • 2025年10月22日
    美しいをさがす旅にでよう
    「美しい」とは? という単元を作りたくて借りてきた。 美の基準はあるのか…? 多様な美は必要だけど、その中に普遍性はないのか?と思ってしまう。 永遠の問いですねー。
  • 2025年10月22日
    ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    ・人生100年時代、ポストコロナはダブルメジャーで。 ・「科学に則って生きるべし」という科学者の主張は科学の命題ではありません。…だから親でも先生でも上司でも世間でも科学でも、あなたに「~を為すべし」と命じようとする者には気をつけてください。それがあなたを支配しようとする偽りの神だからです。他人だけではありません。あなた自身の欲望もまたあなたを支配する神となります。 ・江戸時代の禅僧・良寛は大きな災害に遭った友人に「災難に遭う時節は遭うがよろしき候、死ぬ時節には死ぬがよろしく候。これはこれ災難をのがれる妙法にて候」と書き送っています。このあたりの破壊力が仏教の本領なのです。この身も蓋もない事実と向き合うのが仏教の教えです。
  • 2025年10月22日
    記憶する体
    記憶する体
    ・結果として起こるのは、障害がある人が、障害がある人を演じされられてしまう、という状態です。…  確かに見える人は親切だし、介助を受けているのは楽です。けれどもひとつひとつの介助は、必ずしも玲奈さんのニーズにあっているわけではありません。むしろその人のやりたい介助に自分を合わせるような「受け身のうまさ」が求められることになる。そうこうしているうちに、玲奈さんは、自分が誰だか分からなくなる、アイデンティティの危機に直面します。 ・器用さというと、「効率よく成し遂げる能力」だと思われがちです。けれどもそれが必ずしも、「一般的な正解に向かって効率よく進むこと」を意味するとは限らない。「ふつうの人になるだけ近づこうというのが義足のコンセプトだと思うんですが、アートに限ってはそれをやる必要はない」と大前さんは言います。  体がオートマで動かせないなら、目指すべき目的も盲目的(オートマチック)に信じるわけにはいかない。マニュアル化の増大が、工夫や批評性の余地を作り出します。大前さんはインタビューをこうしめくくりました。「ぼくらは考えざるをえない人なわけですから。めんどくさいんだけど鍛えられている感じですね」。 ・しばしば目にするのは、健常者である技術者が、自分の持っている情報や能力を、障害を持っている人にも体験させようとする姿勢です。もちろんそれは技術者の善意にもとづく発想なのですが、健常者が持っている情報や能力が唯一絶対の正解であるとは限りません。 ・「ぼくは普通に生きることを途中で諦めたというか。『普通に生きるのを諦めて命をとる』のと『普通に生きようとして命を諦める』のどっちなのかというときにぼくは命をとったんです」 ・「これは自分ではない」と否認する関係から、自分の体に起こることを「他人事のように面白がる」関係へ。 ・「敏感すぎるからうまくいかないこともあるんだ、反対のものっていうのを作ることによって、うまくいくんじゃないかなと考え始めた」
  • 2025年10月19日
    月とコーヒー
    月とコーヒー
    設定と結末のシュールさが吉田さんって感じだった。波長が合う時とそうじゃない時があって、合う時はめちゃくちゃ浸っちゃう、吉田さん(今回はそうでもなかった、歳とったからかも)。 小川洋子さんの世界をちょっとキレイにした感じとでもいうか…。 昔、つむじ風食堂はめちゃくちゃ波長が合った。 そして、つむじ風食堂っぽい食堂があったんだけど、移転してしまった…。
  • 2025年10月16日
    武田百合子対談集
    武田が脳血栓になってから、めまいがときどきしていたでしょう。めまいがするとすごいのよ。自動車から降りるとね、たったった右の方へ斜めに歩いて行って、にこにこ笑ったまま、ふっと仰向けにに倒れる。そういうときに騒がれるの嫌いな人だから、私がそうっと抱きかかえていると、しょっちゅうじゃないけれど、時々「死ぬ練習」ってねー死ぬリハーサルと言うことねー「死ぬ練習」と言うのよ。ずっと5年の間、脳血栓でそんなことがときどきありました。あたしは武田はやさしい人だなって、今になって思ってる。のろけですね、これ。武田は、自分が一気に死んでしまったらあたしがびっくりするから、始終死ぬ練習をして驚かさないようにしてくれてたんだなと思って。 あの対談では、深沢さんはものすごいサービスだったわよ。あの人は、とても義理・人情に固い人なのね。あれは武田が死んで15日目ぐらいに対談したのね。(中略)やっぱり亭主死にたての未亡人だから、そういう喰われ方をしてたかもしれないしれないけど。だけど、対談が延々と続いて終った時、「アア、女言葉でオレ、今日しゃべっちゃったよ」って言ってたもの、深沢さん。(笑)それ聞いた時、あたし、「まいった」と思ったわね。ヤクザみたいな義理固さがあるのね。 大江健三郎が『犬が星見た』を朝日新聞の文芸時評で取り上げて書いているんですね。それが単行本の帯文にも使われているんだけど。 「生涯最後の旅だと予感されている」いわば暗部を、百合子さんが「天真爛漫といっていい眼」で書いているのに、心底だと思うけど、驚いて「それこそは本来の、女性的な力であることを教えてもくれる」と言うのね。この最後、ここがやっぱり大江健三郎、岩波、朝日好みのね(笑)。(中略) 要するに、美恵子だったらさ、「それが百合子さんの最大の魅力である」とか、「百合子さんの圧倒的な誰にも比べられない魅力である」っていうふうに、“百合子さんの繊細な文章の魅力”として書くと思うのね。 ところが大江健三郎は「女性的な力であることを教えてもくれる」って書く。作家としての器の違いだね(笑)。
  • 2025年10月9日
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