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@nokonoko
  • 2025年7月10日
    目の見えない人は世界をどう見ているのか
    揺れのような偶発事を、私たちはネガティブなことととらえがちですが、うまく「乗っている人」は、これを殺すのではなく生かしていくわけです。「乗る」は「ノる」に通じています。…だからこそ、見えない人は状況を対話的にやりくりする術に長けているのかもしれません。意志をかたくなに通そうとするのではなく、自分ではないものをうまく「乗りこなす」こと。こうしたスキルが、見えない人の運動神経には組み込まれているのかもしれません。
  • 2025年7月6日
    オールアラウンドユー
    風にだけ読める宛名が花びらに書かれてあってあなたへ届く 天国の迷子センターから響きわたる少年たちの戒名 躊躇わずきみの頭を撃ち抜けるやさしいぼくでありますように
  • 2025年7月3日
  • 2025年7月3日
    言葉の風景、哲学のレンズ
    確かに私は自分が…受けた不利益についても、あちこちで説明をしようとしている。とはいえ、それで知識が増えるひとがいればそれに越したことはないが、それが主目的であるわけではないようにも感じている。私に限らず、マイノリティの立場に身を置くさまざまなひとたちがそうした説明を心がけるのは、知識そのものの伝達をら望んでいるというよりは、その会話を通じで相手が私たちへの向き合い方や普段の行動の仕方を変えてくれることを望んでいるからではないのだろうか? たとえ知識や情報は大して増えず、「よくわからない」と感じていたとしても、それでも目の前の会話の相手と今後もスムーズに一緒に過ごせるように、言動を修正してくれるひとはいる。それで十分だし、それこそが必要なのではないか、と私は思う。別に知識の獲得という意味では理解なんてしてくれなくていいし、そして安易に理解できるなどとも思ってほしくない。ただ私とあなたで今後とも一緒にやっていけるようにしてほしいだけなのだ、と。
  • 2025年7月3日
    寡黙なる巨人
    寡黙なる巨人
    現代は不安と不確実性に満ちた時代である。そらを乗り切り、変わらぬものにいたる指針は、どこに求めたらいいのだろうか。 真に変わらぬものの一つに「美」がある。でもこんな不確実な時代に、美とは何かという問いに、真正面から取り組む手がかりなどあるのだろうか。小林秀雄をいま読む意味は、真に変わらぬもの、常なるものを手元に取り戻すヒントが含まれているからである。 小林の芸術を見る態度はいつも変わらない。彼は、美しいものを観たり、聴いたり、読んだりする際には、まず謙虚に対象の中に入り込む努力をしなければならぬ、解釈とか意味とかは不要であることを強調した。当たり前のことに見えるが、それは難しいことだ。 『美を求める心』では、そのやり方を分かりやすく説いている。まず美しいという実体験を言葉に置き換えて解釈しようとする愚を否定し、知識や学問とは違って、正直な感受性を見失ってはならないと警告する。それは芸術だけでなはなく、ものの美しさ姿、人間の優しさ、美しい心を感じ取る人間性にも共通する態度である。
  • 2025年6月29日
    君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた
    他の者は祈る。「あの人間を厄介払いできますように」と。ところが君は「厄介払いする必要を感じないことができますように」と祈るのだ。もう一人の人間は祈る。「どうか私の子供を失うことのないように」と。ところが君は「失うことを恐れずにいることができますように」と祈るのだ。 死者をもっともよく葬る道は、死者の力を借りながらどこまでも幸せになることである。
  • 2025年6月27日
    子どもに学ぶ言葉の認知科学
    子供の言語習得を観察しながら、言い間違いや勘違いなどを科学する… 日々のやりとりも観察対象だ…。 言葉って、認知と結びつくからつくづくおもしろい。
  • 2025年6月26日
    犬が星見た
    犬が星見た
    窓硝子に額をぴったりつけて、さえぎる雲一つない大快晴の天空から天山山脈を見つづける。まばたき一つしても惜しい。息を大きくしてもソン。 「もう、度のヤマ場は終りましたな」誰かが言っているのを聞いたら、急に大きな忘れもののあるのに気がついたのだった。 大きな忘れもの__東京に置いてきた「時間」。旅をしている間は死んでいるみたいだ。死んだふりをしているみたいだ。
  • 2025年6月26日
    生きていくうえで、かけがえのないこと
    世には無数の悲しみがあって、すべて違う。だが私たちはときに、個々の、まったく姿の異なる悲しみの交わりを通じて分かりあうことがある。 他者の悲しみを完全に理解することはできない。それは本人にすらできない。しかし人は、それぞれの悲しみによって響き合うことができる。自分と異なる悲しみとの出会いのなかに、未知なる人生の調べを聞くことができる。(「悲しむ」) 永遠に人の心を満たすもの、それをイエスは「言葉」だという。(「食べる」)
  • 2025年6月24日
    かんたん手作りグラノーラとミューズリー
    借りてきたけど買おうかなー。 豆乳や自家製甘酒・ヨーグルト・ジャム、あんこ、フルーツ…どんどん入れられる。 ドライフルーツやナッツも入れやすい。 パンより朝ごはん食べやすい。 いろんなバリエーションあって楽しい。
  • 2025年6月20日
    翻訳できない世界のことば
    翻訳できない世界のことば
    (この本で紹介した言葉から)すてきな会話のきっかけ以上のなにかを…感じ取ったとしたら、それはあなたが「人間」であることの証明です。なぜなら、本質的にすべての人が「言語」から同じものを感じとるのです。 わたしたちは、それぞれ異なる個人的な経験を自分らしく表現したいし、自分をほかの人と区別したいと思っています。でも、それと同時に、わたしたちはみんな、同じ「素材」でできています。…言葉は、わたしたちが相手を正確に理解するのを助けてくれるし、文化のちがいから絶えまなく生じる疑問を解決し、境界をこえさせてくれるのです。 →この人の人間観と言葉へのゆるぎない信頼にグッときた。
  • 2025年6月15日
    おくれ毛で風を切れ
    仕事を終えて、キャベツがあるから夜は焼きそばにしてしまえと、肉と麺を買いになじみのスーパーに行くと、これまで200円と100円の2種類を扱っていたところに、150円の麺が現れ3種類になっていて、あっと声が出る。 200円と100円のうち、これまで私は200円の方をいつも選んでいた。料理が苦手で100円の焼きそばを上手く調理する自信がないから、麺の良さに料理のできなさをなんとかしてもらおうという考えだ。 そこへ現れた150円。しばらく迷って不安に負けて200円のにしてしまった。どうなんだろうな、150円。きびしい選択だ。細かく刻んだ値段設定で3種類の焼きそばの麺を展開してくるとは、店の側も迫ったことをしてくる。
  • 2025年6月12日
    文学国語入門
    文学国語入門
  • 2025年6月12日
    現代アートがよくわからないので楽しみ方を教えてください
    まあそうやんねーって感じのことが書いてあったけど、カテゴライズというか、アートの「型」を分類してくれたことは、感想を言語化するには助かるかもしれない。 それがいいことなのかどうかはおいといて。 (そんなこと言うならこのタイトルの本を読むなって言われそうだけども)
  • 2025年6月9日
    バレンボイム/サイード 音楽と社会 新装版
    バレンボイム/サイード 音楽と社会 新装版
  • 2025年6月9日
    腸は考える
    腸は考える
  • 2025年6月8日
    ちょっと踊ったりすぐにかけだす
    2人の子どもとの生活の日記。 この人の自意識と、お子さんたちはお子さんたちの観察眼、言語化する力があって、もしかしたらお母さんの通訳があってのことかもしれないけど、とにかく笑ったりじんとしたりして読む。 今日はたくさん読んで目が疲れた。
  • 2025年6月8日
  • 2025年6月8日
    富士日記 下巻 改版
    「……うふふ。死ぬ練習。すぐなおる」と、ふざけたように呟いた。めまいはすぐなおった。 言いつのって、武田を震え上がるほど怒らせたり、暗い気分にさせたことがある。いいようのない眼付きに、私がおし黙ってしまったことがある。年々体のよわってゆく人のそばで、沢山しゃべり、大きな声で笑い、庭を駈け上がり駈け下り、気分の照り降りをそのままに暮らしていた丈夫な私は、何て粗野で鈍感な女だったろう。 また来年ね、といって車を見送る。来年、変わらずに元気でここに来ているだろうか。そのことは思わないで、毎日毎日暮すのだ。富士山の灯、頂上まで続いて見える。 ときどき、不安が一杯の、手探りだけの、ざるで水を汲み続けているような私。
  • 2025年6月6日
    夜をあるく
    夜をあるく
    なつの 夜の くうきは アヤメと スイカズラの におい。 道には ひるまの あたたかさが のこっている。 あたまの上では さわさわと 木の葉が みまもっている。 ゆっくり ゆっくり、あるけ あるけ。
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