

noko
@nokonoko
- 2026年7月29日
「意地悪」化する日本内田樹,福島みずほ借りてきた読み終わった心に残る一節「国民主権」なら、国民が憲法の制定主体であり、統治の主体であるはずなのに、それを明言したくないので、主語を消してしまった。現行憲法の前文の主語ははっきり「日本国民は」です。「日本国民は、…ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」とある。国民主権という「思想」があるということではなくて、憲法の制定の主語が国民であるという「事実」のことなんです。でも、自民党の改憲草案は「国民は」という主語を廃して、「日本国は…統治されるれという受動態に変えている。そして、誰が日本国を統治するのかはあきらかにされていない。困ったら受動態というのは伝統的な悪知恵なんです。 過剰で大げさなこけおどしの言葉ではなく、誠実な言葉を使わなければいけないんですよね(福島153) これは大瀧詠一さんの名言なのですが、「真に新しいものはつねに思いもかけないところから登場する」。音楽でもそうです。真に新しいものは、「ここから来たか!」というような意外なところから現れる。(182) - 2026年7月27日
地域医療と暮らしのゆくえ高山義浩借りてきた読み終わった心に残る一節「真理は2つの中心を持った楕円である」とは、内村鑑三が残した優れた言葉です。どうしても私たちは、中心が1つの真円として構造認知しようとする癖があります。でも、ほんとは、真理というのは、2つの(ときにいくつもの)中心を持っているものです。真円だと考えると不条理なことも、楕円だと思えば納得がゆくのですね。そのどちらもが大切な中心だからです。都合の良いどちらかとだけ向かい合っていても、患者さんは決して救われないでしょう。いのちに関わる仕事をしていると、そんなふうに感じることがあります。(158p) - 2026年7月26日
能登語りから始めよう篠田隆行,「金沢大学マイスタープログラム2024」プロジェクト気になる読みたい - 2026年7月25日
おうちさよなら日記杉山由香借りてきた読み終わった心に残る一節思えば父と「何かやろう」と言って機会をつくっているつもりで、父がやりたいことや興味があることをきいてあげることができていなかった。一緒にやろうと言ったコンペや図面。すっかり忘れて提出しなかったこともあったが、父のパソコンを後から見たら、案を一人で完成させていたな。ごめん。本当にごめん。いつもそんな感じだったね。もう無理に何かさせようなんてしないよ。 建築は人をつなぐお祭りになるんだよ。 この本は母の病気、横山の家との別れからはじまり、別れや悲しみを見つめるのを次第にやめていき、希望がもてるまで回復していく軌跡だった。 - 2026年7月23日
コミュニケーション力を引き出す 演劇ワークショップのすすめ平田オリザ,蓮行心に残る一節ほんとうのコミュニケーション力とは、その場の空気を読む力などではなく、お互いの差異を擦り合わせる能力のことだ。 国際社会で生きていくには、その三十分の(対話する)体力が必要になります。 - 2026年7月17日
街場の共同体論内田樹借りてきた読み終わった「貧しくても涼しく生きる」知恵を、現代人は奪われてしまいました。「身の程」を知るというのは、貧しければ貧しいなりに、その中で生活の質を高めるような工夫をするということです。 でも、格差社会ではそのような生き方は許されません。(中略)あらゆる人間は、「最上位」をめざしてたがいの足を引っ張りあい、下から来るものを蹴落として戦わなければならない。立ち止まることも休息することもできない。一度立ち止まったらもう救いはない。みんながそう言い募っている。 「身の程を知る」というのは、手持ちの資源で何ができるかをやりくりすることです。でも、現代人はもうそんな知恵を失ってしまいました。「何かが欠けているために、したいことができない」と不満顔をすることが、現代人のデフォルトになった。キャベツともやしがあるから野菜炒めが「作れる」というふうに考えるのが「身の程を知る人」であり、キャベツともやしはあるが豚肉がないから肉野菜炒めが「作れない」と渋面を作るのが「身の程を知らない人」です。 - 2026年7月9日
彼女の家出平松洋子借りてきた読み終わった以来、思うようになった。風呂の湯がなければ、ないなりに。鍋から直接食べるなりゆきになれば、それなりに。 目前の状況わ、受け容れること、なりゆきに身を添わせることは、けっして弱気な態度ではない。生活していると、いやがおうでも受け容れなければものごとが進んでいかないときがある。そんなときは、自分の流儀を盾にして拒んだり否定したりするより、むしろ自分を変えて状況に合わせるほうが手っ取り早いし、よけいな軋轢がすくない。ただし、かたくなに拒むより、あらたに受け容れるほうがじつはタフな精神を必要とするのだけれど。(お湯のないお風呂) 澤住 わたしはやっぱり八十年代、それこそデザイナーズブランドが大好きだったので、やっぱり川久保玲さんを尊敬していて、あのやり方はすごいな、と。あんなに個性が強い服を「よかったら買ってね」、つまり消費者と対等な位置にいる。「みんな着てね」ではなく、「嫌いな人は着なくていいのよ」。対等なものづくりを主張しながらビジネスを成立させているところがすごい。(ほんとうにすきなものって?) - 2026年7月7日
カナシイホトケ奥山淳志気になる - 2026年7月7日
わたしの身体はままならない伊藤亜紗,熊谷晋一郎,野澤和弘借りてきた読み終わった心に残る一節性の同一性というよりは、自分の同一性が問題だった。(20p) 「何をやってもいい」と与えられる自由を、消極的自由--束縛されない自由と言うのだとすれば、それに対して積極的自由は、何か自分がやりたいと思うことを見出すプロセスがサポートされるような自由です。価値を形成したり、こういうふうに生きたい、ああいうふうに生きるべきだ、という個人的なポリシーを練り上げていくような、選択をする根拠を獲得していく自由だと整理できます。(39p) 「ダイバーシティ」というスローガンのもとに新しいマーケティングのあり方を提案しているのを見ると目を覆いたくなる。ダイバーシティは社会の前提であって、LGBTは、ひとりひとりがそれぞれ生存している自由な人間である。(71p) 同調圧力に負けずにテレワークを続けられたのは、20代の頃に抱いた気概というか意地のようなものが自分のなかに残っていたからだと思う。 束縛されることがなく何でもできることが自由なのではない。自分の力ではどうにもならない運命に束縛され、大事なものを守るためにいろんなものを捨てた。そこに残されていた、不確かではあるが小さな可能性。それを自らの意思でつかみにいく。そんなふうにしなければ自由というものは手に入らないのだと思う。(79p野澤和弘) - 2026年7月3日
逝かない身体川口有美子借りてきた読み終わったまたいつか圧倒的な内容で、抜き書きの言葉が思いつかない。 「患者はいつも今が最悪だから、明日より今日が1番幸せ。」 って、すごい考え方… 「楽観主義が介護者を楽にするって経験的に知っている。」「家族が患者を支えてるだけじゃなくて、患者も家族を支えている、見守っている」 「言葉ではなく感じること、実感すること」 「濡れた綿のように重い身体を、どうやりすごすか」 - 2026年6月30日
- 2026年6月30日
「街小説」読みくらべ都甲幸治借りてきた読み終わった心に残る一節早稲田の村上ミュージアムにあった本で、ずっと読みたかった。書評というか、でも筆者の生い立ちとかもたくさん書かれていてエッセイっていう感じ。「本郷」とか「金沢」とか「ニューヨーク」とか「早稲田」「国立」とか、都市にまつわる作品が三冊ずつ紹介されて、どれも読みたくなる。 1番励まされたのはこのフレーズ。↓↓ 清志郎は言う。ミュージシャンになりたい、なんてことが最初に来てはならない。あくまでこういう音楽がしたい、というのが最初。でそこからが勝負になる。好きなことを貫く以上、どんな努力も努力じゃない。遊んでいるだけ。だから何も犠牲になんかしていない。 売れなければ世間はお前が悪いと言うだろう。けれどもそんなときに反省してはだめだ。わかってくれない世間が悪いと自分に言い聞かせながら、あくまで自分を貫くこと。そして決して止めないこと。止めたら、自分がつまんないと思ってきた音楽を受け入れることになるぞ。「そこでやめるとなるとさ、そのつまんない音楽を認めなきゃいけないっつうことになっちゃうからね」(忌野清志郎『ロックで独立する方法』新潮文庫31ページ) 忌野清志郎の「ぼくの自転車のうしろにのりなよ」触発されて「たまらん坂」(黒井千次)が生まれたと言う話につながる。 - 2026年6月26日
村上春樹と私―日本の文学と文化に心を奪われた理由ジェイ・ルービン借りてきた読み終わったどうやって村上春樹と出会い、どうやって訳してきたか だけでなく! 漱石、芥川などを英語圏に紹介してきた訳者がどんなことを考えているのかが知れて、嬉しかった! 文学バンザイ。 誤訳を指摘してきた前田教授とのやりとりも心温まるし、アメリカにおける日系人収容所の「恥部」を小説にしたときのこだわりにもリスペクトせずにいられない。 たまたま借りたけど、いい本でした。 夏休みは漱石と芥川読む! - 2026年6月26日
遠くまで歩く柴崎友香読みたい - 2026年6月26日
自閉スペクトラム症の私は、いかにこの世界を生きているか斎藤真理子,松本俊彦,柴崎友香,横道誠,石原真衣,頭木弘樹,高野秀行読みたい - 2026年6月26日
- 2026年6月24日
わすれていいから大森裕子読みたい - 2026年6月23日
唯が行く!横道誠気になる - 2026年6月23日
中井久夫集6--いじめの政治学 1996-1998中井久夫,最相葉月読みたい - 2026年6月23日
ケアする対話小川公代,斎藤環,村上靖彦,横道誠,頭木弘樹借りてきた読み終わった心に残る一節ケアというものは体系化されるべきではない、むしろ原理的に体系になじまないと思っています。…治療というのはいわゆる正義の倫理に基づいていて、ケアの場合はまさにケアの倫理。これらは真逆の倫理性と言えるかもしれません。(116〜117) 抑圧ということについて、中井(久夫)にはまさにケアの発想が根底にあるせいか、何が人を抑圧するかということに関して、非常に敏感な感性を持っていました。特に、権利とか自由とかではなく、尊厳を侵すことに対する場合です。できるだけ相手の尊厳を大事にするように言葉を工夫することを大事にしていました。(153) 科学的な話だったら、1人の患者ではなく大勢を対象にしないと意味がない。でも文学なら、一人の人物の非常に個別的で具体的な物語を描くことで逆に普遍性が出るわけです。それが文学の不思議の一つであって、熊谷さんの障害は僕自身には関係ないけれど、呼んで共感するし、通じるところがたくさんある。(185) 両者の必要性が示すように、統計に基づいて出てくる普遍性がある一方で、文学的普遍性も当然あるわけです。そもそも徹底して個別的なものは徹底しめ普遍的であるという発想は哲学や文学の専有物ではない。(187) 「旅行の話をしてくれ」と言われたスナフキンが「旅の話なんかベラベラしちゃったら、しゃべったことだけしか残らなくなって、あとはバラバラになって消えてしまう」と言って怒るんです。(195) 言葉にならないものを言葉にすることを、文学はすごく頑張っている分野だとあらためて思いました。
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