ユービック:スクリーンプレイ

ユービック:スクリーンプレイ
ユービック:スクリーンプレイ
フィリップ・K.ディック
Philip K.Dick
浅倉久志
早川書房
2003年4月1日
1件の記録
  • 〝一九七四年八月下旬に、フィリップ・K・ディックは、ジャン=リュック・ゴダールとも仕事をしたことのあるフランスの映画監督ジャン=ピエール・ゴランからの手紙を受けとった。『ユービック』を映画化したいというのである。ゴランは「あなたの作品の熱心なファンのひとり」と自己紹介し、「わたしがカリフォルニアまで旅してきたのは、じかにお会いして、このプロジェクトの件をご相談したかったからです」と書いていた。ディックの興奮ぶりは想像にかたくない。それから二、三週間後に、ディックとゴランはフラートンにあるディックのアパートメントで会い、ゴランはディックに彼の原作小説にもとづいたシナリオの執筆を依頼した。〟  原作とシナリオ版のあいだで物語に大きなちがいはないが、エンディングだけが異なっている。
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