二十三の戦争短編集 (文春文庫)

二十三の戦争短編集 (文春文庫)
二十三の戦争短編集 (文春文庫)
古山高麗雄
文藝春秋
2004年3月12日
1件の記録
  • いんとん
    いんとん
    @Going-kyo
    2025年5月24日
    本が厚くて見開きの真ん中が読みづらいす。という物理的不満はさておき。 銃弾の下を掻い潜って銃剣で突撃...的な戦争シーンは無いけれど、南方への派兵を含む戦争体験をもとにした私小説と随筆集。随筆は同じ話が繰り返されるのでちょっとダレる。 反射のように戦争ダメ絶対だとか、先の大戦で我が国に全然非は無いとか、そういった第三者的な単純な割り切りで片付く問題ではない。と淡々と語られている気がする。 戦地で戦争を経験した人と、そうでない人には決定的に違いが生まれるだろうなと思う。 祖父母は従軍経験者だが、こちらが話を聞きたいと思えるくらいに成熟する頃には鬼籍に入ってしまっていた。惜しいことをした。そういう意味では、こういった作品が残されているのは貴重だ。
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