
いんとん
@Going-kyo
スマホ入力苦手 パソコンで使いたい
- 2025年10月8日優しい死神の飼い方知念実希人読み終わったご都合主義的な部分はあるが、よくまとまっている小説。ドラマや映画に向いているんじゃないか。もうなっているのかもしれないが。 こういう感じの、ちょっとズレてる人外が人と触れ合って、という小説では、無性別のはずの人外なのに感覚が男性寄りなのが謎。
- 2025年9月30日李陵・山月記中島敦読み終わったまた読んだ知り合いの若えもんに教えるために、山月記を再読。 音読したくなるリズムの文体がたまらない。それに加えて、昔習った時よりも李徴の人間臭さが身に染みる。名作だ。 若えもんにも良さが伝わったみたいで、嬉しい。(学校の先生のおかげですが) 李陵も良い。山月記より長くてちょいとしんどいですが。
- 2025年9月27日くらのかみ小野不由美読み終わった作者とタイトルから、ホラーかなと思ったら違った。子どもたちが主役の、ひと夏のミステリー。 登場人物が多いけれど、素晴らしい工夫によって、人名覚えられない問題が処理されている。それだけでも、私には良書。 児童向けなキレイなおはなしではないが、読後感は爽やか。自分もいい夏休みを過ごした気分だ。
- 2025年9月19日
- 2025年9月19日
- 2025年9月16日
- 2025年9月15日清兵衛と瓢箪/網走まで改版志賀直哉読み終わった瓢箪が好きなので、清兵衛と瓢箪を再読。ついでに、収録作品も読む。 私には文学的素養が無いので、そういう向きの良さは分からない。内向的な文章が延々続き、鬱陶しくなってしまった。どの主人公の心理にもイラっとする。 まあ、お腹いっぱいかな...。 瓢箪は良いお話でした。清兵衛くんが瓢箪を卒業してしまうのが寂しいけど。
- 2025年9月4日マスクは踊る東海林さだお読み終わった東海林さだおさんのエッセイはイイですね。それよ、それ、という話もあるし、そっかなー?というのもあるが、どれも脱力して読める。 顔は恥ずかしい、隠すべき部位なんだよね。踵を人に見られたって恥ずかしか無いが、顔をジロジロ見られたら嫌やん。マスクして歩こう、堂々と。 人柄の良いボトル選手も好き。
- 2025年9月1日ねこのおうち柳美里読み終わった装丁が良かったので読んでみた。ジャケ買いならぬジャケ読み。 ある1匹のねことその仔ねこを中心として、それぞれに関わる人間の人生の一コマがあっさりと描かれる。 小中学生の課題図書になりそうな平易な文体と分かりやすい文章でサクッと読める。人によっては感動もするかも。個人的には動物使ったご都合的なお涙頂戴シーンが好きでないので、まあそんなもんか、だったが。 ねこ嫌いとして登場する人物の行動は犯罪だが、こういう確執はどこにでもあるだろうな。
- 2025年8月28日月収5万エジプト在住 まあ死なんやろ日記 (コミックエッセイ)オカリナ講師のジャスティン読み終わったへえー、おもしろーい。とは思うが、私はエジプトでは暮らせないなあと思う内容だった。タイトルと違って、とりあえず死ぬ気がする。 良い悪いの裁定をせず受け入れられる人は、どんな国のどんな文化でもすぐに馴染めるんだろう。ある種の才能かも。 あと、どこ行っても友達がいる。この資質は必要不可欠ですね。 私には絶望的。
- 2025年8月26日戦争童話集野坂昭如読み終わった『火垂るの墓』の作者による終戦前後を舞台にした短編童話集。 悲劇しかない。のは当然だが、童話なので童話らしいファンタジー要素も多分に含まれる。それがちょっと鼻についた。本来ならそれも含めてじーんと沁み入るところかもしれないが。 私は童話が好きじゃないんだろうな。戦時ものなら大岡昇平とかの方が良いかなあ。
- 2025年8月21日読み終わった死刑制度について考えるための入門書。多角的に書かれていて、分かりやすく参考になる。どちらかといえば反対派寄りな書きぶりだが、賛成派でも勉強になる内容だろう。 アメリカではものすごく議論されていて、制度も充実していて、そういう点は流石だなと思う。 あとがきで、こういう賛否両論ある問題について発言すると公私共に厄介なことになるから出版を悩んだという事が書かれていたが、死刑の有無以上に嫌な世の有り様である。 法学部の知り合いが、死刑賛成派の教授の授業で、費用的な面から廃止は難しいと聞いたらしいが、金に関する話は出てこなかった。まあ、無期で養う予算が無いからぶっ殺します、というのも乱暴な理屈かもしれないが。
- 2025年8月17日
- 2025年8月10日アイネクライネナハトムジーク伊坂幸太郎読み終わったあとがきにあるように、作者には珍しくバイオレンスな展開が無い。けれども、短編のピースが後からぱちぱち嵌まっていくのは快い。 ただ、固有名詞付きの登場人物が多い。名前を覚えるのが苦手なので、思い出して追っかけるためには前のページで探さねばならず、読むペースがちと乱れました。私の頭のポンコツさを何とかしたい...
- 2025年8月1日人質の朗読会小川洋子(小説家)読み終わったごく普通の人の日常にほんの少し非日常を混ぜた景色が淡々と語られる、小川洋子さんの世界が素敵。短編ひとつずつを単品でも当然良いのだが、その全てが書かれることになった舞台設定が上手いスパイス。 でも、ハキリアリの話を読んでいる間ずっと、ピタゴラスイッチのハキリアリの歌が頭の中で鳴りっぱなしだった...雰囲気ぶち壊し、ハハハ。
- 2025年7月30日ことわざ事典 1吉田ゆたかまた読んだ出先の書棚にあったので再読。子どもの頃読んだなー。 ことわざ自体はこれのおかげか、全部身についているが、マンガの内容はまちまちにしか覚えてない。何でこれが記憶に残ってんのかなー、と思うと面白い。 今見ると、主人公の家庭がめちゃくちゃ昭和中期スタイル。作者さんが割と早逝されていることに初めて気づいた。はあー
- 2025年7月30日想像ラジオいとうせいこう読み終わった震災から時間をおかずに読んだらまた感想が違ったかもしれない。もちろん、本作の根底には災害に限らない死生観があるとは思うが。 サクッと読めるが、振り返って考えると深いものを感じる。ただ、私の人生には大切な人間がいないからピンと来なかった部分はある。
- 2025年7月23日物語のある中世ヨーロッパ解剖図鑑かみゆ歴史編集部,河原温読み終わった中世というのが5世紀から15世紀頃を指すという事自体知らなかった。長いなあ。 その幅広い時代の宗教や建築、生活諸々について豊富なイラストで説明されている。眺めているだけでも面白い。 信仰の影響力が凄まじい。でも、安定の腐敗っぷり。神を信じるのはともかく、歴史上いろんな宗派や団体が生まれては毎度毎度富と権力の亡者に成り果てる教会を信じるのはなぜ?と不思議。
- 2025年7月17日
- 2025年7月14日争いばかりの人間たちへ山極壽一読み終わったゴリラの生態や社会の様相を通じて、人間社会のあれこれを考えている。 あちこちに寄稿された物が一冊になっているので、話の重複があり、話題ごとの文の難易の差が大きい。が、基本的には読みやすい。 ゴリラについて知識を得るだけなら同著者の他の専門書の方が詳しいだろう。本書では、ヒトやそのご先祖との比較考察が多くて面白かった。 ゴリラのオスの子育て、良いね。涼しくなったらゴリラ見に動物園行こうかなー
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