決闘写真論

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- リト@leato2025年5月15日読み終わった借りてきた「おそらく、家はそこに住む一人一人の心の投影を受けて、初めて家として成立する。またそのようにして成立した家のイメージが、そこに生きる一人一人を見えない光線で照らし出し、その行動に不可視の規範をあたえ続ける。 おそらく、家とはそのようなものだ。そして家は、つねに過去形において語られるものでもある。家は、そこを場として生きた一人一人の生の記憶とわかちがたく結びついて、初めて家というなにか超越的な意味を持ち始めるのだ。そして、現在形においては、家はその有用性のかげにかくれてそのしんのすがたをけっして現さない。」