ノーベル賞文学全集〈23〉シュリィ・プリュドム.フレデリック・ミストラル.ジョズエ・カルドゥ (1971年) 詩集(抄) 心の日記抄 ミレイユ 四十唱 カロリーネナ

ノーベル賞文学全集〈23〉シュリィ・プリュドム.フレデリック・ミストラル.ジョズエ・カルドゥ (1971年) 詩集(抄) 心の日記抄 ミレイユ 四十唱 カロリーネナ
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- RIYO BOOKS@riyo_books2025年5月17日読み終わったああ!眼はまなざしを失ったのか いやいや、そんなはずはない。 眼はどこかへ動いて廻ったのだ 見えない世界という方へ そして傾く星の群れは 私たちから去る、が空には住んでいるように ひとみには沈む陽が見えても それが死ぬとは真実でない 青くあるいは黒くみな愛されて美しく どこかの広大な暁に向かって開いていて 墓場のずっと向こう側で 人が閉じた眼はまだ見ているのだ。 シュリィ・プリュドム「眼」『雑詩集』