ねずみのラットのやっかいなしっぽ

ねずみのラットのやっかいなしっぽ
ねずみのラットのやっかいなしっぽ
アリソン・アトリ
マーガレット・テンペスト
童話館出版
2003年6月1日
1件の記録
  • acco
    acco
    @aco_spc032
    2025年5月22日
    図書館で読んだ。 主人公のラットは、なんとも見事なロクデナシ。 悪さばっかり繰り返す鼻つまみ者だ。 ある時ついに捕まって、罰として大事なしっぽをぐるぐるに固結びされてしまった。 団子のように固まった尻尾のせいで、何をやってもうまくいかない。 このままじゃ生きていけない、だれかこの酷い尻尾を解いてくれ、と助けを求めてまわるラット。 でも、だれも尻尾を解くことができない。 それにはとても大切な理由があったのだった。 尻尾はネズミの命で、道標。 そこに物語の秘密が隠されている。 勧善懲悪や自業自得で終わらない、素敵なお話でした。
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