
acco
@aco_spc032
2025年5月22日

ねずみのラットのやっかいなしっぽ
アリソン・アトリ,
マーガレット・テンペスト
読み終わった
借りてきた
図書館で読んだ。
主人公のラットは、なんとも見事なロクデナシ。
悪さばっかり繰り返す鼻つまみ者だ。
ある時ついに捕まって、罰として大事なしっぽをぐるぐるに固結びされてしまった。
団子のように固まった尻尾のせいで、何をやってもうまくいかない。
このままじゃ生きていけない、だれかこの酷い尻尾を解いてくれ、と助けを求めてまわるラット。
でも、だれも尻尾を解くことができない。
それにはとても大切な理由があったのだった。
尻尾はネズミの命で、道標。
そこに物語の秘密が隠されている。
勧善懲悪や自業自得で終わらない、素敵なお話でした。